通信制高校

高卒認定の過去問は文部科学省が無料で公開。ただし最新回の問題はすぐには出ません

杉野 一樹

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高卒認定の勉強を始めるとき、最初に探すのが過去問です。

市販の問題集を買う前に、無料で手に入るものを確かめてください。

先に答えです。過去問は文部科学省のサイトで公開されています。ただし掲載には決まりがあります。

この記事で分かること
  • 過去問と解答は文部科学省のサイトで無料公開
  • 解答は試験の2日目から1週間後が目安
  • 問題の掲載は試験日の1年後以降が目安。許諾が得られた科目に限る
  • 難易度は、1科目以上の合格が90.5%、全科目が47.0%
  • 受験者の57.3%は16〜18歳
学校に行かなくなったあとの4つの段階。いま、学び直し、進路、その先。この記事は進路の段階
学校に行かなくなったあとの4つの段階。この記事は「進路」の話です。

難易度は、2つの数字で見る

文部科学省が公表している実施結果から、令和7年度第1回の数字です。

受験した人は8,493人でした。

1科目以上に合格した人は90.5%です。

全科目に合格した人は47.0%でした。

残りの43.5%は、一部の科目だけ合格した人です。合格した科目は次の回に持ち越せます。

つまり、1回で全部そろえる試験ではありません。積み上げる試験です。

日程と受験料は高卒認定試験にまとめました。

受験者の57.3%は16〜18歳

年齢別の内訳も公表されています。

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年齢 受験者 合格者
16〜18歳57.3%63.3%
19〜20歳14.2%14.3%
21〜25歳8.8%7.8%
26〜30歳4.8%4.1%
31〜40歳8.0%6.3%

合格した人の平均年齢は20.9歳です。

同じ回の最高年齢は76歳でした。上の年齢制限はありません。

都道府県による差は、40%から52%

受験地ごとの受験者と合格者も公表されています。受験者が200人を超える10都道府県の合格率です。

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受験地 合格率 受験地 合格率
神奈川県52.6%福岡県47.9%
愛知県51.0%大阪府46.1%
京都府49.1%埼玉県45.4%
千葉県48.6%北海道43.5%
東京都48.3%兵庫県40.0%

割合は、公表されている受験者と合格者から当サイトで計算しました。全国は47.0%です。

会場によって問題が変わるわけではありません。受験する人の層の違いが出ていると考えられます(当サイトの読み)。

過去問はどこにあるか

文部科学省のサイトに、回ごとのページがあります。科目別のPDFが並び、解答も掲載されています。

掲載の決まりは、ページに明記されています。

  • 解答:試験2日目の終了後、1週間後を目安に掲載
  • 問題:著作権処理の関係で、試験日より1年後以降を目安に順次掲載
  • 問題は、許諾が得られた科目に限ると書かれています

つまり、直近の回の問題はすぐには出ません。科目によっては掲載されないこともあります。

公開されているのは、2020年度から2026年度までの回です。

場所は高卒認定試験の解答・過去問題です。

市販の問題集との違い

無料で足りるかは、何を求めるかで変わります。

  • 文部科学省の過去問:本物の問題と解答。解説はありません
  • 市販の問題集:解説や、掲載されていない回の再現が載っていることがあります

まず公開されている1回分を解いて、解説が要るかを判断してください。

勉強の順番は、免除の確認から

科目数は人によって違います。高校で修得した単位があれば、試験科目の免除を受けられます。

受ける科目が決まってから、過去問に入ってください。免除の使い方は通信制高校と高卒認定にまとめました。

理科の選び方でも、必要な科目数が9科目と10科目に変わります。

出願の手順と必要書類は高卒認定の申し込みは郵送だけに書いています。

【公式】スタディサプリ高校・大学受験講座

中学と高校の範囲を、学年をさかのぼって見られる動画の講座です。高卒認定の勉強にも、学び直しにも使えます。

始める前に確かめる4つ

高卒認定の勉強を始める前に確かめる4つ。受けるのは何科目か(高校で取った単位で免除になる)、理科をどう選ぶか(9科目か10科目に変わる)、どの回の過去問があるか(直近の回は問題が出ていないことがある)、解説が要るか(公開分を1回解いてから決める)
始める前に確かめる4つ。科目が決まってから、過去問に入ります。
  1. 受ける科目は何科目か(免除を先に確かめる)
  2. どの回の過去問があるか(直近の回は問題が出ていないことがある)
  3. 解説が要るか(公開分を1回解いてから決める)
  4. 次の出願はいつか(願書は郵送のみ)

よくある質問

Q. 過去問は無料で手に入りますか。

A. 文部科学省のサイトで公開されています。解答も同じページにあります。

Q. 最新の試験問題はいつ出ますか。

A. 試験日の1年後以降が目安です。許諾が得られた科目に限ると書かれています。

Q. 難しい試験ですか。

A. 1科目以上に合格した人は9割を超えます。ただし全科目そろえた人は半分弱でした。

Q. 何歳まで受けられますか。

A. 上限はありません。同じ回の合格者の最高年齢は76歳でした。

まとめ

  • 過去問と解答は、文部科学省のサイトで無料公開されている
  • 解答は試験の1週間後、問題は1年後以降が目安。許諾が得られた科目に限る
  • 1科目以上の合格は90.5%、全科目は47.0%。積み上げる試験
  • 受験者の57.3%は16〜18歳。合格者の平均年齢は20.9歳
  • 過去問より先に、受ける科目(免除)を確かめる

出典

  • 文部科学省「高等学校卒業程度認定試験問題(高卒認定試験)解答・過去問題」(2026年9月17日閲覧)。解答は試験2日目終了後1週間後を目安に掲載、試験問題は著作権処理の関係で試験日より一年後以降を目安に順次掲載(許諾が得られた科目に限る)、令和2年度から令和8年度までの回の掲載
  • 文部科学省「令和7年度第1回高等学校卒業程度認定試験実施結果について」(令和7年9月24日)。受験者8,493人、高卒認定試験合格者3,992人(47.0%)、1以上の科目に合格した者7,684人(90.5%)、一部科目合格者3,692人(43.5%)、年齢別の受験者・合格者の内訳、合格者の平均年齢20.9歳・最高年齢76歳、受験地別の出願者・受験者・合格者。都道府県別の合格率は受験者と合格者から当サイトで計算
  • 文部科学省「令和8年度高等学校卒業程度認定試験実施要項」。試験の方法(多肢選択式のマークシート)、試験科目と合格に必要な科目数、願書の受付
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杉野 一樹(ペンネーム)
杉野 一樹(ペンネーム)
不登校・進路情報編集者
「みちほどき」運営者。 不登校や学校に行きづらくなった子どもと保護者に向けて、出席扱い、学習支援、フリースクール、通信制高校、高卒認定、進学・就職などの情報を発信しています。 専門家や当事者としてではなく、文部科学省や自治体、学校などが公開する情報を確認し、制度や選択肢をわかりやすく整理することを大切にしています。 「学校に戻る」だけではない、その子に合った次の道を考えるための情報サイトを目指しています。
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