通信制高校

高卒認定試験2026|日程は8月と11月、受験料は4,500〜8,500円。科目と、受験料のほかにかかる費用、合格率

杉野 一樹

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「高卒認定って、いつ受けるのか」「いくらかかるのか」。調べ始めると、まず日程と費用が知りたくなります。

先に答えです。試験は年2回です。受験料はいちばん多い科目数でも8,500円です。

ただし、合格しても学歴は高卒になりません。得られるのは大学入学資格です。

この記事で分かること
  • 2026年度の試験は8月6日・7日と、11月7日・8日
  • 願書の受付は4月6日からと、7月21日から。郵送のみ
  • 受験料は科目数で決まる。7科目以上で8,500円
  • 合格に必要なのは9〜10科目。2026年度から「情報」が加わった
  • 合格者の半分以上は、高校を中退した人
学校に行かなくなったあとの4つの段階。いま、学び直し、進路、その先。この記事は進路の段階
学校に行かなくなったあとの4つの段階。この記事は「進路」の話です。

先に答え:合格しても、学歴は高卒にならない

高卒認定試験は、文部科学省が行う試験です。根拠は学校教育法の第90条第1項です。

合格すると、高校を卒業した人と同じ学力があると認められます。大学・短大・専門学校を受験できるようになります。

ただし、学歴が「高等学校卒業」になるわけではありません。高校を卒業していないことは変わりません。

通信制高校との違いは、通信制高校と高卒認定に書きました。

合格したあとに使える場面と、企業での扱いは高卒認定は意味ない?にまとめました。

2026年度の日程:試験は8月と11月

文部科学省の実施要項から、日程を並べます。

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項目 第1回 第2回
願書の受付4月6日〜5月13日7月21日〜9月11日
試験日8月6日・7日11月7日・8日
結果の通知9月1日に発送予定12月8日に発送予定

願書は郵送だけです。受験案内に付いている封筒を使い、簡易書留で文部科学省に送ります。

持参での受付はしていません。締切は消印の日付で見ます。

願書の取り寄せから受験票までの手順は、高卒認定の申し込みは郵送だけにまとめました。

試験は2日にわたって行われ、答え方はマークシートです。会場は都道府県ごとに用意されます。

2027年度の日程は、文部科学省のページにまだ載っていませんでした。確かめたのは2026年10月27日です。

2026年度は、第1回の受験案内が4月6日から配られました。

科目:合格に必要なのは9〜10科目

試験科目は、教科ごとに決まっています。

教科 科目
国語国語
地理歴史地理、歴史
公民公共
数学数学
理科科学と人間生活、物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎
外国語英語
情報情報

2026年度の第1回から、「情報」が試験科目に加わりました。

理科の選び方で、必要な科目数が変わります。

  • 科学と人間生活を含む2科目を選ぶ場合:合計9科目
  • 「基礎」の付く科目から3科目を選ぶ場合:合計10科目

高校で修得した単位があれば、科目の免除を受けられます。免除の使い方は通信制高校と高卒認定にまとめました。

受験料:科目数で決まる

受験料は、申し込む科目の数で変わります。収入印紙で納めます。

申し込む科目 受験料
7科目〜10科目8,500円
4科目〜6科目6,500円
1科目〜3科目4,500円

受験しなかった場合でも、受験料は返ってきません。出願書類も返却されません。

科目を分けて受けると、受験料は回ごとにかかる

合格した科目は、次の回に持ち越せます。ただし受験料は、受ける回ごとに払います。

8科目を受ける場合で、受験料の合計を比べました(当サイトの計算)。

受け方 受験料の合計
1回で8科目8,500円
4科目ずつ2回1万3,000円(6,500円×2)
3科目・3科目・2科目の3回1万3,500円(4,500円×3)

一度に受けられるなら、受験料はいちばん安くなります。分けて受けるときは、1回の科目数を4〜6科目にそろえるより、7科目以上にまとめるほうが安く済みます。

受験料のほかにかかるお金

受験料のほかにも、出願と受験でお金がかかります。文部科学省の受験案内に書かれている、用意するものです。

  • 受験案内の取り寄せ:ネットで請求すると、送料215円と支払いの手数料がかかる。都道府県の教育委員会などで受け取れば無料
  • 写真2枚:4cm×3cm、出願前6か月以内に撮ったもの
  • 住民票または戸籍抄本:本籍地の記載があるもの。市区町村の発行手数料がかかる
  • 単位修得証明書:高校で取った単位で科目の免除を受ける人だけ。出身の高校に発行を頼む
  • 郵送:専用の封筒で、郵便局の窓口から簡易書留で送る。郵便料金がかかる
  • 試験会場までの交通費:会場は都道府県ごとに用意される

金額は、住んでいる市区町村や郵便料金で変わります。書類の集め方と送り方は、高卒認定の申し込みは郵送だけにまとめました。

勉強の教材は、文部科学省が無料で公開している過去問から始められます。くわしくは下の過去問の節に書きました。

受験資格:16歳になる年度から。高校に在籍中でも受けられる

受験できるのは、その年度の終わりまでに満16歳以上になる人です。すでに大学入学資格を持っている人は受けられません。

高校に在籍したままでも受験できます。文部科学省のQ&Aでは、休学中の受験もできると書かれています。

合格した人が18歳未満の場合は、満18歳の誕生日から合格者として扱われます。

合格率:受験した人のうち、全科目に合格したのは47%

文部科学省が公表している実施結果です。

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年度 受験者 全科目に合格した人
令和7年度(2025年度)計1万6,820人7,937人

1科目以上に合格した人は、受験者の90.5%です。

全科目に合格した人は47.0%でした(同じ回の数字)。

一度に全部そろえなくても、合格した科目は次の回に持ち越せます。年2回あるので、分けて受ける人もいます。

合格者の半分以上は、高校を中退した人

合格した人の最終学歴も公表されています。令和7年度の第1回の内訳です。

最終学歴 割合
高校中退54.6%
定時制・通信制高校に在学15.1%
全日制高校に在学9.9%
中学校卒業9.9%

在学中に受けている人が、合わせて25%います。高校をやめた人だけの試験ではありません。

高校をやめるかどうかで迷っている場合は、通信制高校に留年はある?も読んでください。

合格したあと履歴書にどう書くかは、高校中退後の履歴書と就職に書いています。

やめた人がどれくらいいて、理由は何が多いのかは高校中退は年4万4,571人に書きました。

過去問は、文部科学省のサイトで公開されている

過去の試験問題と解答は、文部科学省のサイトに掲載されています。回ごとに、科目別のPDFが並んでいます。

まず1年分を解いて、何科目を免除できるかを数えると計画が立てやすくなります。

掲載のルールと難易度の中身は高卒認定の過去問は文部科学省が無料で公開にまとめました。

教材を買う前に、公開されている問題で出題の形を見てください。

【公式】スタディサプリ高校・大学受験講座

中学と高校の範囲を、学年をさかのぼって見られる動画の講座です。高卒認定の勉強にも、学び直しにも使えます。

受ける前に確かめる4つ

高卒認定試験を受ける前に確かめる4つ。何科目を免除できるか、理科をどう選ぶか(9科目か10科目に変わる)、どの回に出願するか(願書は郵送のみ)、受験料はいくらか(7科目以上で8,500円)
高卒認定を受ける前の4つ。科目と締切から決めていきます。
  1. 何科目を免除できるか(高校で修得した単位を確かめる)
  2. どの回に出願するか(願書は郵送のみ、締切は消印)
  3. 受験料はいくらか(申し込む科目の数で決まる)
  4. 合格の目的は何か(大学入学資格か、就職での扱いか)

よくある質問

Q. 高卒認定に合格すれば、高卒になりますか。

A. なりません。学歴は変わらず、得られるのは大学入学資格です。

Q. 高校に通いながら受けられますか。

A. 受けられます。全日制・定時制・通信制のどれに在籍していても受験できます。

Q. 1回で全科目に合格しないとだめですか。

A. いいえ。合格した科目は次の回に持ち越せます。

Q. 試験は難しいですか。

A. 1科目以上に合格した人は9割を超えています。ただし、全部そろえた人は半分弱です。

まとめ

  • 高卒認定試験は年2回。2026年度は8月6日・7日と、11月7日・8日
  • 願書は郵送だけ。受付は4月6日からと、7月21日から
  • 受験料は7科目以上で8,500円、1〜3科目なら4,500円
  • 合格に必要なのは9〜10科目。2026年度から「情報」が加わった
  • 受験者のうち全科目に合格したのは47.0%。合格者の54.6%は高校を中退した人

出典

  • 文部科学省「令和8年度 第2回高等学校卒業程度認定試験受験案内」(出願に用意するもの、受験案内の入手方法と送料)。2026年10月27日に「高等学校卒業程度認定試験」のページで日程を確かめ直した。科目を分けて受けたときの受験料の合計は当サイトで計算
  • 文部科学省「令和8年度高等学校卒業程度認定試験実施要項」(令和7年6月19日 総合教育政策局長決定)。受験資格、試験科目と合格要件、願書受付期間、試験期日、合格発表、試験方法
  • 文部科学省「高等学校卒業程度認定試験」概要資料。受験料(7〜10科目8,500円、4〜6科目6,500円、1〜3科目4,500円)、実施回数と会場、18歳未満の扱い、合格科目の単位認定、学校教育法第90条第1項
  • 文部科学省「令和7年度第1回高等学校卒業程度認定試験実施結果について」(令和7年9月24日)。受験者8,493人、合格者3,992人、1科目以上合格90.5%、合格者の最終学歴別の内訳
  • 文部科学省「高等学校卒業程度認定試験Q&A 試験の出願について」。在籍中・休学中の受験、出願書類と受験料の取り扱い
  • 文部科学省「令和8年度第1回試験からの試験科目の変更について」。「情報」の追加
  • 文部科学省「高等学校卒業程度認定試験問題・解答」。過去問の公開
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杉野 一樹(ペンネーム)
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不登校・進路情報編集者
「みちほどき」運営者。 不登校や学校に行きづらくなった子どもと保護者に向けて、出席扱い、学習支援、フリースクール、通信制高校、高卒認定、進学・就職などの情報を発信しています。 専門家や当事者としてではなく、文部科学省や自治体、学校などが公開する情報を確認し、制度や選択肢をわかりやすく整理することを大切にしています。 「学校に戻る」だけではない、その子に合った次の道を考えるための情報サイトを目指しています。
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