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つくばの通信制高校。S高の本校がある市ですが、市内18か所の在籍は226人です

杉野 一樹

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つくばで通信制高校を探すと、名前がたくさん出てきます。市内には全国最大級の通信制の本校もあります。

先に答えです。S高等学校の本校はつくば市にあります。定員2万人、在籍13,690人です。

ただし、つくば市内の拠点18か所に通っているのは、合わせて226人でした。

この2つは別の話です。この記事では、文部科学省の一覧を1件ずつ数えた結果を出します。

学校に行かなくなったあとの4つの段階。いま、学び直し、進路、その先。この記事は進路の段階
学校に行かなくなったあとの4つの段階。この記事は「進路」の、つくばの話です。

S高の本校は、つくば市にある

まず本校の話です。S高等学校の本校は、つくば市作谷578番地2にあります。

定員は20,000人、在籍は13,690人です。

通信制の本校は全国に323校ありますが、その中でも最大級の規模です。

ここで気をつけたいことがあります。S高の13,690人は、全国から集まった生徒です。

S高は区域が「47都道府県・海外」の広域通信制です。つくば市の子だけが通っているわけではありません。

つまり「本校がある=地元の子が通っている」ではありません。

同じことは県のレベルでも起きています。茨城県内に本校を置く通信制の生徒は3万8千人を超えますが、これは本校の所在地で数えた数字です。詳しくは茨城の通信制高校に書きました。

18か所のうち9か所は在籍0人

では、つくば市に住んでいる人が通う場所はどうなっているのか。

市内の連携協力施設は18か所あります。在籍は合わせて226人でした。

18か所のうち、9か所は在籍ゼロです。ちょうど半分になります。

茨城県内の市町村で、1か所あたりの在籍を出してみました。

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市 拠点 在籍 1か所あたり
守谷市4か所207人51.8人
筑西市6か所304人50.7人
鹿嶋市5か所237人47.4人
土浦市9か所330人36.7人

このほかの市は次のとおりです。

  • 古河市:10か所で32.7人
  • 水戸市:24か所で29.3人

水戸は24か所のうち13か所が在籍ゼロでした(水戸の通信制高校)。

そしてつくば市は18か所で12.6人でした。

取手市の12.0人に次いで、下から2番目です。

拠点の数は水戸市に次ぐ県内2位なのに、一か所あたりでは下から2番目ということになります。

同じ形は函館にもありました。詳しくは函館の通信制高校に書いています。

在籍が多いのは、S高のつくばキャンパスで131人です。

次が鹿島学園のKG高等学院つくばで32人、N高のつくばキャンパスで28人でした。

面接指導ができるのは6か所。在籍があるのは2か所

18か所を種別で分けると、次のとおりです。

  • 面接指導ができる施設:6か所
  • 学習等支援施設:12か所

面接指導ができる6か所を並べます。

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拠点 本校 定員/在籍
つくば面接指導施設松本国際40/17
個別指導Axis研究学園校ワオ39/2
S高等学校(茨城つくば本校)R高600/0
S高等学校(茨城つくば本校)N高600/0

このほか2か所あります。

  • つくばビジネスカレッジ専門学校(鹿島学園):110人の枠
  • 筑波学院大学:115人の枠

どちらも在籍は0人でした。

在籍があるのは2か所だけでした。

もうひとつ、表の3行目と4行目を見てください。S高の本校が、N高とR高の面接指導施設としても登録されています。

定員は600人ずつです。

つくば市の面接指導の定員は合わせて1,904人ですが、そのうち1,200人がここになります。

ただし在籍はどちらも0人です。枠の大きさと、そこに通う人数は別です。

面接指導と学習等支援の違いは近くの通信制高校はどう探す?にまとめました。

なお18か所のうち、本校が茨城県内にあるのは9か所です。茨城に本校を置く学校の例は、四谷学院高等学校(通信制)にもあります。半分が県内の学校で、これは他県より高い割合でした。

本校が県内にある施設の数を、他県と比べます。

  • 佐賀:25か所のうち1か所
  • 秋田:29か所すべてが県外

学費。茨城の補助は通信制に出ない

茨城県には私立高校向けの補助がありますが、通信制は対象外です。

つまりつくばで私立を選ぶなら、費用は国の就学支援金と、学校の単位料で決まります。

国の就学支援金は、単位制の通信制で1単位あたり13,668円までです。学校の単位料がこれを超えた分が自己負担になります。

県ごとの補助の違いは通信制高校の学費が安いのはどこ?にまとめました。茨城の制度は茨城の通信制高校にあります。

つくば市の相談先

学校を選ぶ前に、相談できる場所があります。

つくば市教育相談センターです。不登校や学校への行きづらさのほか、教育上の悩みを相談できます。

  • 電話:029-866-2211

教育支援センターを2か所開いています。

  • つくしの広場:つくば市沼田40番地2(教育相談センター内)
  • ひだまり広場:つくば市筑穂1-10-4(大穂交流センター2階)

相談は電話でも対面でもできます。電話は匿名でも受け付けていて、相談料は無料です。

時間は次のとおりです。

  • 月・水・木・金:9時30分から15時まで
  • 火曜:10時30分から15時まで

学校を決めてから相談するより、決める前に相談したほうが選択肢が増えます。進路の書類や出席の扱いは、いま在籍している学校を通したほうが早く進むことが多いからです。

決める順番

ここまでの内容を、確かめる順に並べました。

つくばで通信制を選ぶ前に確かめる5つ。その拠点にいま何人いるか聞いたか、面接指導ができる拠点か確かめたか、本校がある=地元の子が通うと思っていないか、スクーリングの場所と回数を聞いたか、茨城の補助は通信制に出ない
本校の大きさと、通う拠点の人数は別の話です。

順番はこうです。まず通える拠点を挙げる。次にその拠点に何人いるかを聞く。

そのうえで、スクーリングをどこで受けるかを確かめます。つくばではこの3つ目が特に効きます。

問い合わせで聞くこと

  • この拠点には、いま何人が在籍していますか
  • この拠点は面接指導ができますか
  • スクーリングはどこで、年に何日ありますか
  • 1単位あたりの授業料はいくらですか

まとめ

つくばの通信制について、数えてわかったことを並べます。

S高等学校の本校はつくば市にあり、定員20,000人に対して在籍13,690人です。ただし全国から集まった生徒の数です。

つくば市内の拠点18か所の在籍は、合わせて226人でした。

18か所のうち9か所は在籍ゼロです。

一か所あたり12.6人で、茨城県内では下から2番目でした。

面接指導ができるのは6か所で、在籍があるのは2か所です。

S高の本校はN高とR高の会場にもなっていますが、在籍は0人でした。

茨城県の補助は通信制が対象外です。

資料を集めるところから始めるなら、広い区域の学校もひとつ見ておくと比べやすくなります。

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数字は文部科学省「分かる・見つかる通信制高等学校」の詳細検索用エクセルをもとに集計しました。2025年5月時点の数字です。

相談先はつくば市「教育相談センター」によります。

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杉野 一樹(ペンネーム)
杉野 一樹(ペンネーム)
不登校・進路情報編集者
「みちほどき」運営者。 不登校や学校に行きづらくなった子どもと保護者に向けて、出席扱い、学習支援、フリースクール、通信制高校、高卒認定、進学・就職などの情報を発信しています。 専門家や当事者としてではなく、文部科学省や自治体、学校などが公開する情報を確認し、制度や選択肢をわかりやすく整理することを大切にしています。 「学校に戻る」だけではない、その子に合った次の道を考えるための情報サイトを目指しています。
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