不登校

金沢市のフリースクールと不登校支援|市の「そだち」は個別・小集団・オンラインの3コース。申し込みは5つの手順

金沢市のフリースクール。市の「そだち」は3コース
杉野 一樹

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金沢市で、学校に行きにくい子の通い先を探している。フリースクールのほかに、市の教室はあるのか。

そういう保護者に向けて、金沢市の公表資料でわかることを並べます。

先に答えです。金沢市の教育支援センター「そだち」には、3つのコースがあります。個別、小集団、オンラインです。

フリースクールの利用料の補助は、市のページで見当たりませんでした。

この記事で分かること
  • 「そだち」は個別・小集団・オンラインの3コース
  • 個別のコースは、担当者と週1回1時間
  • 申し込みは5つの手順。途中で学校に伝える段がある
  • 学びの多様化学校は、設置に向けて検討している段階
  • フリースクールの利用料の補助は、市のページで見当たらない
学校に行かなくなったあとの4つの段階。いま、学び直し、進路、その先
学校に行かなくなったあとの4つの段階。この記事は「いま」の話です。

金沢市の不登校:割合は全国より高い

金沢市の検討委員会の答申に、不登校の子の割合が載っています。令和4年度の数字です。

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区分 金沢市 石川県 全国
小学校1.97%1.83%1.70%
中学校6.75%6.38%5.98%

小学校も中学校も、全国と石川県より高い割合でした。

市は、平成29年度から令和4年度にかけて増加傾向だとしています。

教育支援センター「そだち」:3つのコース

「そだち」は、金沢市内に住む不登校の小中学生のための場所です。教育プラザの富樫と此花にあります。

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コース 対応の形 時間 場所
そだちPersonal個別(1対1)担当者と週1回1時間富樫・此花
そだちFriendship小集団平日9時30分〜15時15分富樫
そだちLink主にオンライン市に確かめる教育プラザ

Personal:担当の相談員と1対1

通う曜日と時間帯を決めて、担当の相談員が対応します。話をしたり、学習や創作、運動をしたりします。

教室が開いているのは、平日の9時から17時です。

その中で、担当者と会うのは週1回1時間です。

Friendship:小集団で過ごす

自主的な学習、創作、スポーツ、調理などをします。グループでの体験活動もあります。

火曜日は午前だけの活動です。

Link:オンライン

市のページは「主にオンラインでの支援」と書いています。くわしい内容は、パンフレットの文字からは読み取れませんでした。

外に出にくい子の場合は、面接相談のときに聞いてください。

個別のコースは週1回です。毎日通う場がほしい子は、小集団のコースか民間の施設が候補になります(当サイトの読み)。

申し込みは5つの手順

「そだち」のパンフレットに、手続きの流れが載っています。

  1. 電話で面接相談を予約する。「そだちを体験したい」と伝える
  2. 保護者が面接相談を受ける。活動の説明がある
  3. 学校に、体験したいと伝えて相談する
  4. 見学して、活動を体験する
  5. 通室を希望するなら、保護者から学校に知らせる。登録のあと、活動が始まる

3つ目と5つ目に、学校に伝える段があります。市の教室ですが、在籍校とも話しながら進める形です。

予約の電話は、教育プラザの「おはなし電話」です。番号は市の「相談のご案内」のページに載っています。

相談の電話

金沢市教育プラザは、子どもに関する相談を電話で受けています。

窓口 受付
おはなし電話平日9時〜21時、土日祝9時〜17時
こども専用相談ダイヤル(通話無料)平日9時〜21時、土日祝9時〜17時
教育にかかわる相談(面接は予約制)平日9時〜17時45分

どこに相談したらよいか迷うときも、おはなし電話で構いません。市はそう案内しています。

医師や言語聴覚士による専門相談もあります。1回の相談は、おおむね1時間です。

学びの多様化学校:検討している段階

金沢市は、学びの多様化学校の設置を検討しています。不登校の子に合わせた教育課程を組める学校のことです。

令和6年11月に、検討委員会が答申を出しました。「不登校支援の選択肢が増える観点から設置することが望ましい」という内容です。

その後、市の教育委員会は、基本構想の策定を検討委員会に諮問しました。

開校の時期は、確かめた資料には書かれていませんでした。いまの通い先は、「そだち」と民間の施設で考えることになります(当サイトの読み)。

フリースクール:補助は見当たらない

金沢市のページでは、フリースクールの利用料の補助は見当たりませんでした。

答申には、委員の意見としてこう書かれています。フリースクールは、送迎や費用で保護者の負担が大きい、という内容です。

市は、フリースクールなどの民間の支援団体と連絡会を開いて、連携を進めています。

民間の団体を探すとき

市の不登校支援リーフレットは、「かなざわこころのポータルサイト」を案内しています。親の会、居場所、フリースクールなどが載っているサイトです。

載っている団体の内容や料金は、各団体に確かめてください。

フリースクールに通う日が出席になるかは、在籍校の校長が決めます。考え方は不登校の出席扱いに書きました。

通信制高校のことは石川・金沢の通信制高校にまとめました。

家から参加できるオンラインのフリースクールも、通い先の候補になります。

クラスジャパン小中学園の資料を請求する(無料)

明光義塾が運営するオンラインのフリースクールです。出席扱いの実績があります。資料請求をしても入会の義務はありません。PR

動く前に確かめる4つ

金沢市で不登校の通い先を探す前に確かめる4つ。どのコースが合うか(個別は週1回1時間)、学校に伝える(体験と申し込みの前)、通える時間(小集団は火曜が午前だけ)、フリースクールの費用(市の補助は見当たらない)
動く前に確かめる4つ。入口は教育プラザの電話です。
  1. どのコースが合うか(個別は週1回1時間)
  2. 学校に伝える(体験と申し込みの前)
  3. 通える時間(小集団は火曜が午前だけ)
  4. フリースクールの費用(市の補助は見当たらない)

よくある質問

Q. 金沢市にフリースクールの利用料の補助はありますか。

A. 市のページでは見当たりませんでした。

Q. 「そだち」には、毎日通えますか。

A. コースで違います。個別は週1回1時間、小集団は平日の日中です。

Q. 家から出られない子に使える支援はありますか。

A. オンライン中心のコース「そだちLink」があります。内容は面接相談で確かめてください。

Q. 金沢市に学びの多様化学校はありますか。

A. 設置を検討している段階です。答申は「設置することが望ましい」としています。

まとめ

  • 金沢市の「そだち」は、個別・小集団・オンラインの3コース
  • 個別は担当者と週1回1時間。小集団は平日の日中で、火曜は午前だけ
  • 申し込みは5つの手順。体験の前と申し込みのときに、学校に伝える
  • 学びの多様化学校は検討の段階。答申は「設置することが望ましい」
  • フリースクールの利用料の補助は、市のページで見当たらない

出典

  • 金沢市「相談のご案内」(学校教育センター)。おはなし電話、こども専用相談ダイヤル、教育にかかわる相談、「そだち」の3コース(Personal・Friendship・Link)、専門家による相談
  • 金沢市「教育支援センター『そだち』案内パンフレット」。対象、PersonalとFriendshipの活動内容と開室時間、手続きの流れ
  • 金沢市「不登校支援リーフレット」。教育プラザの不登校支援、民間支援団体との連携、かなざわこころのポータルサイトの案内
  • 学びの多様化学校設置検討委員会「金沢市における学びの多様化学校の設置について[答申]」(令和6年11月11日)。令和4年度の不登校児童生徒在籍比(金沢市・石川県・全国)、総論、委員の意見
  • 金沢市教育委員会 議案「金沢市における学びの多様化学校の基本構想の策定について」(令和7年)。答申を踏まえた諮問
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杉野 一樹(ペンネーム)
杉野 一樹(ペンネーム)
不登校・進路情報編集者
「みちほどき」運営者。 不登校や学校に行きづらくなった子どもと保護者に向けて、出席扱い、学習支援、フリースクール、通信制高校、高卒認定、進学・就職などの情報を発信しています。 専門家や当事者としてではなく、文部科学省や自治体、学校などが公開する情報を確認し、制度や選択肢をわかりやすく整理することを大切にしています。 「学校に戻る」だけではない、その子に合った次の道を考えるための情報サイトを目指しています。
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