通信制高校

N高の生徒数は1万9,073人、S高・R高と合わせて3万4,990人|キャンパスに所属するのは3割弱

N高の生徒数は何人?学校別に
杉野 一樹

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N高には、何人の生徒がいるのか。人数が多すぎて、放っておかれないか。

そう考えている中学生・高校生と保護者に向けて、学校の基本情報と国の一覧で人数を確かめました。

先に答えです。N高の生徒数は1万9,073人です。S高・R高と合わせると3万4,990人です(2026年5月1日時点)。

ただ、この全員が同じ校舎にいるわけではありません。キャンパスに所属する生徒は3校全体の3割弱で、1つのキャンパスの人数は真ん中の値で67人です。

この記事で分かること
  • N高は1万9,073人、S高は1万3,213人、R高は2,704人
  • 公式サイトの「3万6,371名」は3月末の3校の合計。5月1日には3万4,990人
  • 1年間で、3校の合計は2,374人増えた。S高だけは477人減った
  • 国の一覧で、N高は通信制高校の1位
  • キャンパスの人数は、5人から347人まで開きがある
  • 常勤の先生1人あたりの生徒は、1年で約37人から約40人に増えた
学校に行かなくなったあとの4つの段階。いま、学び直し、進路、その先。この記事は進路の段階
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先に答え:N高は1万9,073人、3校で3万4,990人

N高・S高・R高は、同じ学校法人の別々の高校です。学校の基本情報には、高校ごとの人数が載っています。

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高校 生徒数 定員 定員に対する割合
N高1万9,073人2万人95.4%
S高1万3,213人2万人66.1%
R高2,704人2万人13.5%
3校の合計3万4,990人6万人58.3%

2026年5月1日時点の数字です。割合は当サイトの計算です。国の一覧にある人数も、同じでした。

学校の説明では、3校の違いは3年に1度の本校スクーリングの会場だけで、学費や学びの内容に違いはありません。詳しくはN高・S高・R高の違いに書きました。

公式サイトの「3万6,371名」との違いは、数えた日

N高の公式サイトのトップページには「全校生徒数 36,371名」とあります。これは2026年3月末の、3校の合計です。

1か月後の5月1日には、3万4,990人でした。1,381人少なくなっています。

学校の公表資料で並べると、1年のなかで次のように動いています。

時点 3校の合計
2025年5月1日3万2,616人
2025年6月末3万2,716人
2025年9月末3万4,071人
2026年3月末3万6,371人
2026年5月1日3万4,990人

春に減り、年度の途中で増える形です。4月をはさんで卒業した人が抜け、新入生が入るためと読めます(当サイトの読み)。内訳は公表されていません。

2025年5月から2026年3月までに、3,755人増えています。N高のネットコースは10月や1月にも入学でき、転入する人もいます。4月以外に入っても、途中から入る人が多い学校だといえます。

ほかの記事の数字と比べるときは、いつの時点かを先に見てください。

10年の推移:1,482人から3万人台へ

N高は2016年4月に開校しました。公式サイトと公式のお知らせに載っていた数字を並べます。過去のトップページは、インターネット上の保存記録で読みました。

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時点 生徒数 数えた高校
2016年4月1,482人N高
2019年5月1万339人N高
2020年4月1万4,852人N高
2021年9月末2万603人N高とS高
2023年9月末2万6,197人N高とS高
2024年9月末3万648人N高とS高
2025年9月末3万4,071人N高・S高・R高
2026年5月1日3万4,990人N高・S高・R高

S高は2021年4月、R高は2025年4月に開校しました。S高について、学校は「生徒数の増加とニーズにあわせて」開いたと説明しています。

同じ9月末で比べると、増え方は少しゆるやかになっています。2023年から2024年は4,451人増(17.0%)、2024年から2025年は3,423人増(11.2%)です(当サイトの計算)。2025年には新しく開いたR高の分も入っています。

直近の1年:S高だけ減った

同じ5月1日で比べると、高校ごとの動きが分かります。

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高校 2025年5月1日 2026年5月1日 増減
N高1万7,671人1万9,073人1,402人増
S高1万3,690人1万3,213人477人減
R高1,255人2,704人1,449人増
3校の合計3万2,616人3万4,990人2,374人増

S高が減ったのは、入学する人が減ったからではありません。S高の入学者は3,676人から3,816人に増えています。前の年度に卒業した人が、4,466人から5,575人に増えたことが大きいと読めます(当サイトの読み)。

全国で見ると、通信制高校生の約9人に1人

通信制高校の生徒は、全国で31万1,792人です(2026年度の国の速報)。N高・S高・R高の3校で、その11.2%にあたります。約9人に1人です。全日制・定時制を含めた高校生全体では、約90人に1人です(どちらも当サイトの計算)。

全国の通信制高校の生徒は、1年で6,595人増えました。そのうち2,374人が、この3校の増加分です。

国の一覧を、生徒数の多い順に並べました。

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順位 高校 生徒数
1N高等学校1万9,073人
2クラーク記念国際高等学校1万4,259人
3S高等学校1万3,213人
4屋久島おおぞら高等学校1万374人
5飛鳥未来高等学校9,987人

一覧に載る349校のうち、真ん中の学校の生徒数は318人です。N高は、その約60倍です。

通信制高校の順位の続きは、通信制高校の人気校ランキングに書きました。その記事は2025年の数字で並べています。

同じ校舎にいるのは、多くても数百人

3万4,990人は、全国の生徒を足した数です。ネットコースの生徒は主に家で学ぶので、毎日顔を合わせるわけではありません。

学校は、高校ごとにキャンパスの在籍を公表しています。3校分を足して数えました。

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高校 全体 キャンパスに所属 割合
N高1万9,073人6,787人35.6%
S高1万3,213人2,258人17.1%
R高2,704人666人24.6%
3校の合計3万4,990人9,711人27.8%

キャンパスに所属するのは、3校全体の3割弱です。学校の評価の資料では、こうした施設を「いわゆる通学コースの施設」と書いています。残りの約7割は、ネットコースなどの生徒とみられます(当サイトの読み)。

多いキャンパスでも347人、真ん中は67人

1つのキャンパスを、3校の生徒が一緒に使っています。そこで3校の人数を足しました。生徒がいるのは105か所です。

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キャンパス N高 S高 R高 合計
横浜264人66人17人347人
梅田269人47人12人328人
新宿代々木223人47人11人281人
大宮204人60人14人278人
千葉164人60人9人233人

真ん中のキャンパスは67人です。200人以上は9か所で、50人未満は37か所ありました。いちばん少ないのは、いわきキャンパスの5人です。宮崎キャンパスは10人でした(どれも当サイトの集計)。

同じ「N高の通学コース」でも、校舎の人数はこれだけ違います。周りに人が多いほうがいいのか、少人数がいいのかは、人によって違うはずです。通学を考える人は、全体の人数より、行くキャンパスの人数を見てください。

キャンパスごとの人数は、学校の情報公開のページにある「通信教育連携協力施設」の資料で見られます。キャンパスの場所はN高のキャンパスに書きました。

人数が多いと、放っておかれないか

放っておかれないかを考える目安の1つが、常勤の先生1人あたりの生徒数です。学校の基本情報から計算しました。

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高校 2025年の常勤 1人あたり 2026年の常勤 1人あたり
N高459人38.5人474人40.2人
S高356人38.5人327人40.4人
R高56人22.4人73人37.0人
3校の合計871人37.4人874人40.0人

1年で生徒は2,374人増えましたが、常勤の先生は3人の増加でした。1人あたりの生徒は約37人から約40人になっています。

5月1日は、春に生徒が減ったあとの数字です。2026年3月末の人数で割ると、約42人になります(当サイトの計算)。

ただし、これは全体を平均した数字です。実際に受け持つ人数は、コースやキャンパスで変わります。横浜キャンパスのN高の場合、常勤7人とティーチングアシスタント17人で、在籍は264人です。キャンパスごとの資料で、この人数も確かめられます。

卒業の割合や、先生に教員免許がある割合は、N高の評判に書きました。

公表されていない人数

学校の基本情報と国の一覧には、次の人数が載っていません。

  • 学年ごとの人数
  • 男女の人数
  • ネットコースや週5コースなど、コースごとの人数
  • 不登校を経験した生徒の人数

入学者数は、3校で1万553人でした(2026年5月1日時点)。ただ、途中で転入する人もいるので、1学年の人数とは同じではありません。

ネットで見かける「1学年◯人」「男女比◯割」は、出どころを確かめてください。気になる人は、説明会で聞くのが確実です。

生徒数を見るときに確かめる4つ

N高の生徒数で確かめる4つ。いつの時点の数字か、行くキャンパスの在籍、同じ学年や同じコースの人数、担当の先生の受け持ち人数
生徒数で確かめる4つ。全体の数より、自分が関わる人数を見ます。
  1. いつの時点の数字か。3月末と5月1日で、1,381人違います。
  2. 行くキャンパスの在籍。5人から347人まで開きがあります。
  3. 同じ学年・同じコースの人数。公表がないので、説明会で聞きます。
  4. 担当の先生の受け持ち人数。平均は約40人です。自分の場合を聞きます。

当サイトの見方はこうです。3万5千人という数字だけで、安心も心配もしなくていいと思います。全体の多さが生きるのは、部活やイベントの幅です。部活の種類や人数はN高の部活で確かめられます。

一方で、毎日の過ごしやすさを左右するのは、同じ校舎にいる人数と、相談できる先生の数です。こちらは、3校の全体の人数を見ても分かりません。

説明会の選び方はN高のオープンキャンパス・説明会にまとめました。

よくある質問

Q. N高の生徒数は日本一ですか。

A. 公式サイトは「生徒数日本一」と書いています。国の一覧では、N高は通信制高校の1位です。全日制を含めた順位は、国の一覧では確かめられません。

Q. N高の定員がいっぱいになると、入れなくなりますか。

A. N高は定員の95.4%まで埋まっています。ただ、学校全体の定員で募集を止めるという案内は、確認できませんでした。定員で募集を止めることがあると案内されているのは、通学コースのキャンパスです。出願の前に説明会で聞いてください。

Q. なぜN高・S高・R高の3校に分かれているのですか。

A. S高について、学校は生徒数の増加とニーズにあわせて開いたと説明しています。R高を開いた理由は、今回見た公表資料からは確かめられませんでした。

Q. 1学年は何人ですか。

A. 公表されていません。2026年5月1日時点の入学者数は、N高5,674人、S高3,816人、R高1,063人です。途中で転入する人がこの数に入るかどうかは、書かれていません。

Q. 男女比はどれくらいですか。

A. N高の男女比は公表されていません。全国の通信制高校では、男が約46%、女が約54%です(2025年度)。通信制高校ってどんな感じ?に書きました。

Q. やめる人は多いですか。

A. 前の年度の退学者は、3校で752人です。前の年の5月の生徒数で割ると、約2.3%です(当サイトの計算)。3年で卒業した人の割合は、N高の評判に書きました。

まとめ

  • N高は1万9,073人、S高は1万3,213人、R高は2,704人。3校で3万4,990人(2026年5月1日)
  • 公式サイトの3万6,371名は、3校の2026年3月末の数字
  • 1年で3校の合計は2,374人増。S高は卒業が多く477人減
  • 国の一覧でN高は通信制高校の1位。3校で全国の通信制の約9人に1人
  • キャンパスに所属するのは3割弱。人数は真ん中で67人、多くて347人
  • 常勤の先生1人あたりの生徒は約40人。自分の場合は説明会で聞く

人数だけでは、合うかどうかは決められません。まず資料を手元に置くと、コースと学費を比べて、説明会で何を聞くかが決めやすくなります。

ネット×リアルで高卒資格+進路実現!KADOKAWA・ドワンゴが贈る通信制高校【N高等学校】

KADOKAWAとドワンゴが運営する広域通信制です。対象は中学3年生から高校生・高校中退の人。資料を請求しても入学の義務はありません。

出典

  • 学校法人角川ドワンゴ学園「N高等学校 基本情報」「S高等学校 基本情報」「R高等学校 基本情報」(2026年5月現在、2025年5月現在)。在籍者数、入学者数、前年度の卒業者数・退学者数、常勤教育スタッフ数、収容定員。2026年の分は2026年11月3日確認。2025年の分は公式PDFの保存記録で確認
  • 学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校・S高等学校・R高等学校「情報公開」の通信教育連携協力施設の資料(2026年)。キャンパスごとの常勤教育スタッフ・ティーチングアシスタント・在籍者数。3校分を当サイトが集計。2026年11月3日確認
  • N高等学校・S高等学校・R高等学校 公式サイトのトップページ。全校生徒数36,371名(2026年3月末時点)。2026年11月3日確認
  • 同トップページの保存記録(Internet Archive)。2019年5月 10,339名、2020年4月 14,852名、2021年9月30日 20,603名、2023年9月30日 26,197名、2024年9月末 30,648名、2025年6月末 32,716名、2025年9月末 34,071名。2026年11月3日確認
  • N高等学校・S高等学校「N高等学校・S高等学校の生徒数が30,000名を突破」(2024年9月2日)。2016年4月時点の1,482名、S高の開校の説明
  • N高等学校「学校評価」(令和4年度)。「いわゆる通学コースの施設」の記述
  • 文部科学省「分かる・見つかる通信制高等学校」の掲載データ(令和8年4月1日時点。在籍者数は入学式の日時点と案内)。学校ごとの生徒数と順位、キャンパスごとの在籍。349校。順位と真ん中の値は当サイトの集計。2026年11月3日確認
  • 文部科学省「令和8年度学校基本調査の公表について(速報)」(2026年8月26日)。通信制の生徒数311,792人(前年度より6,595人増)、全日制・定時制の生徒数2,845,117人
  • 文部科学省「令和7年度学校基本調査」学校通信教育調査(高等学校)表158。通信制の生徒305,197人、男141,710人、女163,487人
  • N高等学校・S高等学校・R高等学校「入学案内」。通学コースの定員による募集停止、入学の時期。2026年11月2日確認
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杉野 一樹(ペンネーム)
杉野 一樹(ペンネーム)
不登校・進路情報編集者
「みちほどき」運営者。 不登校や学校に行きづらくなった子どもと保護者に向けて、出席扱い、学習支援、フリースクール、通信制高校、高卒認定、進学・就職などの情報を発信しています。 専門家や当事者としてではなく、文部科学省や自治体、学校などが公開する情報を確認し、制度や選択肢をわかりやすく整理することを大切にしています。 「学校に戻る」だけではない、その子に合った次の道を考えるための情報サイトを目指しています。
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