宇都宮市のフリースクールと不登校支援|市の居場所は5つ。在籍のまま通う3つと、転校して入る相談学級
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宇都宮市で、学校に行きにくい子の通い先を探している。フリースクールのほかに、市の居場所はあるのか。
そういう保護者に向けて、宇都宮市教育センターの資料でわかることを並べます。
先に答えです。宇都宮市の居場所は5つで、入口は教育センターの相談(予約制)です。
3つは在籍校のまま通い、2つの相談学級は転校して入ります。
- 市の居場所は5つ。在籍のまま3つ、転校して入る相談学級が2つ
- 入口は教育センター教育相談室。初めての相談はホームページから予約
- 通室型の2教室と相談学級は、学校が作る紹介状が要る
- オンラインのU@りんくすは無料で、ホームページから申し込む
- フリースクールの利用料の補助は、市のページで見当たらない

入口は、教育センターの教育相談室
宇都宮市の居場所は、どれも教育センターの相談から始まります。相談は予約制です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 宇都宮市天神1-1-24(教育センター) |
| 対象 | 市内に住む小中学生と保護者 |
| 平日の相談 | 9時〜17時(初回の面接は90分) |
| 申し込み | 初めては教育センターのホームページから |
保護者だけの相談もできます。日曜の相談も、不定期で開かれています。
相談の中で、子どもの状態に合った居場所を一緒に考えます。見学や仮の通級を経て、通い始めます。
市の居場所は5つ
宇都宮市は、不登校の子のための居場所を「安心できる居場所」と呼んでいます。
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| 居場所 | 場所 | 在籍 | 開いている時間 |
|---|---|---|---|
| とらいあんぐる | 教育センター3階 | 在籍校のまま | 平日10〜12時・13〜15時 |
| まちかどの学校 | 戸祭台 | 在籍校のまま | 平日9時30分〜15時 |
| U@りんくす | オンライン | 在籍校のまま | 平日9時30分〜12時・13〜15時 |
| 簗瀬小学校 相談学級 | 南大通り | 転校して入る | 学校の日課 |
| 旭中学校 相談学級 | 天神 | 転校して入る | 学校の日課 |
相談学級だけは、在籍校から転校して入ります。自閉症・情緒障害の特別支援学級として置かれた学級です。
それぞれの向き不向き
市のリーフレットは、対象となる子をこう書いています。
- とらいあんぐる:相談を続けながら、当面の居場所がほしい子。ほかの子と同じ部屋で過ごせることが前提
- まちかどの学校:緊張が強く、個別の活動から始めたい子。約50名の市民ボランティアが支える
- U@りんくす:オンラインで、自分のペースで活動したい子
- 相談学級:学校の日課に沿って、少しずつ自信をつけたい子
とらいあんぐるは、通う曜日を決めるのがつらい子なら、当日の朝に電話して通うこともできます。
給食はない。弁当を持っていく
とらいあんぐる・まちかどの学校・U@りんくすに、給食はありません。お昼にかかる日は弁当を持参します。
相談学級は学校の中にあるので、給食があります。旭中の相談学級は、希望すれば部活動にも入れます。
申し込みの違い:紹介状と、年度ごとの申し込み
通室型の2教室と相談学級は、学校が作る「教育相談紹介状」が要ります。まずは在籍校に相談します。
U@りんくすは、教育センターのホームページから申し込めます。紹介状は要りません。
通級は年度末で終わる
とらいあんぐるとまちかどの学校の通級は、年度末でいったん終わります。次の年度も通うなら、もう一度申し込みます。
年度の変わり目に途切れないよう、3月までに次の年度のことを相談しておいてください(当サイトの読み)。
U@りんくす:無料のオンラインの居場所
U@りんくすは、メタバース(ネット上の仮想空間)に作られた居場所です。令和5年度に始まりました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 市内に住む小中学生で、学校に登校していない子 |
| 使う機器 | 在籍校から借りているChromebook |
| 利用料 | 無料(ネットの通信費は家庭の負担) |
| 交流 | 月1回程度、教育センターなどで会う活動がある |
1日2回のホームルームと、日替わりのライブ配信があります。アバターで参加し、カメラやマイクは切っておけます。
市立以外の、市内の私立・国立・県立の小中学校の子も使えます。ただし、使い方が違ったり、一部のサービスが使えなかったりします。
家にネット環境がない場合は、市がモバイルルーターを貸しています。在籍校に相談します。
出席扱いの中身:通知表は出席、出席簿は欠席
市の居場所に通った日は、校長の判断で出席扱いにできます。指導要録と通知表には、出席として書けます。
一方で、市のガイドブックには続きがあります。学校には行っていないので、出席簿は「欠席(事故欠)」として記録されます。
市や国、県の調査でも、欠席として数えられます。
高校入試の書類でどう見えるかは、在籍校に確かめてください(当サイトの読み)。出席扱いの国の考え方は不登校の出席扱いにまとめました。
中学校の中にも居場所がある
宇都宮市は、全ての市立中学校に「校内教育支援センター」を置いています。令和7年度からです。
教室に入れない子が、学校の中の別の部屋で過ごせる場所です。市の居場所に通う前に、在籍校で使えるか聞いてみてください。
費用:利用料の補助は見当たらない
宇都宮市のページでは、フリースクールの利用料の補助は見当たりませんでした。市の居場所は、どれも利用料がかかりません。
同じ県のさくら市には、利用料の助成があります。さくら市に住む子が対象で、宇都宮市の子は使えません。
| 項目 | さくら市の助成(令和8年度) |
|---|---|
| 対象 | さくら市に住む不登校の小中学生の保護者 |
| 金額 | 月1万円まで(利用料が1万円未満なら実費) |
| 施設 | 学校長とさくら市教育委員会が認めた施設 |
| 申請 | 1年度分をまとめて申請 |
フリースクールを選ぶときは、料金と、在籍校が出席扱いにするかを先に確かめてください。
通信制高校との違いや県の制度は宇都宮の通信制高校に書きました。
家から参加できるオンラインのフリースクールも、通い先の候補になります。
動く前に確かめる4つ

- 教育センターの相談(初めてはホームページから予約)
- 学校の紹介状(通室型の2教室と相談学級)
- 在籍のままか、転校か(相談学級は転校)
- 次の年度の申し込み(通級は年度末で終わる)
よくある質問
Q. 宇都宮市にフリースクールの利用料の補助はありますか。
A. 市のページでは見当たりませんでした。市の居場所は、どれも利用料がかかりません。
Q. 市の居場所に通えば、出席になりますか。
A. 校長の判断で、指導要録と通知表は出席にできます。出席簿は欠席(事故欠)として残ります。
Q. 家から出られない子に使える支援はありますか。
A. オンラインのU@りんくすがあります。無料で、学校のChromebookを使います。
Q. まちかどの学校は、フリースクールですか。
A. 市が運営する適応支援教室です。在籍校のまま通います。
まとめ
- 宇都宮市の居場所は5つ。在籍のまま3つ、相談学級2つは転校して入る
- 入口は教育センター教育相談室。初めてはホームページから予約
- 通室型の2教室と相談学級は、学校の紹介状が要る。通級は年度末で終わる
- 出席扱いは指導要録と通知表の話。出席簿は欠席(事故欠)として残る
- フリースクールの利用料の補助は、市のページで見当たらない
出典
- 宇都宮市教育センター「不登校対策」「とらいあんぐる」「まちかどの学校」「U@りんくす」「校内教育支援センター」(2026年10月3日確認)。5つの居場所、開設日時、在籍のまま通うこと、学校長の判断による出席扱い、まちかどの学校の市民ボランティア約50名、全中学校の校内教育支援センター(令和7年度から)
- 宇都宮市教育センター「不登校の子どもたちのための『安心できる居場所』ガイドブック」(令和7年3月改訂)。教育相談室の対象・時間・日曜相談、教育相談紹介状、年度末での通級終了と再申込、給食、出席簿は欠席(事故欠)として記録し各種調査でも欠席とすること
- 宇都宮市「不登校児童生徒への支援『安心できる居場所』リーフレット」(令和7年作成)。各居場所の対象となる子、相談学級は設置校に転校して入級
- 宇都宮市教育センター「U@りんくす よくある質問」(令和7年3月24日現在)。対象、利用時間、Chromebook、利用料無料、モバイルルーターの貸与、出席扱いの手順
- 宇都宮市「よくある質問:子どもが学校に行きたがらない。不登校になっている。どこに相談をすればいいのか」(令和6年3月8日更新)
- さくら市「フリースクール等利用料助成金(令和8年度)」(2026年4月30日更新)。対象、月額1万円の上限、助成対象施設、1年度分まとめての申請

