不登校

トライ式中等部の料金は? 公式は非公表。大阪府の一覧では学費4万4,000円、入学金などは10万5,600円。府内の学校が出席扱いにしている11か所

トライ式中等部の料金。大阪府の一覧で分かる月謝
杉野 一樹

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子どもが中学校に行けていない。トライ式中等部が気になるけれど、料金がサイトに載っていない。

そういう保護者に向けて、公的な資料で分かることを並べます。

先に答えです。トライ式中等部は、料金を公式サイトで公表していません。ただし、大阪府が公表しているフリースクールの一覧に、費用が載っていました。

学費は4万4,000円です。入学金などのほかの費用は、合わせて10万5,600円でした。

この記事で分かること
  • 公式サイトは料金を公表せず、問い合わせの形。週の登校回数で料金は変わらない
  • 大阪府の一覧の費用欄:学費4万4,000円、入学金など10万5,600円
  • 大阪府の一覧は、府内の学校が連携して出席扱いにしている施設。トライ式中等部は11か所
  • 北海道・静岡県・町田市・北九州市・鹿児島市の公的な一覧にも載っている
  • 大阪市では、塾代助成(月1万円まで)が使えると書かれている
学校に行かなくなったあとの4つの段階。いま、学び直し、進路、その先
学校に行かなくなったあとの4つの段階。この記事は「いま」の話です。

先に答え:公式は非公表、公的な一覧に載っている

トライ式中等部は、家庭教師のトライが運営する、中学生向けのフリースクールです。公式サイトのよくある質問には、次のことが書かれています。

  • 中学1〜3年生が対象で、いつでも入会できる
  • いまの中学校に籍を置いたまま通う。転校は要らない
  • 週の登校回数で、料金は変わらない。通学型は週5日まで登校できる

料金は、資料請求か「学費のお問い合わせ」で知らせる形です。公式サイトに金額は見当たりませんでした。

一方、自治体が公表しているフリースクールの一覧には、費用が載っていることがあります。施設が自分で書いた情報です。大阪府の一覧には、トライ式中等部の費用が載っていました。

大阪府の一覧に載っている費用

大阪府は、フリースクールなどの一覧を公表しています(2026年2月版)。府内の公立小中学校が連携して、出席扱いにしている施設の一覧です。トライ式中等部の費用欄は、次のとおりです。

費用 金額
入学金5万5,000円
システム費3万3,000円
行事運営費1万2,100円
設備費5,500円
学費4万4,000円

11か所とも、同じ金額が書かれていました。

学費の4万4,000円は、ほかの施設の書き方から見て月額と読めます。ほかの4つの費用は、合わせると10万5,600円です(当サイトの計算)。

どれが毎年かかるのか、一覧には書かれていません。入会の前に、内訳と払う時期を聞いてください。

一覧の費用は、施設が府に出した情報です。いまの料金とは違う場合があります。

一覧に書かれていること

費用のほかに、11か所に共通して次のことが書かれています。

  • 対象は中学1〜3年生。活動は月〜金曜日の9時〜18時
  • 個別の学習指導、AI学習、カウンセリング
  • 学校との連携ができる

大阪市内のキャンパスには、塾代助成カードが使えるとも書かれています。

出席扱いになっている施設の一覧に、11か所

大阪府の一覧は、ただの施設の紹介ではありません。表紙には、この一覧の中身が書かれています。府内の公立小中学校(政令市を除く)が、いま連携し、出席扱いにしているフリースクール等の情報です。

トライ式中等部は、この一覧に11か所載っていました。

地域 キャンパス
大阪市京橋、梅田、なんば、天王寺
豊中市・茨木市豊中、千里中央、茨木
東大阪市新石切、布施
堺市・岸和田市鳳、岸和田

ただし、出席扱いにするかを決めるのは、在籍している中学校の校長です。一覧に載っているからといって、どの学校でも必ず出席扱いになるわけではありません(当サイトの読み)。

出席扱いの要件は、不登校の「出席扱い」に書きました。大阪府の一覧の全体は、大阪のフリースクールにまとめています。

ほかの自治体の一覧にも載っている

手元で確かめた自治体の公的な一覧のうち、トライ式中等部が載っていたものです。

一覧 載っていたキャンパス
北海道教育委員会(調査に報告のあった施設)札幌、新札幌、函館
静岡県(フリースクール等の連携協議会の名簿、2026年9月24日現在)静岡、浜松
町田市(フリースクール等の一覧、2026年7月)町田
北九州市(フリースクール等の紹介)小倉
鹿児島市(フリースクール等の紹介)鹿児島市中央町

どの一覧も、自治体が施設をすすめるものではありません。載る条件も、自治体ごとに違います。費用が載っていたのは、大阪府の一覧だけでした。

助成が使えるか

フリースクールの利用料に、自治体の助成が出る場合があります。

  • 大阪市:習い事・塾代助成(月1万円まで、小5〜中3)。大阪府の一覧で、大阪市内のトライ式中等部には「塾代助成カードの利用可能」と書かれている
  • 東京都:フリースクール等の利用料に月2万円まで。対象になるかは、施設と都の要件で決まる

ほかの自治体の制度は、不登校の支援で使える助成金・補助金に並べました。

料金を並べると

公表されている数字で並べました。

比べるもの 月の額
トライ式中等部(大阪府の一覧の学費)4万4,000円
ベネッセ高等学院 中等部(通学週3)4万5,100円
ベネッセ高等学院 中等部(オンライン)3万2,300円
フリースクールの月額の中央値(東京都の調査)3万8,000円

トライ式中等部の学費は、登校回数で変わりません。週5日通うなら、ベネッセの通学週5(5万9,100円)より低い額です(当サイトの読み)。

ただし、トライ式中等部には入学金などがかかります。ベネッセ中等部は、入会金と初月の授業料が無料です。くわしくはベネッセ高等学院 中等部の料金に書きました。

家から参加できるオンラインのフリースクールも、比べる候補になります。資料で確かめられます。

(自由テキスト)

明光義塾が運営するオンラインのフリースクールです。出席扱いの実績があります。資料請求をしても入会の義務はありません。

申し込む前に確かめる4つ

トライ式中等部に申し込む前に確かめる4つ。費用の内訳と払う時期(学費以外の4つで10万5,600円)、毎月の学費(大阪府の一覧で4万4,000円)、在籍校の先生への相談(出席扱いは校長が判断)、使える助成(大阪市は塾代助成)
申し込む前に確かめる4つ。費用の内訳と学校との話を先に。
  1. 費用の内訳と払う時期(学費以外の4つで10万5,600円)
  2. 毎月の学費(大阪府の一覧で4万4,000円)
  3. 在籍校の先生への相談(出席扱いは校長が判断)
  4. 使える助成(大阪市は塾代助成)

よくある質問

Q. トライ式中等部の料金は、どこで分かりますか。

A. 公式サイトでは、資料請求か問い合わせの形です。大阪府の公的な一覧に、施設が出した費用が載っています。

Q. 週に何日通っても料金は同じですか。

A. 公式のよくある質問に、登校回数で料金は変わらないと書かれています。

Q. 必ず出席扱いになりますか。

A. なりません。出席扱いにするかは、在籍している中学校の校長が決めます。

Q. 高校もトライに進むのですか。

A. 進むかは選べます。高校の部分はトライ式高等学院の学費に書きました。

まとめ

  • トライ式中等部は、料金を公式サイトで公表していない。週の登校回数で料金は変わらない
  • 大阪府の一覧の費用欄:学費4万4,000円、入学金・システム費などで10万5,600円
  • 大阪府の一覧は、府内の学校が出席扱いにしている施設の一覧。トライ式中等部は11か所
  • 北海道・静岡県・町田市・北九州市・鹿児島市の公的な一覧にも載っている
  • 大阪市は塾代助成が使える。出席扱いは在籍校の校長が判断する

出典

  • トライ式中等部 公式サイト(よくある質問:対象学年、入会の時期、在籍校、登校回数と料金)。2026年10月26日確認
  • 大阪府「『子どもたちの社会的な自立のために〜不登校児童生徒への支援と取組み〜』別添資料(R8年2月版)」。政令市を除く府内公立小中学校が連携し出席扱いにしているフリースクール等。トライ式中等部11か所の費用・対象・活動日時・その他。合計は当サイトで計算
  • 北海道教育委員会「フリースクール等の一覧」(調査に報告のあった施設)、静岡県(フリースクール等の連携協議会の名簿、2026年9月24日現在)、町田市「フリースクール等一覧」(2026年7月30日現在)、北九州市・鹿児島市(フリースクール等の紹介ページ)
  • 東京都教育委員会「フリースクール等に通う不登校児童・生徒支援調査研究事業報告書【概要版】」(2024年8月22日)。月額の中央値
  • ベネッセ高等学院「中等部募集要項」(2026年10月25日確認)
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杉野 一樹(ペンネーム)
杉野 一樹(ペンネーム)
不登校・進路情報編集者
「みちほどき」運営者。 不登校や学校に行きづらくなった子どもと保護者に向けて、出席扱い、学習支援、フリースクール、通信制高校、高卒認定、進学・就職などの情報を発信しています。 専門家や当事者としてではなく、文部科学省や自治体、学校などが公開する情報を確認し、制度や選択肢をわかりやすく整理することを大切にしています。 「学校に戻る」だけではない、その子に合った次の道を考えるための情報サイトを目指しています。
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