不登校

新潟市の不登校支援|入口は保護者の電話1本。子ども支援室6室、中学生の夜間相談室、フリースクールの補助の有無

杉野 一樹

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子どもが学校に行けていない。新潟市で、どこに相談して、どこに通えるのか。

そういう方に向けて書きます。

先に答えです。新潟市の公的な支援は、ほとんどが「保護者からの電話予約」で始まります。予約を受けるのは教育相談センターと、各区の教育相談室です。

そこで教育相談を受けてから、子ども支援室や夜間の相談室に進みます。どちらも送迎が前提なので、あわせて書きます。

この記事で分かること
  • 教育相談の予約は、保護者か学校関係者からの電話に限られる
  • 子ども支援室は区ごとに6室。小学生の通室は保護者の送迎が必要
  • 中学生には、夕方5時から通える夜間「学習・進路相談室」がある
  • フリースクールの利用料を補助する市の制度はない。市が確認した加盟施設の一覧はある

先に答え:入口は保護者の電話1本

新潟市の市報は、不登校を「大丈夫、一人じゃないよ」という見出しで特集しました。市の不登校の小中学生は、令和6年度に2,301人です。

市の教育相談センターのチラシでは、通う支援までの流れがこう書かれています。

  1. 保護者が電話で予約する(教育相談センターか各区の教育相談室)
  2. 教育相談を受ける
  3. 本人が見学・体験する
  4. 通室を始める

予約は、保護者か学校関係者からの申し込みに限られています。子ども本人の電話では予約できないので、最初の1本は親がかけます。

教育相談:区ごとに窓口が決まっている

教育相談の時間は、次のとおりです。

  • 平日:9時10分から17時まで

一回の相談は約50分で、初回は約90分とされています。

対象は、市内に住むか通う20歳未満の子と、その保護者です。高校生の相談も受け付けています。

窓口は住んでいる区で決まっています。子ども支援室も、同じ建物にあります。

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区 窓口 子ども支援室 電話
中央区・東区・西区教育相談センターぐみの木教室025-222-8600
北区北区教育相談室さわやかルーム025-387-3709
江南区江南区教育相談室そよ風ルーム025-382-1156
秋葉区秋葉区教育相談室レインボールーム0250-23-0101
南区南区教育相談室おおぞら教室025-373-4895
西蒲区西蒲区教育相談室スペース「レスト」0256-82-1800

各区の教育相談室は、職員の研修で月1〜2回、水曜の午後に閉まることがあります。つながらないときは、教育相談センターにかけるよう案内されています。

小中学生が本人で来所して相談した日は、出席扱いになることがあります。決めるのは校長です。出席扱いの国の考え方は不登校の出席扱いに書きました。

子ども支援室:区ごとに6室。水曜は午前まで

子ども支援室は、学校の外なら通えるという小中学生のための場所です。対象は、市の小中学校に在籍し、教育相談を受けた子です。

チラシでは、通室の時間は次のとおりです。

  • 平日:9時30分から15時まで

水曜は正午までです。北区や西蒲区のページにも、水曜の午後は閉室と書かれています。

中身は教育相談、学習、工作、調理、ゲームやスポーツなどです。区によって内容が違うので、見学のときに聞いてください。

通室した日は、在籍校の校長の判断で出席扱いにできます。学習や活動の記録は在籍校と共有され、評価の対象になるとチラシに書かれています。

東区と西区には、週1回の分室がある

東区と西区は、中央区の教育相談センターの担当です。そのため、ぐみの木教室の分室が週1回だけ開いています。

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分室 開室 場所
東区分室木曜 13時〜15時30分東区プラザ(東区役所2階)
西区分室火曜 13時15分〜15時30分西地区公民館2階

分室を使うにも、本人・保護者との面接、見学、通室体験が必要です。申し込みは教育相談センターです。

小学生は、保護者の送迎が必要

チラシには、小学生の通室は保護者の送迎が必要と書かれています。

働いている家庭では、ここが一番の壁になります。電話の前に、送迎できる曜日と時間を書き出しておくと話が早いです。

中学生は、夕方5時からの夜間「学習・進路相談室」もある

昼に外へ出るのが少し苦手な中学生には、夜間「学習・進路相談室」があります。教育相談センター(中央区西大畑町)だけで開いています。

項目 内容
対象市内に住む中学生で、教育相談センターの教育相談を受けた生徒
開室月・火・木・金曜の17時〜20時(学習は19時50分まで)
内容学習支援、進路相談
条件保護者が送迎できること

学校の授業にも、子ども支援室にも参加が難しい生徒が対象です。通う回数や学ぶ内容は、通室前の懇談会で決めます。

通室の様子は毎月学校に連絡されます。通った日は、校長の判断で出席扱いにできます。

中学3年生なら、ここで高校の相談もできます。新潟県の公立の通信制は新潟の通信制高校にまとめました。

家から出にくいなら:訪問教育相談は学校に申し込む

訪問教育相談は、相談員が家や学校を訪ねる支援です。教育相談や学習支援、ゲームなどをします。

こちらだけは、入口が在籍校です。チラシには「まずは在籍する学校へ相談・申込」とあります。お試しの訪問もできます。

訪問は平日の9時から16時までです(水曜の午後を除く)。訪問の内容によって、校長の判断で出席扱いになることがあります。

学校の中:スペシャルサポートルーム

教室に入りにくい子には、学校の中にスペシャルサポートルームがあります。「ふわふわルーム」など、学校によって呼び名が違います。

使いたいときは、学校に希望を伝えます。面談をして、利用がよいと判断されれば使えます。

まだ置いていない学校もあります。あるかどうかは、学校に聞いてください。

フリースクール:利用料の補助はない。加盟施設の一覧はある

新潟市には、フリースクールの利用料を補助する制度はありません。市民からの要望に、市は令和6年11月にそう回答しています。

この記事を書くときに市のサイトを見ましたが、新しい補助の案内は見つかりませんでした。

変わっていないか、学校支援課に確かめてください。電話番号は次のとおりです。

  • 学校支援課:025-226-3257

市が訪ねて確かめた「連携協議会」の加盟施設

補助の代わりに、市はフリースクール等連携協議会を置いています。フリースクールと学校、教育委員会がつながるための会です。

市の加盟施設は、8つあります。

2026年7月時点の一覧は、次のとおりです。

  • 元気カレッジ フリースクール あきは(秋葉区)
  • フリースクール ロビオキ(西区)
  • トライ式中等部 新潟キャンパス(中央区)
  • 第一学院高等学校 新潟キャンパス中等部(中央区)
  • こどもおとな基地 イロトリドリ(西区)
  • こころの学習支援室 イロドリ(中央区)
  • フリースクール サンフライト(西区)
  • 開志中等部 東新潟校(東区)

加盟施設は、2025年11月の市報にも載っていました。

当時は7施設で、顔ぶれも少し違います。加盟施設は入れ替わるので、最新の一覧は市のページのPDFで見てください。

新しく加盟するには、3つの段階があります。書類の提出、委員による施設の視察と聞き取り、保護者などとの面談です。そのうえで委員会が話し合います。

確認シートの項目は、施設を選ぶ物差しになる

協議会のページには、施設を確認するときのシートが載っています。項目の一部はこうです。

  • 入会金や授業料などが明確で、保護者に知らされているか
  • 受け入れのときに面接をして、子どもの状況をつかんでいるか
  • 体罰などの不適切な指導や、人権を傷つける行為がないか
  • 学習や進路の様子を、保護者に伝えているか
  • 宿泊する施設なら、保護者の面会や退所の自由があるか

加盟していない施設を見学するときも、同じことを聞けます。費用や補助の全国の状況は不登校のフリースクールに書きました。

土曜に相談したいなら:休日教育相談は年2回

平日に時間がとれない保護者のために、土曜の教育相談が年2回あります。

令和8年度の残りの一回の日は、次のとおりです。

  • 12月5日(土)
項目 内容
会場江南区教育相談室(江南区亀田向陽)
時間9時〜16時、1回50分、最大8組
相談する人保護者だけ、または親子で(子どもだけは不可)
予約11月25日〜12月3日の9時〜17時に、教育相談センターへ電話

会場の江南区教育相談室では、予約を受け付けていません。予約の電話は教育相談センターにかけます。

休日の相談は、原則その日で終わります。続けて相談したいときは、平日の相談を案内してもらえます。

注意
  • 開室時間や加盟施設は変わります。この記事は2026年9月13日に市のページで確かめた内容です
  • 子ども支援室の時間はチラシ(令和7年度)の共通の書き方です。細かい時間は各区の相談室に聞いてください
新潟市で不登校の相談に最初に動く4つ。送迎できる曜日と時間を書き出す、住んでいる区の教育相談室に保護者が電話する、訪問教育相談は在籍校に頼む、フリースクールは連携協議会の加盟施設の一覧と確認シートの項目で見学する
新潟市で最初に動く4つ。電話の前と電話、家から出にくいとき・フリースクール。

最初に動く順番

  1. 保護者が、住んでいる区の教育相談室(中央・東・西区は教育相談センター)に電話して予約する
  2. 電話の前に、送迎できる曜日と時間を書き出しておく
  3. 家から出にくいなら、在籍校に訪問教育相談を頼む
  4. フリースクールも考えるなら、連携協議会の加盟施設の一覧を見て、確認シートの項目で見学する

全国の教育支援センターの仕組みは不登校の「支援センター」はどこ?に書きました。

まとめ

  • 新潟市の教育相談の予約は、保護者か学校関係者からの電話に限られる。子ども支援室も夜間相談室も、教育相談が先
  • 子ども支援室は区ごとに6室。水曜は正午まで。小学生の通室は保護者の送迎が必要
  • 中学生には、月・火・木・金の17時から20時の夜間「学習・進路相談室」がある。こちらも送迎が条件
  • 訪問教育相談だけは、在籍校に申し込む
  • フリースクールの利用料の補助はない。市が視察して確かめた加盟施設が8つある(2026年7月31日)
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出典

  • 新潟市「市報にいがた 令和7年11月16日 2851号 1面・2面」(2025年11月16日)。市の不登校の小中学生(令和6年度2,301人、令和元年度の2倍以上)、スクールカウンセラー、スペシャルサポートルーム(学校によって呼び名が違う、未設置の学校あり、学校に希望を伝え面談)、フリースクール等連携協議会の加盟施設(当時7施設)
  • 新潟市教育相談センター「教育相談」(2024年4月1日更新)。予約は保護者または学校関係者からの申し込みに限る、相談日時、1回約50分(初回約90分)、対象、本人が来所した小中学生の出席扱い
  • 新潟市教育相談センター「教育相談センター・各区教育相談室」。6か所の担当地区・電話番号・住所、各区教育相談室の水曜午後の閉室、休日教育相談
  • 新潟市教育相談センター「令和7年度 教育相談センター・各区教育相談室 チラシ」。相談・申込の流れ、子ども支援室の通室日時、小学生の通室は保護者の送迎が必要、記録を在籍校と共有し評価の対象、訪問教育相談はまず在籍校へ、お試し訪問
  • 新潟市教育相談センター「子ども支援室」(2025年4月1日更新)と各区の紹介ページ(北区は2026年4月1日、その他は2026年3月3日更新)。対象、活動内容、出席扱い、各室の名前、ぐみの木教室の東区分室・西区分室
  • 新潟市教育相談センター「夜間『学習・進路相談室』」(2026年4月1日更新)
  • 新潟市教育相談センター「訪問教育相談」(2025年4月1日更新)
  • 新潟市教育相談センター「令和8年度休日教育相談の実施について」(2026年4月1日更新)
  • 新潟市「市長への手紙 7 フリースクール利用者への補助と学びの多様化学校設置について」(回答 令和6年11月、学校支援課・教育総務課)
  • 新潟市教育委員会 学校支援課「新潟市フリースクール等連携協議会」(2026年9月1日更新)。加盟施設(2026年7月31日現在)、設置要綱、連携の全体像(新規加盟の3段階、書類提出と定期訪問)、確認シート
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杉野 一樹(ペンネーム)
杉野 一樹(ペンネーム)
不登校・進路情報編集者
「みちほどき」運営者。 不登校や学校に行きづらくなった子どもと保護者に向けて、出席扱い、学習支援、フリースクール、通信制高校、高卒認定、進学・就職などの情報を発信しています。 専門家や当事者としてではなく、文部科学省や自治体、学校などが公開する情報を確認し、制度や選択肢をわかりやすく整理することを大切にしています。 「学校に戻る」だけではない、その子に合った次の道を考えるための情報サイトを目指しています。
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