不登校

大阪のフリースクール|府内の学校が出席扱いにしている74か所。大阪市は塾代助成の月1万円が使える施設も

大阪のフリースクール。学校が出席扱いの74か所
杉野 一樹

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大阪で、学校に行きにくい子の通い先を探している。フリースクールはたくさんあって、どこを見ればいいか分からない。

そういう保護者に向けて、大阪府と大阪市の公表資料でわかることを並べます。

先に答えです。府内の学校が出席扱いにしている施設を、大阪府は74か所公表しています。

大阪市に住む小学5年生から中学生なら、登録済みの施設で塾代助成が使えます。

この記事で分かること
  • 府内の公立小中学校が連携し、出席扱いにしている施設は74か所
  • 大阪市内が28か所。74か所のうち32か所は、同じ運営の複数の教室
  • 授業料が無料の施設から、初期費用が10万円を超える施設まである
  • 大阪市の塾代助成は、フリースクールにも使える。対象は小5〜中3
  • 大阪市の教育支援センターは3か所
学校に行かなくなったあとの4つの段階。いま、学び直し、進路、その先
学校に行かなくなったあとの4つの段階。この記事は「いま」の話です。

府の一覧は「出席扱いにした実績」の一覧

大阪府は、不登校の支援についての資料に、別添の一覧を付けています。令和8年2月版です。

載っているのは、府内の公立小中学校が出席扱いにしている施設です。民間の紹介サイトと違い、学校が実際に出席扱いにした施設の一覧です。

ただし、一覧を作った対象から政令市は除かれています。大阪市と堺市の学校は、この一覧の対象外です。

出席扱いにするかは、在籍する学校の校長が決めます。どの施設でも、通う前に学校に相談してください。

出席扱いの仕組みは不登校の出席扱いにまとめました。

どこにあるか:大阪市内が28か所

一覧を地域ごとに数えました。

地域 施設数
大阪市28か所
豊能・三島(豊中・吹田・高槻など)11か所
北河内・中河内・南河内(枚方・東大阪など)20か所
堺市・泉北・泉南10か所
オンライン5か所
合計74か所

市ごとに見ると、堺市が6か所、枚方市が5か所でした。

吹田市と東大阪市は4か所ずつです。

大阪市の中では、北区が5か所で最も多くなっています。

小学生の年齢の子を受け入れる施設は、52か所でした。残りの22か所は、中学生から受け入れる施設です。

同じ運営の教室が多い

一覧には、同じ運営元の教室がいくつも載っています。

運営元 教室の数
トライ式中等部11か所
志塾フリースクール6か所
N中等部4か所
フリースクールここ4か所
八洲学園中等部3か所
レイパス・キリンのとびら各2か所

この7つの運営元の教室は、合わせて32か所です。

一覧全体の4割を超えます。

一覧の数ほど、中身の種類は多くないとも読めます(当サイトの読み)。見学するときは、運営元が違う施設も比べてください。

費用の幅:無料から初期費用10万円超まで

費用の書き方は施設ごとにばらばらです。そのうえで、幅を示す例を挙げます。

  • 授業料が無料:八洲学園中等部(3か所)。教材費は年5,000円
  • 1回ごとに払う:1日500円の施設や、1回3,500円からの施設
  • 月額制:1万円台から4万円台が多く見られます

月謝のほかに、入学金などが別にかかる施設もあります。

たとえばトライ式中等部は、入学金とシステム費などで10万5,600円です。月謝だけで比べず、最初に払う額も確かめてください。

全国の費用の目安は不登校のフリースクールに書きました。

大阪市は、塾代助成がフリースクールにも使える

大阪市には「習い事・塾代助成」があります。学校の外の学びの費用を、月1万円まで助成する制度です。

平成29年4月から、フリースクールの事業者も登録できるようになりました。

項目 内容
対象大阪市に住む小学5年生〜中学3年生
金額月1万円まで
所得制限なし(令和6年10月から)
使える施設事業に登録している施設だけ

府の一覧で「塾代助成が使える」と書いてあるのは、大阪市内の10か所でした。

通いたい施設が未登録なら、運営事務局に登録をリクエストできます。

令和8年度からは、カードではなくデジタルクーポンで使う形に変わりました。申請は随時受け付けていますが、遅れると使い始める月も遅れます。

小学4年生までは対象外です。低学年の子は、この助成を前提にしないでください。

大阪市の教育支援センターは3か所

大阪市は、不登校の子のための教育支援センターを3か所開いています。

センター 場所
教育支援センター花園西成区(花園町駅すぐ)
教育支援センター新大阪東淀川区(むくのき学園内)
教育支援センター桃谷生野区(もと鶴橋中学校)

対象は、大阪市立の小中学校と義務教育学校に在籍している子です。

教員免許を持つスタッフが5名、心理カウンセラーが2名配置されています。

学生などの学習支援ボランティアもいます。

申し込みは、在籍している学校か、市の教育委員会に相談します。センターの役割は教育支援センターとはにまとめました。

府の窓口:大阪府不登校支援センター「まいど」

大阪府は2025年度に「大阪府不登校支援センター まいど」を開きました。場所は、住吉区の大阪府教育センターの中です。

対象は、大阪市と堺市を除く府内の市町村立の小中学生です。通所とオンラインで支援し、保護者の相談も受けます。

大阪市と堺市の子は、それぞれの市の教育支援センターが窓口です。電話番号などは大阪の通信制高校の相談先の節に載せています。

家から参加できるオンラインのフリースクールも、通い先の候補になります。

クラスジャパン小中学園の資料を請求する(無料)

明光義塾が運営するオンラインのフリースクールです。出席扱いの実績があります。資料請求をしても入会の義務はありません。PR

通う前に確かめる4つ

大阪でフリースクールに通う前に確かめる4つ。在籍校が出席扱いにするか(通う前に学校に相談する)、月謝以外の費用(入学金などで10万円を超える所も)、塾代助成が使えるか(大阪市の小5〜中3は月1万円まで)、対象学年と通う日数(中学生だけの施設もある)
通う前に確かめる4つ。出席扱いは、在籍校の校長が決めます。
  1. 在籍校が出席扱いにするか(通う前に学校に相談する)
  2. 月謝以外の費用(入学金などで10万円を超える所も)
  3. 塾代助成が使えるか(大阪市の小5〜中3は月1万円まで)
  4. 対象学年と通う日数(中学生だけの施設もある)

よくある質問

Q. 府の一覧に載っていない施設は、出席扱いになりませんか。

A. なる場合もあります。一覧は実績をまとめたもので、決めるのは在籍校の校長です。

Q. 大阪市の子は、府の一覧を参考にしていいですか。

A. 参考にはなります。ただし大阪市の学校は一覧の対象外なので、必ず学校に確かめてください。

Q. 大阪市の塾代助成は、どのフリースクールでも使えますか。

A. 事業に登録している施設だけです。未登録なら、運営事務局に登録をリクエストできます。

Q. 堺市にもフリースクールはありますか。

A. 府の一覧では、堺市内に6か所が載っています。

まとめ

  • 府内の公立小中学校が出席扱いにしている施設は74か所(令和8年2月版)
  • 大阪市と堺市の学校は一覧の対象外。出席扱いは在籍校の校長が決める
  • 74か所のうち32か所は、7つの運営元の教室
  • 授業料無料から、初期費用10万円超まで幅がある
  • 大阪市の小5〜中3は、登録済みの施設で塾代助成の月1万円が使える

出典

  • 大阪府「『子どもたちの社会的な自立のために〜不登校児童生徒への支援と取組み〜』別添資料(R8年.2月版)」(2026年9月30日閲覧)。政令市を除く府内公立小中学校が現在連携し、出席扱いしているフリースクール等の情報(74施設、所在地・費用・対象・活動日時・学校連携等)。地域別・運営元別・対象学年別の数と塾代助成の記載の数は、同資料から当サイトで数えた
  • 大阪市こども青少年局「大阪市習い事・塾代助成事業の実施状況(令和8年1月末現在)」。月額1万円上限、令和6年10月から所得制限を撤廃し市内在住のすべての小学5年生から中学生が対象、平成29年4月からフリースクール事業者も登録可、未登録の教室等は運営事務局に登録をリクエストできる仕組み
  • 大阪市 報道発表資料「令和8年度大阪市習い事・塾代助成事業における利用登録申請受付開始及び利用方法の変更について」(令和7年12月18日)。デジタルクーポン方式への変更、申請は随時受付(期限後は利用開始時期が遅れる)
  • 大阪府教育庁「大阪府不登校支援センター『まいど』開設」(令和7年度)。所在地(大阪府教育センター内)、対象(政令市を除く府内市町村立の小中学生)、支援内容
  • 大阪市教育委員会「不登校児童生徒支援のための大阪市教育支援センターについて」(2026年5月25日更新)。3か所(花園・新大阪・桃谷)の所在地、対象、配置スタッフ(教員免許を持つスタッフ5名、学習支援ボランティア最大5名、心理カウンセラー2名)、申込方法
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杉野 一樹(ペンネーム)
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不登校・進路情報編集者
「みちほどき」運営者。 不登校や学校に行きづらくなった子どもと保護者に向けて、出席扱い、学習支援、フリースクール、通信制高校、高卒認定、進学・就職などの情報を発信しています。 専門家や当事者としてではなく、文部科学省や自治体、学校などが公開する情報を確認し、制度や選択肢をわかりやすく整理することを大切にしています。 「学校に戻る」だけではない、その子に合った次の道を考えるための情報サイトを目指しています。
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