佐賀の通信制高校。25か所のうち、本校が佐賀県内にあるのは1か所です
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佐賀で通信制高校を探すと、キャンパスの名前がいくつも出てきます。ただし、そのほとんどは本校が県外の学校です。
先に答えです。佐賀県内の拠点25か所のうち、本校が佐賀県内にあるのは1か所だけでした。
ここで気になるのがお金です。県の支援は使えるのか、という話です。
答えは使えます。佐賀の給付金は、学校の場所ではなく保護者の住所で決まるからです。この記事では、その根拠を並べます。

佐賀の通信制は、本校2校と拠点25か所でできている
通信制高校には2つの場所があります。学校そのもの(本校)と、生徒が通う拠点です。
佐賀県に本校を置く通信制は2校です。
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| 学校 | 設置 | 所在地 | 定員/在籍 |
|---|---|---|---|
| 県立佐賀北 | 公立 | 佐賀市天祐 | 1,200/806 |
| 敬徳 | 私立 | 伊万里市立花町 | 240/77 |
本校が2校しかない県は、秋田・富山・石川・徳島・佐賀の5県です。佐賀はその一つです。
もうひとつが拠点です。正式には通信教育連携協力施設といい、県内に25か所あります。
この2つの違いは近くの通信制高校はどう探す?にまとめました。
25か所のうち、本校が佐賀県内なのは1か所
拠点25か所を、本校がどこにあるかで分けました。
本校が佐賀県内なのは1か所だけでした。県立佐賀北高校の会場である、県立唐津西高校です。
定員240人に対して在籍111人です。
残る24か所は、すべて本校が県外にあります。割合にすると4.0%です。
全国と比べます。拠点が20か所以上ある44の都道府県で並べます。
佐賀は下から11番目でした。
もっと低い県もあります。秋田と岩手は0%です。
秋田の29か所、岩手の49か所は、どれも本校が県外の学校でした。
逆に高いのは長崎で、38か所のうち12か所が県内の学校です。
割合は31.6%です。詳しくは長崎の通信制高校に書きました。
つまり佐賀で通信制を選ぶと、ほぼ必ず「本校は県外、拠点が佐賀」という形になります。
唐津に住んでいる場合は、県立佐賀北の会場という選択肢があります。県立は授業料が低く、就学支援金を使えば実質的にかからないことが多くなります。
公立の中身は公立の通信制高校はどんなところ?にまとめました。
それでも県の給付金は使える。線が「保護者の住所」だから
本校が県外だと、県の支援から外れる県があります。佐賀はどうか確かめました。
佐賀県高校生等奨学給付金の要件は、こうなっています。「保護者等が佐賀県内に住所を有している」ことです。
学校がどこにあるかは条件に入っていません。県外の学校に在学する場合の受付も用意されています。
通信制の額はこうです。返す必要はありません。
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| 世帯 | 国公立 | 私立 |
|---|---|---|
| 生活保護受給 | 32,300円 | 52,600円 |
| 非課税 | 50,500円 | 52,100円 |
| 所得割105,500円未満 | 16,830円 | 17,370円 |
| 所得割182,500円未満 | 12,630円 | 13,030円 |
新入生には早期給付もあります。要件を満たせば、年額の4分の1を先に受け取れます。
これは4月から6月分にあたります。
県によっては、この線が逆になる
ここは県によってかなり違います。香川県の入学金の補助を見てください。
香川は対象校を「香川県内に設置されている私立高等学校」としています。
そのうえで、こう明記しています。「他の都道府県が認可している広域通信制高校及びその通信教育連携協力施設は対象外」。
もし佐賀が香川と同じ線の引き方だったら、25か所のうち24か所が外れることになります。
佐賀は保護者の住所で見ているので、そうはなりません。同じ形は石川や長崎でも確認しました。
香川の事情は香川・高松の通信制高校に書いています。
県ごとの補助の違いは通信制高校の学費が安いのはどこ?にまとめています。
人が集まっているのは、佐賀市と武雄市
25か所の在籍を合計すると970人です。市町村ごとに分けます。
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| 市町 | 拠点 | 在籍 |
|---|---|---|
| 佐賀市 | 17か所 | 605人 |
| 唐津市 | 3か所 | 120人 |
| 武雄市 | 1か所 | 183人 |
| 上峰町 | 1か所 | 31人 |
| 基山町 | 1か所 | 21人 |
| 有田町 | 1か所 | 10人 |
| 伊万里市 | 1か所 | 0人 |
武雄市は拠点が1か所なのに183人います。神村学園高等部通信制課程の武雄校舎です。
定員250人に対しての数字です。
神村学園は鹿児島の学校です。全国に15か所の拠点を持っていますが、そのうち2か所が佐賀にあります(武雄と上峰町)。
九州の他の県はどこも1か所ずつでした。
在籍がいちばん多いのは、佐賀市のおおぞら高等学院佐賀キャンパスで207人です。
次が武雄校舎の183人、星槎国際の佐賀星生学園で165人でした。
面接指導ができるのは25か所のうち14か所です。
残る11か所は学習等支援施設で、スクーリングのときは別の場所へ行くことになります。
在籍0人の拠点の割合を、全国と比べます。
- 佐賀:7か所(28.0%)
- 全国平均:38.8%
佐賀は少ないほうです。
一覧に出ている拠点に、実際に生徒がいる可能性は他県より高いということになります。それでも見学の前に在籍者数は聞いてください。
佐賀市の相談先
学校を選ぶ前に、相談できる場所があります。
佐賀市には教育支援センター「くすの実」があります。学校以外の安心できる居場所として、市が位置づけている場所です。
個別の学習や体験活動を通して社会的自立を支え、状況に応じて、学校に戻ることも見すえた支援をします。
保護者向けの集まりもあります。「7時の集い」という名前で、年6回、講師の話や参加者どうしの意見交換があります。
問い合わせは佐賀市教育部学校教育課の生徒支援係です。
- 電話:0952-40-7356
学校を決めてから相談するより、決める前に相談したほうが選択肢が増えます。進路の書類や出席の扱いは、いま在籍している学校を通したほうが早く進むことが多いからです。
決める順番
ここまでの内容を、確かめる順に並べました。

順番はこうです。まず通える範囲に拠点があるかを見る。次に面接指導ができる場所かを確かめる。
そのうえで給付金の申請をします。学校を決めたあとでも間に合うので、場所から決めて構いません。
問い合わせで聞くこと
- この拠点は面接指導ができますか
- この拠点には、いま何人が在籍していますか
- スクーリングはどこで、年に何日ありますか
- 奨学給付金の早期給付は使えますか
まとめ
佐賀の通信制について、数えてわかったことを並べます。
県内の拠点25か所のうち、本校が佐賀県内にあるのは県立唐津西の1か所だけです。
それでも県の奨学給付金は使えます。要件が「保護者等が佐賀県内に住所を有していること」だからです。
香川のように学校の場所で線を引く県なら、佐賀では25か所のうち24か所が外れることになります。
武雄市は拠点が1か所で183人います。
神村学園は全国15か所のうち2か所を佐賀に置いています。
在籍者がいない拠点は7か所(28.0%)で、全国平均より少なめでした。
資料を集めるところから始めるなら、広い区域の学校もひとつ見ておくと比べやすくなります。
KADOKAWAとドワンゴが運営する広域通信制です。対象は中学3年生から高校生・高校中退の人。資料を請求しても入学の義務はありません。PR
数字は文部科学省「分かる・見つかる通信制高等学校」の詳細検索用エクセルをもとに集計しました。2025年5月現在の数字です。
学費は佐賀県「佐賀県高校生等奨学給付金のご案内」によります。

