不登校

練馬区の不登校支援|フリーマインド・トライは15時以降に見学、週1時間の体験から。区の調査で分かった中学卒業後の進学先

杉野 一樹

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子どもが学校に行けていない。練馬区で、どこに通えるのか。中学を卒業したあと、どうなるのか。

そういう方に向けて書きます。

先に答えです。練馬区の学校外の教室は、小学生の「フリーマインド」と、中学生の「トライ」です。光が丘と石神井台の2か所にあります。

見学は、ほかの子がいない15時以降にできます。

体験は週1回・1時間ほどからです。区が行った不登校の実態調査の結果も、あわせて紹介します。

この記事で分かること
  • フリーマインド(小学生)とトライ(中学生)は、光が丘と石神井台の2か所。学習支援は無料
  • 見学は15時以降。体験入室は週1回1時間ほど。利用は年度ごと
  • 区の調査では、不登校を経験した中学卒業生の進学先は、定時制38.8%、通信制35.6%、全日制16.0%
  • 卒業後に「相談したい・手助けがほしい」と思った人は46.2%

先に答え:学校外はフリーマインドとトライ、相談は4か所

練馬区教育委員会の主な支援を並べます。

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支援 対象 場所
フリーマインド区内在住の不登校の小学生光が丘、石神井台
トライ区内在住の不登校の中学生光が丘、石神井台
教育相談室区内在住・区立在籍の子と保護者光が丘、練馬、関、大泉
つむぎフォローアップ高校不登校・中退などの若者進路相談と学習支援

教育相談室は、住んでいる地域に関係なく、どこでも相談できます。

開いているのは月曜〜土曜の日中です。電話相談は、名前を言わなくてもかまいません。

フリーマインドとトライ:光が丘と石神井台

フリーマインド(小学生)とトライ(中学生)は、区の教室です。学校教育支援センターが開いています。石神井台の教室は、2024年度に新しくできました。

項目 内容
開室月〜金の9時30分〜14時50分(一部の曜日は午後が短い)
中身個人学習、心理教育相談員との相談、運動や行事などの体験活動
費用学習支援は無料。交通費は自己負担。給食はなく、お弁当を持っていく
利用年度ごと

光が丘では、教科の授業(集団学習)もあります。トライには、進路について学ぶ時間があります。希望者には、作文の添削や面接の練習もします。

午後が短くなる曜日は、教室によって違います。光が丘のフリーマインドは月曜、光が丘のトライは木曜、石神井台は水曜です。

出席扱いと、通い方

  • 出席の様子は、毎月在籍校に報告されます。出席扱いは校長の判断ですが、「出席扱いとなることが多い」と区のQ&Aにあります
  • 学校に行ける日は、学校にも登校できます
  • 朝起きられない場合も、参加できる時間から少しずつ通えます
  • 電車で通うときは、在籍校で手続きをすると実習定期券を買えます

フリーマインド(小学生)は、保護者の送迎をお願いしています。子ども一人で通うときは、行き帰りの時刻や道を家で確かめます。

入り方:見学は15時以降、体験は週1時間から

入室までの流れは、次のとおりです。

  1. 在籍校に、入室について相談する
  2. 子どもと一緒に、ほかの子がいない15時以降に見学する(フォームか電話で申し込み)
  3. 希望すれば、週1回1時間ほどの体験入室をする(毎回予約)
  4. 入室相談をして、必要な書類を受け取る
  5. 初回面接(インテーク)を受ける。子どもと保護者は別々に面接する
  6. 入室会議のあと、入室承認通知が届く

入室申請書には、在籍校の校長の公印が必要です。トライの場合、書類一式は学校から受け取ります。

見学の申し込み 電話
フリーマインド光が丘03-6385-8677
トライ光が丘03-6385-8681
フリーマインド・トライ石神井台03-5935-7381

石神井台には駐車場がありません。教育支援センターの全国の仕組みは不登校の「支援センター」はどこ?にまとめました。

区の実態調査で分かったこと

練馬区は2021〜2022年度に、不登校の実態調査をしました。対象は、不登校を経験した区立中学校の卒業生と保護者などです。結果の主な数字を紹介します。

中学卒業後の進学先は、定時制と通信制が7割超

進学先 割合
定時制高校38.8%
通信制高校35.6%
全日制高校16.0%

不登校のころと比べて、今の生活が「良くなった」と答えた人は78.8%でした。

中学のときの不安では、進路・進学(73.4%)と勉強の遅れ(69.2%)が上位でした。

一方で、卒業してから「相談したい・手助けがほしい」と思ったことがある人は46.2%でした。中学の間だけでなく、卒業後の相談先も知っておく必要があります。

区には、高校不登校や中退などで悩む人のためのつむぎフォローアップがあります。進路相談と学習支援をしています。

教室を使わなかった理由の4割は「本人が行きたがらなかった」

調査では、区の適応指導教室を使わなかった生徒にも理由を聞いています。42.4%が「本人が行きたがらなかった」と答えました。

区の教室は、ほかの子がいない時間に見学できます。体験も週1時間ほどから始められます。行きたがらないときほど、この小さな入口を使ってみてください。

区のガイドブックによると、2023年度の区の不登校の小中学生は1,648人でした。

5年で約1.9倍に増えています。

フリースクール:都の助成と、区の連携会議

練馬区は、フリースクールなどの民間団体と連携会議を開いています。2025年12月にも開かれました。

その会議には、14の施設・団体が参加しました。

フリースクールに通う場合は、東京都の助成(月2万円まで)があります。支給の時期は東京都の不登校支援にまとめました。都の「TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ」でも、施設を探せます。

費用の目安は不登校のフリースクールに、出席扱いの国の要件は不登校の出席扱いに書きました。高校のことは東京の通信制高校にまとめています。

注意
  • 教室の時間や手続きは、2026年6月の区のページで書いています
  • 実態調査は2021〜2022年度に行われたものです
練馬区で不登校の支援に最初に動く4つ。近くの教育相談室に電話(4か所どこでも可)、在籍校に相談してフリーマインド・トライの15時以降の見学を申し込む、週1時間ほどの体験入室から始める、中3なら卒業後の相談先(つむぎフォローアップ)も確かめる
練馬区で最初に動く4つ。相談と教室、行きたがらないとき・卒業後。

最初に動く順番

  1. 迷ったら、近くの教育相談室に電話する(どこでも相談できる、匿名も可)
  2. 学校外の教室が気になるなら、在籍校に相談して、15時以降の見学を申し込む
  3. 行きたがらないなら、週1時間ほどの体験入室から始める
  4. 中学3年生なら、卒業後の相談先(つむぎフォローアップ)も確かめておく

まとめ

  • 練馬区の学校外の教室は、小学生のフリーマインドと中学生のトライ。光が丘と石神井台にあり、学習支援は無料
  • 見学はほかの子がいない15時以降、体験は週1回1時間ほどから。入室申請書には校長の公印が必要
  • 区の調査では、不登校を経験した中学卒業生の進学先は定時制38.8%、通信制35.6%、全日制16.0%
  • 今の生活が「良くなった」は78.8%。ただし卒業後に相談したかった人も46.2%いた
  • 教室を使わなかった理由の42.4%は「本人が行きたがらなかった」。小さな入口から使う
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出典

  • 練馬区教育委員会「フリーマインド(小学生対象)」「トライ(中学生対象)」(いずれも2026年6月26日更新)。開室日時、場所、活動内容、入室までの手続き、見学申し込み、Q&A(費用、出席扱い、送迎、自転車、実習定期券、給食、学校との併用)
  • 練馬区教育委員会「教育相談室」(2025年12月4日更新)
  • 練馬区教育委員会「不登校のお子さんへの支援」「フリースクール等の民間団体との連携」(2026年7月28日更新)
  • 練馬区教育委員会「練馬区教育委員会 不登校対策方針」(2023年8月)第3章「不登校実態調査で得た結果」
  • 練馬区教育委員会「学校に行きづらい子どもの保護者のためのガイドブック」。不登校児童生徒数の推移、実態調査の結果(休み始めたきっかけ、休んでいたころの気持ち)
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杉野 一樹(ペンネーム)
杉野 一樹(ペンネーム)
不登校・進路情報編集者
「みちほどき」運営者。 不登校や学校に行きづらくなった子どもと保護者に向けて、出席扱い、学習支援、フリースクール、通信制高校、高卒認定、進学・就職などの情報を発信しています。 専門家や当事者としてではなく、文部科学省や自治体、学校などが公開する情報を確認し、制度や選択肢をわかりやすく整理することを大切にしています。 「学校に戻る」だけではない、その子に合った次の道を考えるための情報サイトを目指しています。
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