不登校

横浜のフリースクール|県の利用料支援に横浜市は入っていない。県と連携する15施設の費用と、市のハートフル

横浜のフリースクール。県の利用料支援の対象外
杉野 一樹

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横浜で、学校に行きにくい子の通い先を探している。フリースクールに補助はあるのか。どこに相談すればいいのか。

そういう保護者に向けて、神奈川県と横浜市の公表資料でわかることを並べます。

先に答えです。神奈川県のフリースクール利用料の支援に、横浜市は入っていません。

一方で、市の教育支援センター「ハートフル」は市内に11か所あります。

この記事で分かること
  • 県の利用料支援を使っているのは6市町。横浜市は入っていない
  • 県と連携するフリースクールは38施設。そのうち15施設が横浜市
  • 15施設の費用は、1回100円から入学金40万円まで
  • 市のハートフルは11か所と民間委託2か所。利用には学校のアセスメントが要る
  • 家から出にくい子には、訪問・オンライン・メタバースがある
学校に行かなくなったあとの4つの段階。いま、学び直し、進路、その先
学校に行かなくなったあとの4つの段階。この記事は「いま」の話です。

県の利用料支援に、横浜市は入っていない

神奈川県は、フリースクールに通う子の保護者を支援する市町村に補助を出しています。保護者に直接出る補助ではありません。

住んでいる市町村が事業を実施していることが条件です。

項目 内容
県が補助する相手市町村または市町村の教育委員会
基準額子ども1人につき、通った月数×1万円
補助率3分の1
実施している市町相模原市、鎌倉市、海老名市、藤沢市、葉山町、二宮町

実施している6市町に、横浜市は入っていません。県のページでの確認です。

相模原市の補助の中身は相模原の不登校支援に書きました。

横浜市の家庭は、費用を全額自分で払う前提で比べることになります(当サイトの読み)。

県と連携する横浜市の15施設

神奈川県は、県の連携協議会と連携するフリースクールを公表しています。

令和8年度の一覧には、38施設が載っています。

そのうち15施設が横浜市です。

各施設の紹介資料から、区・対象・費用を同じ項目で並べました。

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施設 区 対象 費用(資料の記載)
楠の木学園港北区12〜23歳入学金33万円、月7万1,500円
フレンドリースペース金沢金沢区6〜18歳1回100円
おっちー塾戸塚区小学生〜高校生入会金1,000円、月1万円
コロンブスアカデミー磯子区小学生〜39歳問い合わせ
クラーク国際中等部 横浜西区小6〜中3入会金3万円、月2万2,700円〜4万8,000円
教育支援協会南関東南区小学生〜35歳程度原則無料
こだまの会港南区年齢は問わない(親の会)1回200円
教育★ステーション中区小1〜中3コースで変わる
横浜シュタイナー学園緑区小学生(原則小5までの募集)入学金40万円、月5万8,000円と諸費
LITALICOジュニア 横浜神奈川区未就学〜大学生問い合わせ
のあインターナショナル栄区小1〜高3入学金10万円、月約4万円(小中)
アーモンドコミュニティネットワーク都筑区小学生〜高校生の年代月1万6,500円(週1〜2日)、年会費1万2,000円
ABCジャパン鶴見区中学生、高校進学を希望する人入会金1万円、月2万5,000円
教育アカデミー中等部 横浜西口西区中学生見学時に説明
キッカケ学園都筑区小6〜高3月1万6,000円(税別)から

費用の型は、1回ごと・月謝・原則無料・入学金の高い学校型に分かれます。

月謝だけでなく、入学金や年会費まで足して比べてください。

外国につながる子のための施設や、親の会も含まれています。

横浜市の公的な支援:子の状態で分かれる

横浜市の教育支援センターは、子の状態に合わせて支援を分けています。

子の状態 市の支援
家で過ごしている大学生などの訪問(ハートフルフレンド)、民間施設職員の訪問(アウトリーチ)、オンライン配信、メタバースキャンパス
外出できるハートフルセンター上大岡、ハートフルスペース3か所、ハートフルルーム7か所
学校には行ける校内ハートフル(全中学校)、オンライン授業配信

ハートフルは、週1回の短い時間から、週5回まで通えます。

通えるのは、平日の日中です。

支援事業を使うには、学校のアセスメントと本人の意思確認が要ります。まず在籍校に相談します。

メタバースキャンパスは、令和8年10月からの開始です。アバターで人と交流したり、学んだりする場です。

ほかに、民間に委託した「ハートフルみなみ」「ハートフル西部」があります。こちらは保護者が施設に直接申し込めます。

電話相談の番号は神奈川の通信制高校の相談先の節にまとめました。

出席扱いは、市のガイドラインが目安

横浜市は、民間の施設に通うときの目安をガイドラインにしています。令和8年4月に改訂されました。

施設の条件には、次のようなものがあります。

  • 不登校の子への相談・指導が主な目的であること
  • 著しく営利本位でなく、入会金や授業料が保護者に示されていること
  • 学校と情報を交換するなど、連携していること

支援ができていると評価できれば、校長は出席扱いにできると書かれています。

仕組みは不登校の出席扱いにまとめました。

家から参加できるオンラインのフリースクールも、通い先の候補になります。

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明光義塾が運営するオンラインのフリースクールです。出席扱いの実績があります。資料請求をしても入会の義務はありません。PR

通う前に確かめる4つ

横浜でフリースクールに通う前に確かめる4つ。入学金と年会費(入学金が40万円の施設もある)、払い方の型(1回ごと・月謝・無料がある)、在籍校が出席扱いにするか(決めるのは校長)、ハートフルが使えるか(学校のアセスメントが要る)
通う前に確かめる4つ。横浜市は県の利用料支援の対象外です。
  1. 入学金と年会費(入学金が40万円の施設もある)
  2. 払い方の型(1回ごと・月謝・無料がある)
  3. 在籍校が出席扱いにするか(決めるのは校長)
  4. ハートフルが使えるか(学校のアセスメントが要る)

よくある質問

Q. 横浜市にフリースクールの利用料の補助はありますか。

A. 県の利用料支援を使っている市町に、横浜市は入っていません。

Q. 県の一覧に載っている施設なら、出席扱いになりますか。

A. 決めるのは在籍校の校長です。一覧は、県の協議会と連携している施設です。

Q. 家から出られない子に使える支援はありますか。

A. 訪問、オンライン配信、メタバースキャンパスがあります。在籍校に相談して使います。

Q. 川崎市の支援は?

A. 川崎市の不登校支援にまとめました。

まとめ

  • 県の利用料支援を使っているのは6市町。横浜市は入っていない
  • 県と連携するフリースクール38施設のうち、15施設が横浜市
  • 15施設の費用は、1回100円から入学金40万円まで。入学金と年会費まで足して比べる
  • 市のハートフルは11か所。家から出にくい子には訪問やメタバースもある
  • 市の支援を使うには、まず在籍校に相談する

出典

  • 神奈川県「フリースクール等に通う子どもへの支援(市町村による取組を支援)」(2026年5月20日更新)。対象者(市町村又は市町村教育委員会。保護者への直接補助ではない)、基準額(児童・生徒1人につき通所月数×1万円)、補助率1/3、実施市町(相模原市・鎌倉市・海老名市・藤沢市・葉山町・二宮町)
  • 神奈川県「フリースクール等の紹介」(2026年7月2日更新)と各施設の紹介資料。神奈川県学校・フリースクール等連携協議会と連携しているフリースクール等(令和8年度、38施設、うち横浜市15施設)の対象年齢・費用。区と費用の整理は当サイトで行った
  • 横浜市教育委員会「不登校児童生徒への支援について」(2026年9月29日更新)。児童生徒の状態に応じた支援事業(ハートフルフレンド、アウトリーチ、ハートフルオンライン、メタバースキャンパス〈令和8年10月から〉、ハートフルセンター・スペース・ルーム、ハートフルみなみ・ハートフル西部)、利用には学校によるアセスメントと本人の意思確認が必要、校内ハートフル(全中学校)
  • 横浜市教育委員会「横浜市における不登校児童生徒が相談・指導を受ける民間教育施設についてのガイドライン」(令和元年10月25日策定、令和8年4月1日改訂)
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杉野 一樹(ペンネーム)
杉野 一樹(ペンネーム)
不登校・進路情報編集者
「みちほどき」運営者。 不登校や学校に行きづらくなった子どもと保護者に向けて、出席扱い、学習支援、フリースクール、通信制高校、高卒認定、進学・就職などの情報を発信しています。 専門家や当事者としてではなく、文部科学省や自治体、学校などが公開する情報を確認し、制度や選択肢をわかりやすく整理することを大切にしています。 「学校に戻る」だけではない、その子に合った次の道を考えるための情報サイトを目指しています。
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