神奈川の通信制高校|県の補助が出るのは本校が県内の5校だけ。公立は横浜修悠館と厚木清南の2校
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神奈川で通信制高校を探すと、横浜駅のまわりにキャンパスが並びます。「県の補助は通信制にも出るのか」「公立はどこか」から迷う方に向けて書きます。
先に答えです。神奈川県の補助は通信制にも出ます。ただし、本校が県内にある5校だけです。
横浜のキャンパスに通っていても、本校が県外なら県の補助はありません。だから最初に確かめるのは「本校はどこか」です。
- 県の学費補助金の対象は、本校が県内の私立通信制5校。対象校なら授業料の補助は国と県を合わせて年48万円まで
- 本校が県外の学校(横浜にキャンパスがあっても)は、国の就学支援金33万7,200円まで
- 公立は横浜修悠館と厚木清南の2校。受検料と入学料は無料。通い方が違う

先に答え:神奈川は「本校が県内か」で県の補助の有無が分かれる
国の就学支援金は、2026年度から所得制限がなくなりました。
私立通信制は年33万7,200円までです。
神奈川県には、これに上乗せする「学費補助金」があります。通信制の上乗せは年14万2,800円です。
合わせると、授業料の補助は年48万円までになります。全日制と同じ上限です。
ただし、県の補助には条件が2つあります。生徒と保護者が県内に住んでいること。そして通信制なら、本校(本部校)が県内にある学校に通っていることです。
県のリーフレットに、はっきり書いてあります。本校が県外の通信制の生徒は、県内のサポート校に通っていても「県外設置」の扱いです。
神奈川県の制度(2026年度):国と県の補助と、奨学給付金
県のリーフレットから、通信制の数字だけを並べます。
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| 制度 | 授業料の補助(年) | 入学金の補助(入学時1回) | 条件 |
|---|---|---|---|
| 就学支援金(国) | 通信制33万7,200円まで | ― | 所得制限なし。全国の学校が対象 |
| 学費補助金(県) | 通信制14万2,800円を上乗せ。国と合わせて48万円まで | 非課税世帯21万2,000円、年収目安750万円未満10万円 | 県内在住で、本校が県内の学校 |
| 奨学給付金(県) | 授業料以外の教育費。通信制は非課税世帯5万2,100円など | ― | 非課税世帯と年収目安490万円未満の世帯 |
申請は、どれも学校を通じて行います。
- 就学支援金:4月に案内
- 学費補助金:6月頃に案内
- 奨学給付金:7月以降に案内
問い合わせは、県の私学振興課です。
- 電話:045-210-3793
- 受付:平日8時30分〜17時15分
大阪・埼玉と並べると、県の考え方の違いが見えます。
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| 大阪府 | 埼玉県 | 神奈川県 | |
|---|---|---|---|
| 通信制への県の上乗せ | 推進校のみ1単位1万2,030円まで | なし | 本校が県内の5校のみ、年14万2,800円 |
| 費用の分かれ目 | 推進校か | 学校の単位料 | 本校が県内か |
大阪は大阪の通信制高校に、埼玉は埼玉の通信制高校に書きました。国の制度の全体は通信制高校の学費はいくら?にあります。
県の補助の対象は5校。横浜のキャンパスに通っていても本校が県外なら対象外
県の「学費補助金対象校一覧」(2026年4月)に載っている通信制は、次の学校です。
- 清心女子高等学校(横浜市港北区)
- 秀英高等学校(横浜市泉区)
- 厚木中央高等学校(厚木市)
- 鹿島山北高等学校(足柄上郡山北町)
- 星槎高等学校(通信制、横浜市旭区)
県のQ&Aには、こう書いてあります。「上記以外の通信制高校は、県内に設置されたサポート校等に通学している場合でも、県の学費補助金は受けられません」。
横浜駅のまわりのキャンパスは、本校が県外の広域通信制が多いです。その場合、使えるのは国の33万7,200円だけです。
理由も書いてあります。県の補助は、県が学校にお金を出す制度です。県内の学校が、県内の保護者の負担を軽くしたときだけ出ます。
公立は2校:横浜修悠館と厚木清南。通い方が違う
神奈川県の公立通信制は2校です。県教育委員会のパンフレットと、各校の公式サイトから並べます。
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| 項目 | 県立横浜修悠館高校 | 県立厚木清南高校 通信制 |
|---|---|---|
| 場所 | 横浜市泉区和泉町2563 | 厚木市岡田1-12-1 |
| 学校の形 | 通信制だけの学校 | 全日制・定時制・通信制が1つの学校(フレキシブルスクール) |
| 通い方 | 月〜木の「平日講座」か、日曜の「日曜講座」。科目ごとに選べる | 日曜のスクーリング(年18回)と火曜の教科スクーリング(年20回)が中心。夜間・夏季・冬季もある |
| レポート | オンラインで提出・添削 | 教科書と学習書で自学自習して提出 |
| 受講料 | 平日講座1単位700円、日曜講座1単位350円。諸会費 年6,000円、教科書1万〜1万5,000円 | 公式サイトに記載なし。学校に確認 |
| 受検料・入学料 | 無料 | 無料 |
| 卒業 | 3年以上在籍、74単位、特別活動30時間 | 同じ |
| 出願(2027年度) | 共通選抜1月25〜29日(ネット出願)、定通分割選抜3月4〜5日。検査は作文 | 同じ |
| 電話 | 045-800-3711 | 046-228-5385 |
横浜修悠館は「平日に通う」が選べる通信制です。平日講座で30単位取ると、受講料は2.1万円です。担任がいて、制服はありません。
厚木清南は、自分で進める部分が多い学校です。公式のQ&Aに、3年で卒業する条件が書いてあります。
レポートを毎週4〜5通と、週に一度ほどの出席です。
3年で卒業できるのは全体の2割程度、とも公表しています。
厚木清南は、別室対応やオンライン授業はしないとも書いています。教室で授業を受けられるかどうかが前提です。
1人で続けられるかは、通信制高校はやめとけ?の「通う回数」の節で確かめてください。
私立の費用の見方:対象5校は48万円、それ以外は33万7,200円の線
本校が県内の5校なら、授業料は年48万円まで補助の範囲です。私立通信制の授業料は、たいていこの線の下に収まります。
本校が県外の学校は、国の制度だけで計算します。
- 年25単位なら、1単位1万3,488円までの授業料は全額が支援の範囲(33万7,200円÷25)
- 1単位1万5,000円で25単位:授業料37万5,000円のうち、3万7,800円が残る
残るのは、入学金、施設費、教材費、スクーリングの交通費、サポート校の費用です。県の補助は授業料と入学金だけなので、授業料以外の総額を紙で出してもらってください。
対象5校でも、授業料以外が高ければ総額は変わります。「本校はどこか」と「授業料以外の総額」は、セットで聞きます。
県内の通信制の数と、キャンパスの多い場所
文部科学省の一覧(2025年5月時点)で数えました。
神奈川県に本校がある通信制高校は7校です。
公立2校のほかは、私立4校と、株式会社立の鹿島山北高校です。
この私立と株式会社立の学校が、県の学費補助金の対象校と同じ顔ぶれです。
これに、本校が県外にある広域通信制のキャンパスが加わります。キャンパスが集まるのは横浜駅のまわりで、ほかに川崎・藤沢・厚木・相模原にあります。
本校が県内の学校と、県外認可の広域校では、県の補助とスクーリングの場所が違います。広域校は本校での宿泊スクーリングがある学校もあり、交通費と宿泊費は補助の対象外です。
横浜市のサポート校は76施設。3割は在籍0人
国の一覧で、横浜市内の施設を当サイトで数えました。数字は2025年5月時点です。
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| 施設の種類 | 施設の数 | 在籍 |
|---|---|---|
| 学習等支援施設(サポート校) | 76 | 1,558人 |
| 面接指導等実施施設 | 61 | 6,419人 |
生徒がいない施設は24でした。
在籍10人未満の施設も56あります。
区ごとの数と、在籍の多い拠点は横浜の通信制高校に並べました。
サポート校に通っても、本校が県外なら県の補助は出ません。東京で同じ数え方をした結果は、東京のサポート校にあります。
学校の見分け方は全国共通。神奈川で足す2つ
通う回数、相談できる人、数字を出すか。見分け方は全国共通で、通信制高校はやめとけ? 言われる理由5つを数字で確かめて、やめたほうがいい学校の見分け方に5つの質問を書きました。
神奈川で足す質問は2つです。
- 本校はどこですか。県の対象5校に入っていますか。入っていなければ、県内のサポート校に通っても県の補助はありません
- 公立なら、平日に通うか、日曜に通うか。横浜修悠館は平日講座、厚木清南は日曜と火曜が中心です

相談先:転編入学情報センター、不登校ほっとライン、横浜市のハートフル
高校生の転入・編入は、県の「転編入学情報センター」が窓口です。
- 電話:045-210-8235
- 受付:平日8時30分〜17時
県外からの転居や、高校をやめたあとの編入学の相談を受けています。厚木清南は、転入学は県外からの転居など特別な事情がある場合だけと公表しています。多くは編入学になります。
不登校の相談は、県立総合教育センターの「不登校ほっとライン」があります。
- 電話:0466-81-0185
- 受付:平日8時45分〜16時45分
3歳から18歳くらいまでの子どもと、保護者が対象です。
県の教育委員会は、フリースクールと一緒に「不登校相談会」を年2回開いています。
6月と2月に県立青少年センターで、予約はいりません。
横浜市の小中学生には、市の教育支援センター「ハートフル」があります。週1回から通えるハートフルスペースと、週5日まで通えるハートフルルームがあります。
申し込みは学校を通じます。
- 横浜市の一般教育相談:045-624-9414
川崎市の小中学生は、市の「ゆうゆう広場」(6か所、学区なし、無料)が使えます。川崎市の不登校支援に書きました。
相模原市には、フリースクールの利用料を月2万円まで補助する制度があります。対象の施設や申請期間は相模原の不登校支援にまとめました。
ほかの市町村は、それぞれの教育委員会の教育支援センターが窓口です。見つけ方は不登校の「支援センター」はどこ?に書きました。
注意:「サポート校に通えば県の補助が使えます」と説明する学校があったら、本校の所在地を聞いてください。本校が県外なら、県内のサポート校に通っていても県の学費補助金は出ません。県の対象校一覧で確かめられます。
まとめ
- 神奈川の県の補助は通信制にも出るが、本校が県内の5校だけ。対象校なら授業料は年48万円まで
- 本校が県外の学校は、横浜にキャンパスがあっても国の33万7,200円まで
- 公立は横浜修悠館と厚木清南の2校。受検料・入学料は無料で、平日に通うか日曜に通うかが違う
KADOKAWAとドワンゴが運営する広域通信制です。対象は中学3年生から高校生・高校中退の人。資料を請求しても入学の義務はありません。PR
出典
- 神奈川県 私学振興課「令和8年度 私立高等学校等 学費支援」リーフレット。就学支援金(通信制33万7,200円)、学費補助金(通信制の授業料補助14万2,800円、上限48万円、入学金補助21万2,000円・10万円)、対象は県内在住で本部校が県内の学校、サポート校に通っていても本部校が県外なら県外設置の扱い、奨学給付金の額、申請時期
- 神奈川県「学費補助金対象校一覧」(令和8年4月1日)、「学費補助金に関するQ&A」(Q8 通信制の対象、Q12 県外校が対象外の理由)
- 神奈川県教育委員会「令和9年度 公立高校の定時制・通信制に進学を希望するみなさんへ」パンフレットと通信制リーフレット。受検料・入学料無料、2校の特色、募集日程、転編入学情報センター、教育相談センターの窓口
- 神奈川県立横浜修悠館高等学校「よくある質問」(2026年8月30日更新)「講座の形態」。受講料、諸会費、教科書代、卒業要件
- 神奈川県立厚木清南高等学校「通信制の特色」「よくあるQ&A」。スクーリングの回数、3年で卒業する割合、別室・オンラインの扱い、転入学と編入学
- 神奈川県「教育委員会とフリースクール等による不登校相談会」、横浜市「不登校児童生徒への支援について」「教育相談」
- 文部科学省「分かる・見つかる通信制高等学校」詳細検索用エクセル(令和7年5月1日時点)本校シート。神奈川県を所轄庁とする学校の数、設置者の種類、広域・狭域の別、在籍生徒数(当サイト集計)
- 学校の授業料の例(1単位1万5,000円)は計算のための仮の数字
- 文部科学省「分かる・見つかる通信制高等学校」詳細検索用エクセル(令和7年5月1日時点)。横浜市内の通信教育連携協力施設の種類別の数・在籍、区別の数、同じ住所の施設の照合。集計は当サイトで実施

