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東京のサポート校|都内310施設を国のデータで数えた。4割は在籍0人、同じ住所に複数の高校が並ぶ

杉野 一樹

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東京でサポート校を探すと、駅前の教室がたくさん出てきます。どれが良いのか、見分けがつきません。

そこで、国のデータで都内のサポート校を全部数えました。

先に答えです。東京のサポート校は、施設の名前より先に「どの高校の生徒になるか」を確かめてください。

都内では、同じ住所に2つ以上の高校の施設が届け出られている例が、少なくとも58か所ありました。

この記事で分かること
  • 都内のサポート校(学習等支援施設)は310施設。4割は在籍0人
  • 渋谷・新宿・池袋に多い。池袋の大きなキャンパスは、サポート校ではない
  • 同じ住所に複数の高校の施設が並ぶ。高校によって本校も認可した役所も違う
  • サポート校の受講料は、国の支援金も都の助成金も対象外
学校に行かなくなったあとの4つの段階。いま、学び直し、進路、その先。この記事は進路の段階
学校に行かなくなったあとの4つの段階。この記事は「進路」の、東京のサポート校の話です。

先に答え:東京のサポート校は「どの高校の生徒になるか」から聞く

サポート校は、高校ではありません。高卒資格を出すのは、通信制高校です。

2021年からは、高校と連携するサポート校は「学習等支援施設」として高校の学則に載ります。国の一覧に、施設ごとの住所と在籍が出ています。

この記事は、その一覧を当サイトで集計したものです。数字は2025年5月時点です。

サポート校の仕組みそのものは、通信制高校とサポート校の違いに書きました。東京の通信制高校全体と都の助成金は、東京の通信制高校にまとめています。

都内のサポート校は310施設。4割は在籍0人

住所が東京都の学習等支援施設は、310ありました。届け出ている高校は44校です。

在籍している生徒は、合わせて8,320人です。

スクーリングができる施設(面接指導等実施施設)は別に数えます。こちらの在籍は1万3,923人でした。

同じ数え方を横浜市でした結果は、横浜の通信制高校にあります。

在籍の人数で分けると、次のとおりです。

施設の在籍 施設の数
0人121
1〜9人81
10〜29人49
30〜99人34
100人以上25

在籍0人の施設は、全体の39%です。

反対に、在籍100人以上の施設に、生徒の61%が集まっています。

0人の理由は、一覧からは分かりません。開いたばかりの施設も、募集を止めた施設もあります。

だから見学では、「この施設に、いま何人いますか」と聞いてください。

3つの高校で、施設の半分を占める

施設の数が多いのは、鹿島学園・鹿島朝日・鹿島山北の3つの高校です。合わせて、都内のサポート校の53%になります。

3つの高校の合計 数
施設164
在籍1,716人
在籍0人の施設81

3つの高校の施設の、およそ半分が在籍0人でした。

鹿島学園の仕組みは、鹿島学園高校(通信制)に書いています。

どこに多いか:渋谷・新宿・池袋

区と市ごとに数えました。施設の数が多い順です。

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区・市 サポート校の数 在籍 うち0人
渋谷区391,460人13
新宿区221,525人7
豊島区21531人12
大田区1891人10
千代田区18607人6
世田谷区17108人7

23区にあるのは236施設です。残りは多摩地域などにあります。

施設の数と、生徒の数は比例しません。表の大田区と新宿区を比べてください。

新宿区の数字には、1施設で400人を超える大きな教室が含まれます。小さな教室が多い区と、大きな教室がある区の違いです。

池袋の大きなキャンパスは、サポート校ではない

「サポート校 池袋」で探す人は多いです。住所に「池袋」が付く施設を数えました。

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施設の種類 施設の数 在籍
学習等支援施設(サポート校)12511人
面接指導等実施施設181,768人

池袋で生徒が多いのは、スクーリングができる施設のほうです。在籍500人を超えるキャンパスが2つあり、どちらも面接指導等実施施設でした。

池袋のサポート校のうち、5施設は在籍0人です。

池袋で見学するときは、施設の種類から聞くと話が早くなります。

施設の種類の見分け方は、近くの通信制高校はどう探す?に書きました。

同じ住所に、2つ以上の高校の施設が届け出られている

一覧の住所を、丁目と番地までそろえて照合しました。

2つ以上の高校の施設が同じ住所にある例が、58か所ありました。

施設の数でいうと148です。都内のサポート校の、半分近くになります。

多いところでは、渋谷区の1つの住所に、6つの高校の施設が届け出られていました。

高校が違えば、本校も認可した役所も違う

同じ名前の教室が、3つの高校の施設として載っている例がいくつもあります。鹿島学園・鹿島朝日・鹿島山北の組み合わせです。

この3校は、本校の場所も、学校を作った法人も違います。

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高校 本校 設置者
鹿島学園高校茨城県鹿嶋市学校法人
鹿島朝日高校岡山県岡山市学校法人
鹿島山北高校神奈川県山北町株式会社

通う教室が同じでも、どの高校の生徒になるかで、授業料や卒業の決まりは高校ごとになります。

都の助成金の申請書も、在学する高校の本校から取り寄せます。

同じ住所の施設どうしで、生徒が1つの高校の名義に集まっている例も目立ちました。在籍0人の施設でも、同じ教室に別の高校の生徒がいることがあります。

同じ学校法人の3校(N高・S高・R高)が、同じキャンパスを使う例もあります。N高の仕組みはN高等学校(通信制)で見ました。

東京の外でも、同じ形があります。上田市の通信制高校と呉市の通信制高校で見ました。

お金:サポート校の受講料は、都の助成金も対象外

国の就学支援金は、高校の授業料が対象です。サポート校の費用は入りません。

東京都の「私立都認可外通信制高等学校在学生授業料助成金」も同じです。都のページに、こう書かれています。

「サポート校・技能教育施設等の受講料等は対象外です」。入学金や施設整備費、通学の交通費も対象外です。

都のページは2026年8月の更新です。

2026年度の制度は「詳細が決まり次第」案内する、とされています。

都内の子どもには、月5,000円の「018サポート」があります。所得制限はありません。

ただし、サポート校の費用に向けた制度ではありません。

サポート校の費用は、学校の公表例で初年度50万〜100万円でした。見積もりは、高校の授業料と施設の費用を分けて出してもらってください。

授業料の支援の仕組みは、通信制高校の学費はいくら?に書いています。

東京でサポート校を見る前に聞く5つ

サポート校を見る前に聞く5つ。入学するのはどの高校か、その高校の本校と授業料、この施設にいま何人いるか、スクーリングはどこでするか、施設の費用を分けた見積もり
施設の名前より先に、入学する高校を確かめます。
  1. 入学するのは、どの高校ですか。同じ教室に、複数の高校の施設が届け出られていることがあります
  2. その高校の本校はどこで、授業料はいくらですか。支援金も都の助成金も、高校の授業料だけが対象です
  3. この施設に、いま何人いますか。都内のサポート校の4割は在籍0人でした
  4. スクーリングは、どこでしますか。サポート校では、授業と試験を行いません
  5. 施設の費用を、授業料と分けて書けますか。国の支援金も都の助成金も、受講料は対象外です

サポート校を使わずに、分からない教科だけ塾を使う方法もあります。通信制高校生の塾・予備校で整理しました。

よくある質問

東京のサポート校の一覧は、どこで見られますか

文部科学省の「分かる・見つかる通信制高等学校」で、詳細検索用のエクセルが公開されています。

施設ごとに、住所・定員・在籍・施設の種類が載っています。この記事の数字も、このエクセルを集計したものです。

在籍0人の施設は、避けたほうがいいですか

そうとは限りません。開いたばかりの施設もあります。

同じ教室に、別の高校の名義で生徒がいる例もありました。見学のときに、教室全体の人数を聞いてください。

学則に載っていないサポート校もありますか

あります。塾や予備校に近い、独立系のサポート校です。

国の一覧には載らないので、この記事の310施設にも入っていません。高校の評価も及ばないため、施設に卒業まで続けた人の割合を聞きます。

まとめ

  • 都内のサポート校は310施設。4割は在籍0人で、100人以上の25施設に生徒の6割
  • 渋谷・新宿・池袋に多い。池袋の大きなキャンパスはスクーリングができる施設
  • 同じ住所に2校以上の施設がある例が58か所。先に「どの高校の生徒になるか」を聞く
  • サポート校の受講料は、国の支援金も都の助成金も対象外
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出典

  • 文部科学省「分かる・見つかる通信制高等学校」詳細検索用エクセル(令和7年5月1日時点)。住所が東京都の通信教育連携協力施設505(学習等支援施設310・面接指導等実施施設195)の在籍・定員、区市別・高校別の集計、住所に「池袋」を含む施設、同じ住所の施設の照合、本校シートの所在地と設置者。集計は当サイトで実施
  • 東京都生活文化局「私立都認可外通信制高等学校在学生授業料助成金(都の制度)」(2026年8月6日更新)。対象となる授業料、サポート校・技能教育施設等の受講料等は対象外、申請書は各学校(本校)から入手、令和8年度の制度は詳細が決まり次第案内
  • 東京都「018サポート」よくあるご質問。都内の18歳以下に月額5,000円、所得制限なし
  • 高等学校通信教育規程(令和3年改正)。学習等支援施設の定義
  • サポート校の費用は学校の公表例(第一学院高等学校)による
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杉野 一樹(ペンネーム)
杉野 一樹(ペンネーム)
不登校・進路情報編集者
「みちほどき」運営者。 不登校や学校に行きづらくなった子どもと保護者に向けて、出席扱い、学習支援、フリースクール、通信制高校、高卒認定、進学・就職などの情報を発信しています。 専門家や当事者としてではなく、文部科学省や自治体、学校などが公開する情報を確認し、制度や選択肢をわかりやすく整理することを大切にしています。 「学校に戻る」だけではない、その子に合った次の道を考えるための情報サイトを目指しています。
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