埼玉のフリースクール|さいたま市の子が通う42施設のうち24は市外。県は利用料補助を国に求める立場
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埼玉で、学校に行きにくい子の通い先を探している。フリースクールはどこにあるのか。費用の補助はあるのか。
そういう保護者に向けて、さいたま市と埼玉県の公表資料でわかることを並べます。
先に答えです。さいたま市の一覧に載る42施設のうち、24施設は市の外にあります。
埼玉県は、利用料の支援は国の責任で行うべきとして、国に要望しています。
- さいたま市の一覧は、市立小中の子が在籍している施設を載せたもの
- フリースクール等は42施設。そのうち24施設は市外で、東京が13施設
- 県と市の利用料補助は見当たらない。県は国に支援を求めている
- さいたま市の教育支援センターは6か所。全校に「Solaるーむ」がある
- 令和8年4月に、学びの多様化学校「いろどり学園」が開いた

さいたま市の一覧:42施設のうち24は市外
さいたま市は、フリースクール等の一覧表を公開しています。
載っているのは、市立小中学校から「子どもが在籍している」と報告があった施設です。令和7年度の報告です。市が施設の良し悪しを評価した一覧ではありません。
フリースクール等の42施設を、場所で分けて数えました。
| 場所 | 施設数 |
|---|---|
| さいたま市内 | 18施設 |
| 県内の他の市(春日部・越谷・幸手・鴻巣・飯能) | 7施設 |
| 東京都 | 13施設 |
| 千葉県・群馬県 | 2施設 |
| オンライン | 2施設 |
市の子が在籍している施設の半分以上は、市の外にありました。
東京の施設が13あります。電車で通う子や、オンライン中心の子もいると考えられます(当サイトの読み)。
市内で探すだけでなく、通える範囲とオンラインまで広げて比べてください。
放課後等デイサービスも17か所
同じ一覧には、放課後等デイサービスが別に17か所載っています。
放課後等デイサービスは、障害のある子のための福祉サービスです。使うには、区役所で受給者証の交付を受ける必要があります。
不登校の子への支援の仕組みと利用料の上限は放課後等デイサービスと不登校に書きました。
県は、利用料の補助を国に求める立場
東京都のように、フリースクールの利用料を独自に補助する自治体もあります。埼玉県には、同じ形の補助は見当たりませんでした。
令和7年12月の県議会で、教育長はこう答えています。
- 自治体によって支援に差が出ることは好ましくない
- 国の責任で支援すべきと考え、国に要望している
- 県とフリースクールの「官民連携会議」や、家庭向けの個別相談会を開いている
同じ議会で、議員が県の意識調査の数字を紹介しました。回答した457人のうち、フリースクールを検討したのは179人です。
検討した179人のうち34人は、経済的な理由で行かなかった・行けなかった人です。
さいたま市の公的な通い先
さいたま市の公的な支援は、次のとおりです。
| 支援 | 内容 |
|---|---|
| 教育支援センター | 市内6か所の教育相談室に併設。オンラインの利用も申し込める |
| 校内教育支援センター「Solaるーむ」 | 全ての市立小中学校にある、教室に入れない子の居場所 |
| いろどり学園(学びの多様化学校) | 令和8年4月開校の小中一貫校。本校と市内6か所のキャンパス |
いろどり学園の対象は、市内に住む子です。原則として30日以上欠席している、またはしていた子が入れます。
不登校の子のための教育課程を組む、文部科学省の指定校です。転入学の時期と説明会は、市のページで案内されます。
なお、市の支援センター「Growth」は、令和7年度で活動を終えました。
教育相談室の電話番号は埼玉の通信制高校の相談先の節に載せています。
県の民間団体一覧は96団体
埼玉県も、不登校の子と保護者を支援する民間の団体・施設の一覧を公開しています。フリースクール、フリースペース、親の会などです。
一覧に載っている96団体のうち、25団体がさいたま市にありました。
川口市にある団体は3つです。川口市の教室と相談先は川口市のフリースクールと不登校支援に書きました。
県は、一覧に載せる団体から情報を提供してもらって作っています。内容や費用は、各団体に直接確かめてください。
出席扱いの仕組みは不登校の出席扱いにまとめました。
家から参加できるオンラインのフリースクールも、通い先の候補になります。
通う前に確かめる4つ

- 通える範囲(市の一覧の42施設、24は市外)
- 月謝以外の費用(入会金や教材費も足して比べる)
- 在籍校が出席扱いにするか(決めるのは校長)
- 公立の通い先(教育支援センターやいろどり学園)
よくある質問
Q. さいたま市の一覧に載っている施設なら、出席扱いになりますか。
A. 決めるのは在籍校の校長です。一覧は、市の子が在籍していると報告があった施設です。
Q. 埼玉県にフリースクールの利用料の補助はありますか。
A. 県の独自の補助は見当たりません。県は、国の責任で支援するよう要望しています。
Q. 学校に行きたいけれど教室に入れない場合は?
A. さいたま市の全ての市立小中学校に「Solaるーむ」があります。まず学校に相談します。
Q. 大宮の通信制高校について知りたいです。
A. 大宮の通信制高校にまとめました。
まとめ
- さいたま市の一覧は、市立小中の子が在籍している施設を載せたもの
- フリースクール等42施設のうち、24施設は市外。東京が13施設
- 県と市の利用料補助は見当たらない。県は国に支援を求めている
- さいたま市には教育支援センター6か所と、全校のSolaるーむがある
- 学びの多様化学校「いろどり学園」が令和8年4月に開いた
出典
- さいたま市教育委員会「不登校の児童生徒を支援するフリースクール等一覧表」(2026年10月1日閲覧)。令和7年度にさいたま市立小・中学校から児童生徒が在籍していると報告があり、掲載許可があった民間団体・施設。フリースクール等と放課後等デイサービスの所在地。場所別の数は当サイトで数えた
- さいたま市「さいたま市の教育相談」(2026年9月9日更新)。教育相談室6か所と併設の教育支援センター、校内教育支援センター「Solaるーむ」(令和6年度から全市立小・中学校等)、不登校等児童生徒支援センター「Growth」は令和7年度で活動終了
- さいたま市「『学びの多様化学校』について(令和8年4月開校)」(2026年8月8日更新)。小・中一貫型、対象(市内在住の原則学校を30日以上欠席している、もしくはしていた児童生徒)、本校と市内6か所のキャンパス
- 埼玉県議会「令和7年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(戸野部直乃議員)」(2025年12月17日掲載)。教育長・県民生活部長の答弁、議員が紹介した県の意識調査の数字(回答457人、検討179人、経済的理由で行かなかった・行けなかった34人)
- 埼玉県教育委員会「不登校の子供とその保護者を支援する民間活動団体・施設」一覧(令和6年度版)。96団体、うちさいたま市25団体(当サイトで数えた)

