通信制高校

屋久島おおぞら高校(通信制)|在籍の97%が全国52か所のキャンパスに所属。授業料は1単位1万5,000円で、支援金を引いても単位ごとに少し残る

杉野 一樹

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屋久島おおぞら高校が気になっている。屋久島に住まないといけないのか。学費は、いくらかかるのか。

そういう方に向けて書きます。

先に答えです。屋久島おおぞら高校は、全国から生徒を受け入れる広域通信制です。屋久島に引っ越す必要はなく、屋久島に行くのは年1回のスクーリングです。

生徒のほとんどは、全国のキャンパスに所属しています。

授業料は、国の支援金の単価より高く設定されています。支援金を引いても、単位ごとに少し自己負担が残ります。

この記事は、国の公表データと、学校が公開している資料だけで書いています。

この記事で分かること
  • 本校は鹿児島県屋久島町。全国52か所のキャンパスに、在籍の97%が所属している
  • 授業料は1単位1万5,000円。支援金を引いた1年目の例は、入学金などを合わせて約17万円
  • 屋久島に行くのは年1回の集中スクーリング。宿泊施設がある
  • キャンパスの授業料などは、学校の学費とは別にかかる

先に答え:国の一覧で見る屋久島おおぞら

文部科学省の通信制高校の一覧から、屋久島おおぞら高校の行を抜き出しました。

項目 国の一覧の内容(2025年5月1日時点)
本校鹿児島県熊毛郡屋久島町
設置者学校法人KTC学園(私立)
生徒を受け入れる区域47都道府県(広域通信制)
定員と在籍定員1万7,500人、在籍1万1,808人
施設の数52か所(すべて面接指導などを行う施設)

在籍数は、全国の通信制高校で4番目です。順位は通信制高校の人気校に書きました。

本校のある県の全体像は鹿児島の通信制高校にまとめています。

入学・卒業・先生の数

学校は、5月1日時点の生徒と職員の数を公開しています。

項目 人数
公表時点の年度に入学した生徒3,292人
前の年度に卒業した生徒4,741人
前の年度に退学した生徒553人
教諭434人(ほかに非常勤講師40人、養護教諭14人)

教諭1人あたりの生徒は、約27人です(当サイトで計算)。

キャンパス:在籍の97%が、全国52か所に所属

国の一覧で、施設ごとの在籍を集計しました。すべての施設に生徒が在籍していて、合計は1万1,503人です。

本校の在籍に占める割合は、97%になります。施設の名前は、すべて「おおぞら高等学院 ○○キャンパス」です。

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キャンパス 定員 在籍
名古屋キャンパス1,070人547人
立川キャンパス600人496人
川越キャンパス527人441人
広島キャンパス578人421人
福岡キャンパス515人413人

同じ広域通信制でも、形はかなり違います。たとえばN高は、キャンパスに所属する生徒が3割強です。詳しくはN高等学校(通信制)に書きました。

屋久島おおぞらは、キャンパスに通う前提の生徒が多い学校と読めます。

定員を超えているキャンパス

定員を超えているキャンパスは、6か所ありました。

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キャンパス 定員 在籍
三重四日市キャンパス120人165人
溝の口キャンパス138人154人
九大学研都市キャンパス110人122人
湘南キャンパス247人257人

キャンパスは27都道府県にあります。住んでいる県にあるかは、国の一覧で確かめられます。

見方は近くの通信制高校はどう探す?に書きました。

「おおぞら高校 サポート校」と調べる前に

学校のよくある質問には、キャンパスの費用についての答えがあります。通学キャンパスに通う場合は、別に授業料などが必要という内容です。

就学支援金のページでも、対象外の費用として「サポート校の学費」が挙がっています。キャンパスの費用は、高校の学費とは別に確かめてください。

サポート校の仕組みは通信制高校とサポート校の違いに書きました。

学費:授業料は1単位1万5,000円

学校が公開している費用です。

費用 金額
入学検定料1万5,000円
入学金5万円
施設管理費9万円
授業料1単位1万5,000円(1年次は30単位まで)

学校によると、授業料は年に平均25単位くらいです。教科書と教材の代金は、学校が負担するとされています。

支援金を引くと、単位ごとに少し残る

国の就学支援金は、私立の通信制で単位ごとに1万3,668円が上限です。

屋久島おおぞらの授業料は、これより高い設定です。上限を超える分が、自己負担になります。

学校の就学支援金のページに、計算の例が載っています。

項目 金額
授業料(4月に24単位を登録)36万円
就学支援金32万8,032円
授業料の請求額3万1,968円
1年目の合計(入学金・施設管理費を足す)17万1,968円

1年目の合計は、学校の例に入学金と施設管理費を足して当サイトで計算しました。入学検定料は別です。

単位を増やしたときも、国の上限を当てはめて計算しました。私立の通信制の支援金は、年33万7,200円が上限です。

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1年の単位数 授業料 支援金を引いた自己負担
24単位36万円3万1,968円
25単位37万5,000円3万7,800円
30単位45万円11万2,800円

単位を多く取るほど、自己負担が増えます。早く卒業したいときは、年に何単位登録するかと合わせて費用を聞いてください。支援金の仕組みは通信制高校の学費にまとめました。

転入の場合は、前の学校の在学月数などで支援金が減ります。計算は通信制高校への転入の費用に書きました。

スクーリング:年1回、屋久島へ

学校のよくある質問では、屋久島に引っ越す必要はないとされています。年1回、屋久島での集中スクーリングに参加する形です。宿泊施設もあります。

スクーリングでは、教室や体育館での授業に加えて、自然の中での活動があります。日数と交通費は、資料や説明会で確かめてください。

就学支援金のページでは、スクーリングの代金は支援金の対象外です。屋久島までの移動と宿泊の費用も含めて、年間の総額を聞いてください。

卒業した後の進路

学校は、2024年度に卒業した4,741人の進路を公開しています。

進路 人数
専修学校1,563人
大学962人
就職631人
通信制の大学・短大211人
短期大学82人
その他1,273人

大学は2割、専修学校は3割ほどです。

通信制高校全体の進路は通信制高校は人生終わり?に書きました。

屋久島おおぞらを検討するときに聞く4つ

屋久島おおぞら高校を検討するときに聞く4つ。通うキャンパスの授業料など(高校の学費とは別)、登録する単位数と自己負担(1単位1万5,000円、多いほど負担が増える)、屋久島の日数と移動・宿泊費(スクーリング代金は支援金の対象外)、通うキャンパスの定員と在籍(52か所のうち6か所は定員を超えている)
おおぞらで聞く4つ。費用と、スクーリングとキャンパス。
  1. 通うキャンパスの授業料などの金額(高校の学費とは別)
  2. 1年に登録する単位数と、支援金を引いた授業料(単位が多いほど自己負担が増える)
  3. 屋久島スクーリングの日数と、移動・宿泊の費用
  4. 通うキャンパスの定員と在籍(国の一覧でも確かめられる)

資料や説明会で聞く内容です。キャンパスに通う形の学校と、ネットで学ぶ形の学校を並べると、費用の違いが分かります。

在籍数が1位のN高等学校も、資料を取り寄せて比べられます。

ネット×リアルで高卒資格+進路実現!KADOKAWA・ドワンゴが贈る通信制高校【N高等学校】

KADOKAWAとドワンゴが運営する広域通信制です。対象は中学3年生から高校生・高校中退の人。資料を請求しても入学の義務はありません。PR

まとめ

  • 屋久島おおぞら高校は在籍1万1,808人。本校は屋久島町で、屋久島に行くのは年1回のスクーリング
  • 全国52か所のキャンパスに、在籍の97%が所属している。6か所は定員を超えている
  • 授業料は1単位1万5,000円。支援金の上限を超える分が、単位ごとに自己負担になる
  • 学校の例では、支援金を引いた1年目の合計は約17万円。キャンパスの費用とスクーリングの代金は別
  • 2024年度の卒業生4,741人のうち、大学は2割、専修学校は3割ほど

出典

  • 文部科学省「通信制高等学校 詳細検索用エクセル」(令和7年5月1日時点)。屋久島おおぞら高等学校の本校情報(所在地、設置者、区域、定員、在籍)、通信教育連携協力施設52か所の種別・定員・在籍。集計は当サイト
  • 屋久島おおぞら高等学校「情報公開」(生徒に関すること・職員に関すること〈5月1日現在〉、令和6年度卒業生に関すること、費用徴収に関すること)
  • 屋久島おおぞら高等学校「高等学校等就学支援金制度」(令和8年度の計算式と24単位の例、対象外の費用、2026年9月14日確認)
  • 屋久島おおぞら高等学校「よくあるご質問」(屋久島への引越し、集中スクーリング、宿泊施設、入学時の費用、通学キャンパスの授業料)
  • 文部科学省「高等学校等就学支援金・新制度の概要」(私立通信制の上限 年33万7,200円、1単位1万3,668円)
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杉野 一樹(ペンネーム)
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不登校・進路情報編集者
「みちほどき」運営者。 不登校や学校に行きづらくなった子どもと保護者に向けて、出席扱い、学習支援、フリースクール、通信制高校、高卒認定、進学・就職などの情報を発信しています。 専門家や当事者としてではなく、文部科学省や自治体、学校などが公開する情報を確認し、制度や選択肢をわかりやすく整理することを大切にしています。 「学校に戻る」だけではない、その子に合った次の道を考えるための情報サイトを目指しています。
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