島根の通信制高校。県立宍道は定員を202人超えています
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島根で通信制高校を探すと、松江にキャンパスが集まっているのが見えます。ただ、島根はもう少し違う形をしています。
先に答えです。島根県立宍道高校は、定員1,200人に対して在籍1,402人です。
定員を202人超えています。
公立の通信制でここまで埋まっている学校は多くありません。島根は公立が実際に使われている県です。
この記事では、文部科学省の一覧を1件ずつ数えた結果と、県の減免制度の条件を並べます。

島根の通信制は、本校4校と拠点28か所でできている
通信制高校には2つの場所があります。学校そのもの(本校)と、生徒が通う拠点です。
島根県に本校を置く通信制は4校です。
公立が2校、私立が2校あります。
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| 学校 | 設置 | 所在地 | 定員/在籍 |
|---|---|---|---|
| 県立宍道 | 公立 | 松江市宍道町 | 1,200/1,402 |
| 明誠 | 私立 | 益田市三宅町 | 1,240/638 |
| 県立浜田 | 公立 | 浜田市黒川町 | 320/243 |
| 立正大学淞南 | 私立 | 松江市大庭町 | 240/7 |
公立が2校ある県は、全国で23あります。
残る25県は1校だけです。
もうひとつが拠点です。正式には通信教育連携協力施設といい、県内に28か所あります。こちらの在籍は397人でした。
この2つの違いは近くの通信制高校はどう探す?にまとめました。
県立宍道は、定員を202人超えている
一覧で定員が載っている公立67校を、埋まっている割合で並べました。
県立宍道は116.8%で、全国4位でした。
定員1,200人に対して在籍1,402人です。
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| 順位 | 学校 | 定員/在籍 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 1 | 三重県立松阪 | 800/1,437 | 179.6% |
| 2 | 愛知県立旭陵 | 1,040/1,749 | 168.2% |
| 3 | 愛知県立刈谷東 | 840/1,129 | 134.4% |
| 4 | 島根県立宍道 | 1,200/1,402 | 116.8% |
100%を超えている公立は、全国で5校だけです。
これは他県と大きく違います。たとえば香川は県立高松が30.6%、県立丸亀が34.8%でした。
高知県立大方は19.2%で全国最低です。香川の事情は香川・高松の通信制高校に書いています。
島根では、公立の通信制がしっかり使われているということになります。
ただし読み違えないでください。埋まっていることと、入れることは別です。定員を超えているので、募集の人数は学校に確かめてください。
「今年は何人入れますか」と聞くのがいちばん早いです。募集要項の配布時期と一緒に聞いてください。
公立の通信制は授業料が低く、就学支援金を使えば実質的にかからないことが多くなります。中身は公立の通信制高校はどんなところ?にまとめました。
県立2校が、隠岐・大田・益田まで会場を持っている
もうひとつ、島根の公立には特徴があります。会場が県内に散らばっていることです。
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| 会場 | 本校 | 市町 | 定員/在籍 |
|---|---|---|---|
| 県立大田高校 | 県立浜田 | 大田市 | 80/55 |
| 県立益田高校 | 県立浜田 | 益田市 | 80/42 |
| 隠岐高校 | 県立宍道 | 隠岐の島町 | 40/28 |
県立宍道は、隠岐の島町に会場を持っています。隠岐高等学校です。28人が在籍しています。
離島に公立の会場があるのは、長崎と同じ形です。長崎県立鳴滝高校は壱岐・対馬・五島に協力校を置いています。詳しくは長崎の通信制高校に書きました。
県立浜田のほうは、県西部の大田市と益田市に会場を置いています。
つまり島根は、松江・浜田・大田・益田・隠岐の5か所を公立2校でカバーしています。
県内の広さを考えると、これは大きい意味があります。益田から松江までは相当な距離があるからです。
学費。県の授業料減免は「通信制課程を除く」
ここは注意が要ります。島根県には私立高校の授業料減免制度がありますが、条件を読むと通信制が外れています。
県のページには、対象がこう書かれています。「私立高等学校及び私立専修学校高等課程(通信制課程を除く)」。
通信制課程は、はっきり対象から外されています。
減免の中身は、月額授業料から就学支援金38,100円を差し引いた額です。対象は世帯年収270万円未満程度です。
これが使えないことになります。
県によって、線の引き方は違います。香川は「他の都道府県が認可している広域通信制高校及びその通信教育連携協力施設は対象外」でした。島根はもっと手前で、課程そのもので切っています。
島根で私立の通信制を選ぶなら、県の授業料減免は当てにできません。公立を先に見る理由が、これでもう1つ増えます。
ただし別の制度はあります。「奨学のための給付金」です。これは授業料以外の費用を助けるもので、通信制も対象になります。
県内の私立高校に通う人の申請期限は、次のとおりです。
- 令和8年度:8月28日
学校に「うちは何の制度が使えますか」と聞いてください。
県ごとの補助の違いは通信制高校の学費が安いのはどこ?にまとめています。
松江以外にも、人がいる
28か所を市町村ごとに分けました。
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| 市町 | 拠点 | 在籍 |
|---|---|---|
| 松江市 | 19か所 | 200人 |
| 益田市 | 2か所 | 62人 |
| 出雲市 | 2か所 | 51人 |
| 大田市 | 1か所 | 55人 |
このほかの市町は、次のとおりです。
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| 市町 | 拠点 | 在籍 |
|---|---|---|
| 隠岐の島町 | 1か所 | 28人 |
| 雲南市 | 2か所 | 1人 |
| 浜田市 | 1か所 | 0人 |
松江市以外の9か所に、197人います。
県内397人のうち約半分です。
これは他県とかなり違います。ほかの県は、こうでした。
- 秋田:秋田市以外の11か所に21人
- 山形:庄内と最上の10か所に18人
島根は、県内に人が散っている県ということになります。公立の会場が各地にあることも効いていそうです。
在籍のない拠点は、28か所のうち9か所でした。
割合は32.1%で、全国平均の38.8%より低い数字です。
面接指導ができるのは28か所のうち18か所です。
残る10か所は学習等支援施設で、スクーリングのときは別の場所へ行くことになります。
松江市の相談先
学校を選ぶ前に、相談できる場所があります。
松江市には青少年相談室「ふれあい教室」と、青少年支援センターがあります。
オンラインの学習支援「ボタンねっと」と、訪問型の支援員派遣「こねくと」もあります。家から出るのが難しい段階でも使える形です。
問い合わせは松江市教育委員会の生徒指導推進室です。
- 電話:0852-55-5652
在籍している学校に聞いても案内があります。
学校を決めてから相談するより、決める前に相談したほうが選択肢が増えます。進路の書類や出席の扱いは、いま在籍している学校を通したほうが早く進むことが多いからです。
決める順番
ここまでの内容を、確かめる順に並べました。

順番はこうです。まず県立2校と、その会場で通える場所を探す。次に今年の募集人数を聞く。
そのうえで私立を見るなら、県の減免が使えないことを前提に計算します。
問い合わせで聞くこと
- 今年は何人入れますか
- いちばん近い会場はどこですか
- この学校は県の授業料減免の対象になりますか
- 奨学のための給付金は使えますか
まとめ
島根の通信制について、調べてわかったことを並べます。
県立宍道は定員1,200人に対して在籍1,402人です。
公立67校のうち4番目に埋まっています。
県立2校は、隠岐・大田・益田にも会場を持っています。松江まで出なくても通える人がいます。
県の私立高校授業料減免は「通信制課程を除く」と明記されています。私立を選ぶときは、この減免を当てにできません。
一方で、奨学のための給付金は通信制も対象です。学校に確かめてください。
松江市以外の9か所にも197人がいます。島根は県内に人が散っている県でした。
資料を集めるところから始めるなら、広い区域の学校もひとつ見ておくと比べやすくなります。
KADOKAWAとドワンゴが運営する広域通信制です。対象は中学3年生から高校生・高校中退の人。資料を請求しても入学の義務はありません。PR
数字は文部科学省「分かる・見つかる通信制高等学校」の詳細検索用エクセルをもとに集計しました。2025年5月現在の数字です。
学費は島根県「私立中学校・高等学校の授業料減免制度」によります。

