兵庫の通信制高校|県の上乗せは通信制に使えない。公立2校は県全域が学区で、協力校5か所で近くに通える
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兵庫で通信制高校を探すと、三宮や姫路、西宮のキャンパスが並びます。「県の無償化は通信制も対象か」「公立はどこか」から迷う方に向けて書きます。
先に答えです。兵庫県の上乗せは、通信制には使えません。使えるのは国の制度です。
そのかわり、公立の通信制2校は県全域が学区です。協力校が5か所あり、神戸や姫路まで行かなくても近くで受けられます。
姫路市の学校と施設は姫路の通信制高校にまとめました。
- 県の授業料軽減補助と入学金支援は「通信制を除く」。通信制に使えるのは国の就学支援金(年33万7,200円)と奨学給付金
- 公立は青雲(神戸市長田区)と網干(姫路市)。学区は県全域で、協力校は豊岡・西脇北・阪神昆陽・柏原・洲本実業
- 青雲は年度途中(9月1日)の転入学考査がある。本校が県内の私立通信制は3校だけで、3校とも広域校

先に答え:兵庫は県の上乗せが通信制には出ない。公立2校は県全域から
国の就学支援金は、2026年度から所得制限がなくなりました。
私立通信制は年33万7,200円までです。
兵庫県には、私立高校向けの「授業料軽減補助」と「入学金支援」があります。どちらも対象は「通信制を除く」です。
県は「私立通信制高校向け」の案内を出しています。載っているのは、国の就学支援金と、奨学のための給付金の2つだけです。
つまり、通信制で使える県の上乗せは、兵庫にはありません。埼玉や福岡と同じ型です。
県の制度で学校が分かれないぶん、学校ごとの費用の差を見るだけで済みます。見るのは、単位料、授業料以外の総額、スクーリングの会場です。
兵庫県の制度(2026年度):通信制に使えるのは国の制度と奨学給付金
県教育課の「私立通信制高校向け」の案内から、そのまま並べます。
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| 制度 | 中身 | 申請 |
|---|---|---|
| 就学支援金(国) | 授業料の補助。定額制は年33万7,200円、単位制は1単位1万3,668円。年30単位・通算74単位。収入要件は2026年度から撤廃 | 4月頃、学校を通じて |
| 奨学のための給付金(県) | 授業料以外の教育費。通信制は生活保護世帯5万2,600円、非課税世帯5万2,100円、年収目安270〜380万円1万7,370円、380〜490万円1万3,030円 | 7〜9月頃。県内に本校がある3校は学校へ、それ以外の通信制は県にオンライン申請 |
| 授業料軽減補助・入学金支援(県) | 全日制向け。通信制は対象外 | ― |
奨学給付金は、保護者が県内在住なら県外の学校でも受けられます。通信制の受給は、前の学校を含めて4回までです。
問い合わせは県教育課で、メールで受け付けています。県外の学校の手続きは、都道府県で違うので学校に聞きます。
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| 県 | 通信制への県の上乗せ | 公立の通信制 |
|---|---|---|
| 大阪府 | 推進校のみ | 1校 |
| 神奈川県 | 本校が県内の5校 | 2校 |
| 埼玉県 | なし | 1校 |
| 兵庫県 | なし(通信制を除く) | 2校+協力校5か所 |
ほかの県は大阪、神奈川、埼玉の記事にあります。国の制度の全体は通信制高校の学費はいくら?に書きました。
公立は2校:青雲(神戸)と網干(姫路)。協力校で近くに通える
兵庫県の公立通信制は2校です。学区は県全域で、本校のほかに協力校があります。
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| 県立青雲高校 | 県立網干高校 通信制課程 | |
|---|---|---|
| 本校 | 神戸市長田区池田谷町 | 姫路市網干区新在家 |
| 協力校 | 柏原高校(丹波)、洲本実業高校(淡路) | 豊岡高校(但馬)、西脇北高校(北播磨)、阪神昆陽高校(阪神) |
| 受講料 | 1単位310円 | 1単位310円 |
| 入学 | 春。年度途中の転入学考査もある | 春(面接)。再募集あり。転入学・編入学の考査あり |
| 電話 | 078-641-4200 | 079-274-2014 |
協力校では、普段のスクーリングとテストを受けられます。レポートは本校に郵送して添削を受けます。会場は近くても、進め方は本校と同じです。
網干は、播磨の生徒は本校で、但馬・北播磨・阪神は協力校で受けると公表しています。青雲の協力校は、民間の学校紹介によるものです。自分の地区の会場は、学校に確かめてください。
授業料は、国の支援で実質0円になります。残るのは教科書代と諸会費です。
青雲(神戸市長田区):年度途中の転入学考査がある
青雲高校は、神戸市長田区にある通信制だけの県立高校です。市内の拠点の数と在籍は、神戸の通信制高校で数えました。長田高校と長田商業高校に併設されています。
「だれでも、どこでも、いつでも学べる」と公式サイトに書いています。
公立では珍しく、年度途中の転入学考査があります。
- 考査:2026年7月23日
- 転入学:2026年9月1日
6月には、転入学の説明会も開いています。
新入学はインターネット出願で、願書の配布や郵送はしていません。出願の方法は、メールか電話で学校に聞きます。
登校の曜日は、民間の学校紹介では日・月・水に月2〜3回です。曜日と回数は説明会で確かめてください。
網干(姫路):年15回のスクーリング、協力校でテストも
網干高校の通信制課程は、姫路市網干区にあります。全日制は2025年度に姫路海稜高校へ統合されました。通信制は統合の対象外で、同じ校地で続いています。
スクーリングは年15回程度です。科目ごとに決まった最低の時間数に出席します。
新入学の選抜は面接です。
- 面接:2026年3月8日・9日
- 再募集:3月下旬に約66名
出願は2026年度からインターネットです。
転入学と編入学の考査もあります。願書は本校で受け取るか郵送で請求します。協力校にも1月中旬から10部程度置く、と公表しています。
転入の考え方は通信制高校への転入の記事に書きました。1人で続けられるかは通信制高校の公立はどこが違う?で確かめてください。
私立の費用の見方:単位料×単位数と、33万7,200円の線
県の上乗せがないので、私立の授業料は国の制度だけで計算します。
- 年25単位なら、1単位1万3,488円までの授業料は全額が支援の範囲(33万7,200円÷25)
- 年30単位なら、1単位1万1,240円まで(33万7,200円÷30)
- 1単位1万5,000円で25単位:授業料37万5,000円のうち、3万7,800円が残る
単位料が上の範囲に収まる学校なら、授業料は実質かかりません。残るのは、入学金、施設費、教材費、スクーリングの交通費、サポート校の費用です。
授業料以外の総額を、入学前に紙で出してもらってください。
本校が県内にある私立通信制は3校です。相生学院、第一学院(養父校)、AIE国際です。
3校とも広域校で、奨学給付金は学校を通じて申請します。それ以外の通信制は、県にオンラインで申請します。
県内の通信制の数と、キャンパスの多い場所
文部科学省の一覧(2025年5月時点)で数えました。
兵庫県に本校がある通信制高校は5校です。
公立は網干と青雲の2校です。ほかの3校は株式会社立で、第一学院 養父校、相生学院、AIE国際です。
これに、本校が県外にある広域通信制のキャンパスが加わります。三宮のキャンパスの多くは、本校が県外です。キャンパスが集まるのは三宮、姫路、西宮です。
本校が県内の学校と、県外認可の広域校では、スクーリングの場所が違います。広域校は本校での宿泊スクーリングがある学校もあり、交通費と宿泊費は支援の対象外です。
隣の大阪府には、府の授業料支援の対象校(推進校)があります。兵庫の相生学院と第一学院養父校も府の一覧に入っています。ただし対象は、生徒と保護者が大阪府内に住んでいる場合です。
学校の見分け方は全国共通。兵庫で足す2つ
通う回数、相談できる人、数字を出すか。見分け方は全国共通で、通信制高校はやめとけ?に5つの質問を書きました。
兵庫で足す質問は2つです。
- 公立なら、自分の地区の会場はどこですか。本校か協力校かで、通う時間が変わります
- 私立なら、本校は県内ですか。県外なら、奨学給付金は学校ではなく県に自分で申請します

相談先:ひょうごっ子悩み相談センター、神戸市 不登校支援相談センター、くすのき教室
不登校の相談は、県教育委員会の「ひょうごっ子悩み相談センター」があります。
- 24時間のホットライン:0120-0-78310
- 面接:平日9時〜17時
青少年向けの「ひょうごユースケアネットほっとらいん」もあります。
- 電話:078-977-7555
- 受付:月・火・水・金・土の10時〜12時と13時〜16時
神戸市の小中学生は、「不登校支援相談センター」が窓口です。
- 電話:078-366-0123
- 受付:平日9時〜17時
神戸市の教育支援センターは「くすのき教室」です。本部(中央区の青少年育成センター)と分室8か所があります。
対象は小学4年生から中学3年生で、学校を通じて申し込みます。
外に出にくい子には、仮想空間の「こうべっ子オンライン広場」があります。2025年4月には、不登校の子のための中学校「みらいポート」が開きました。湊翔楠中学校の分校で、学びの多様化学校です。
神戸市には、フリースクールの利用料の半額を助成する制度もあります(2026年度から、出席認定が条件)。認定施設と申請時期は神戸市の不登校支援にまとめました。
西宮市の小中学生は、市の教育支援センター「あすなろ」(7施設とオンライン)が使えます。通い方の形や自宅学習の出席扱いは西宮市の不登校支援にまとめました。
ほかの市町は、それぞれの教育委員会の教育支援センターが窓口です。見つけ方は不登校の「支援センター」はどこ?に書きました。
注意:「兵庫県の補助が使えます」と説明する学校があったら、どの制度かを聞いてください。県の授業料軽減補助と入学金支援は「通信制を除く」制度です。通信制に使えるのは国の就学支援金と奨学給付金です。
まとめ
- 兵庫の県の上乗せは通信制には出ない。費用は国の制度と学校の単位料で決まる
- 公立は青雲(神戸)と網干(姫路)の2校。学区は県全域で、協力校5か所で近くに通える
- 青雲は年度途中の転入学考査がある。私立を選ぶなら、単位料、授業料以外の総額、本校の場所を聞く
KADOKAWAとドワンゴが運営する広域通信制です。対象は中学3年生から高校生・高校中退の人。資料を請求しても入学の義務はありません。PR
出典
- 兵庫県総務部教育課「令和8年 就学支援制度のご案内(私立通信制高校向け)」。就学支援金(定額33万7,200円、1単位1万3,668円、収入要件撤廃)、奨学給付金(通信制の額、県内3校は学校へ、それ以外は県にオンライン申請、受給は4回まで)
- 兵庫県「私立高等学校等生徒授業料軽減補助制度」(対象は通信制を除く)、「兵庫県私立高等学校等入学金支援」(通信制・県外校は対象外)
- 兵庫県教育委員会「県立高等学校等の授業料」。通信制 受講料1単位310円
- 兵庫県立青雲高等学校 公式サイト。所在地、令和8年度 年度途中転入学考査(9月1日転入学許可、考査7月23日)、インターネット出願
- 兵庫県立網干高等学校 通信制課程 公式サイト。学区は県全域、協力校(豊岡・西脇北・阪神昆陽)、スクーリング年15回程度、新入学の面接と再募集、転入学・編入学考査、通信制は統合の対象外
- 青雲の登校の曜日と協力校(柏原・洲本実業)は民間の学校紹介による。曜日と会場は説明会で確かめる
- 兵庫県教育委員会「教育相談窓口一覧」、神戸市「不登校支援の取組」「くすのき教室(教育支援センター)」
- 大阪府「私立高校生等就学支援推進校の一覧」(相生学院・第一学院養父校)
- 文部科学省「分かる・見つかる通信制高等学校」詳細検索用エクセル(令和7年5月1日時点)本校シート。兵庫県を所轄庁とする学校の数、設置者の種類、広域・狭域の別、在籍生徒数(当サイト集計)
- 学校の授業料の例(1単位1万5,000円)は計算のための仮の数字

