不登校

神戸市の不登校支援|フリースクール助成は利用料の半額、オンラインも対象。条件は「出席認定」と「市の認定施設」、次の申請は12月15日から

杉野 一樹

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子どもが学校に行けていない。神戸市で、フリースクールの費用に助成はあるのか。どこに相談すればいいのか。

そういう方に向けて書きます。

先に答えです。神戸市は2026年度から、フリースクールの利用料の半額を助成しています。オンラインのフリースクールも対象です。

条件は2つです。学校で「出席認定」されていることと、市の認定施設を使っていることです。

次の申請は12月15日からです。順に書きます。

この記事で分かること
  • 助成は利用料の半額。通所型は月2万円まで、オンライン型は月1.5万円まで
  • 条件は、神戸市立の学校に在籍し、フリースクールでの活動が出席認定されていること
  • 認定施設は2026年9月9日時点で44。そのうちオンライン型が9
  • 次の申請は2026年12月15日〜2027年1月末

先に答え:助成の条件は「出席認定」と「認定施設」

神戸市フリースクール等利用料助成制度の対象は、次のすべてに当てはまる保護者です。

  • 神戸市立の小学校・中学校・義務教育学校・特別支援学校に在籍している
  • フリースクールでの活動が、学校で出席認定(指導要録上の出席扱い)されている
  • 神戸市が認定した施設を使っている
  • 同じ費用に、別の助成を受けていない

大事なのは、出席認定が条件になっていることです。東京都や名古屋市の助成には、この条件はありません。

神戸市で助成を受けるには、先に在籍校と出席扱いの話をしておく必要があります。出席扱いの国の要件は不登校の出席扱いに書きました。

助成の額:半額。オンライン型も対象

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種類 助成の割合 1か月の上限
通所型利用料の半額2万円
オンライン型利用料の半額1.5万円

通所型は、利用料が月4万円で上限に届きます。

オンライン型は、月3万円で上限に届きます。100円未満の端数は切り捨てです。

次の費用は対象外です。

  • 入会金、入学体験の費用、教材費
  • 通うための交通費、校外学習などの体験費、食事代

申請は年3回。次は12月15日から

申請は、神戸市のスマート申請システム「e-KOBE」で行います。必要なのは、契約書など契約内容が分かる書類、領収書、振込口座です。

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申請の区分 申請期間 交付の予定
2026年4〜7月の利用分7月15日〜8月末(終了)9〜10月
2026年4〜12月の利用分12月15日〜2027年1月末1〜3月
2027年1〜3月の利用分3月15日〜4月中旬4〜5月

表は市のページのものです。市のチラシでは、2回目の対象期間の書き方が違います。

チラシの書き方は「8〜12月の利用分」です。

4〜7月分を出していない場合は、申請の前に市に確かめてください。

認定施設:44か所。オンライン型は9

助成を受けるには、市が認定した施設を使う必要があります。

2026年9月時点の一覧を数えました。

場所 施設の数
神戸市内23(灘区6、東灘区5、中央区5、北区4、西区2、垂水区1)
県内の神戸市外10(明石市6など)
県外2(大阪市、京都府亀岡市)
オンライン型9

市内の兵庫区、長田区、須磨区には、この時点で認定施設がありません。近くで探すなら、隣の区や、オンライン型も候補になります。

認定はフリースクールが市に申請するもので、1か月ほどかかります。通っている施設が一覧にないときは、施設に申請の予定を聞いてみてください。

認定の主な基準は、不登校の子の相談・指導が主な目的で、料金が明確であることなどです。

オンライン型は、教材を配るだけでは認定されません。オンラインで直接、授業や指導をしていることが条件です。

費用や補助の全国の状況は不登校のフリースクールにまとめました。

くすのき教室:小4から。見学は直接連絡もできる

神戸市の教育支援センターは「くすのき教室」です。本部と、8つの分室があります。

教室 電話
本部(青少年育成センター、中央区楠町)078-341-0888
ひがし分室(東灘区)078-431-5998
なだ分室(中央区脇浜海岸通)078-221-2020
きた分室(北区南五葉)078-594-1633
ほくしん分室(北区有野町)078-987-3109
ながた分室(長田区)078-579-0806
きたすま分室(須磨区)078-793-5422
たるみ分室(垂水区)078-707-4069
にし分室(西区)078-991-6446

対象は、原則として神戸市立の小学4年生〜中学3年生です。市内に住む附属・私立の学校の子は、まず青少年育成センターに相談します。

見学は、学校に相談するほか、センターや分室に直接連絡してもかまいません。本人と保護者でも、保護者だけでも見学できます。入級は、在籍校から教室に申し込み、面談をして決まります。

教育支援センターの全国の仕組みは不登校の「支援センター」はどこ?に書きました。

家から出にくいなら:オンライン広場とオンライン相談

  • こうべっ子オンライン広場:仮想空間で交流したり、動画教材で学んだりできます。月・水・金の10時〜15時で、市立の小4〜中3が対象です。参加は在籍校に問い合わせます
  • オンライン相談:学習用タブレットで、スクールカウンセラーなどに相談できます。木曜の13時〜17時で、小4〜中学生が対象です。どこにもつながっていない子に、学校から個別に案内されます

相談窓口と、学びの多様化学校

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窓口 電話 受付
不登校支援相談センター(市内在住の方)078-366-0123平日9時〜17時
保護者の教育相談(面接、予約制)078-360-3151平日9時〜17時に予約
こうべっ子悩み相談(子ども向け)0120-155-783―

保護者の面接相談は、総合教育センターで原則月1回、月曜に行われます。

中学生には、学びの多様化学校の「みらいポート」があります。湊翔楠中学校の分校で、2025年4月に中央区橘通に開校しました。

市内の通信制高校の拠点は神戸の通信制高校で数えました。県全体は兵庫の通信制高校にまとめています。

注意
  • 助成の内容と認定施設は、2026年度のものです。認定施設は順次追加されます
  • 申請の区分は、市のページとチラシで書き方が違うところがあります。申請前に市に確かめてください
神戸市で不登校の支援に最初に動く4つ。在籍校と出席認定の話をする(認定されていないと助成の対象外)、通っている施設が市の認定施設か確かめる(9月9日時点44、オンライン型9)、12月15日からの申請に向けて契約書と領収書をそろえる、くすのき教室の見学を連絡する
神戸市で最初に動く4つ。フリースクールの助成と、申請・公的な場所。

最初に動く順番

  1. フリースクールに通っているなら、在籍校と出席認定の話をする
  2. 通っている施設が、市の認定施設の一覧にあるか確かめる
  3. 12月15日からの申請に向けて、契約書と領収書をそろえる
  4. 公的な場所も考えるなら、くすのき教室の見学を連絡する

まとめ

  • 神戸市のフリースクール助成は利用料の半額。通所型は月2万円、オンライン型は月1.5万円まで
  • 条件は、市立の学校に在籍し、フリースクールでの活動が出席認定されていること。市の認定施設を使うこと
  • 認定施設は44(2026年9月9日時点)。兵庫区・長田区・須磨区にはまだない。オンライン型は9
  • 次の申請は12月15日〜1月末。入会金や交通費は対象外
  • くすのき教室は小4〜中3。見学は直接連絡もできる。家からはオンライン広場が使える
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出典

  • 神戸市教育委員会「フリースクール等利用料助成制度」と「神戸市フリースクール等利用料助成制度のご案内」(チラシ)。対象者、助成金額、対象経費、対象期間、申請方法と必要書類、申請期間、認定施設の申請と主な認定基準
  • 神戸市教育委員会「認定施設の一覧」(2026年9月9日時点)
  • 神戸市教育委員会「不登校支援の取組」。不登校支援相談センター、保護者の教育相談、オンライン相談窓口、こうべっ子悩み相談、校内サポートルーム
  • 神戸市教育委員会「フリースクール等への通所、ICT等を活用して学習する児童生徒の出席認定」、「ICTを活用したつながり・学習の支援」、「学びの多様化学校『湊翔楠中学校分校』(みらいポート)」
  • 神戸市「くすのき教室(教育支援センター)」。対象者、見学、入級手続き、本部と分室の連絡先
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杉野 一樹(ペンネーム)
杉野 一樹(ペンネーム)
不登校・進路情報編集者
「みちほどき」運営者。 不登校や学校に行きづらくなった子どもと保護者に向けて、出席扱い、学習支援、フリースクール、通信制高校、高卒認定、進学・就職などの情報を発信しています。 専門家や当事者としてではなく、文部科学省や自治体、学校などが公開する情報を確認し、制度や選択肢をわかりやすく整理することを大切にしています。 「学校に戻る」だけではない、その子に合った次の道を考えるための情報サイトを目指しています。
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