西宮市の不登校支援|教育支援センター「あすなろ」は通い方で選ぶ8つの形。自宅学習を出席扱いにする1日の学習時間の目安
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子どもが学校に行けていない。西宮市で、どこに通えるのか。家で勉強している日は、出席扱いになるのか。
そういう方に向けて書きます。
先に答えです。西宮市の教育支援センター「あすなろ」は、通い方の違う8つの形から選べます。
通う日数と時間の幅は次のとおりです。
- 少ない教室:週1日・2時間から始める
- 多い教室:週4日・5時間
また、市は自宅での学習を出席扱いにするときの目安を、ガイドラインにしています。1日の学習時間まで書かれているので、あわせて紹介します。
- あすなろは7施設とオンライン。形は「学校に近い」「自分で選ぶ」「短時間から」「少人数」など
- 西宮市に住んでいれば、私立の学校に在籍していても対象
- 自宅学習の出席扱いには、1日の学習時間の目安と、毎月の計画表・報告表がある
- 民間施設のガイドラインは、2026年9月に掲載施設を更新中
先に答え:「どこに通うか」より「どの形で通うか」
西宮市の不登校の支援は、市の教育委員会の児童生徒支援課が中心です。主な支援を並べます。
| 支援 | 中身 |
|---|---|
| 教育支援センター「あすなろ」 | 7施設とオンライン。通い方の形で選ぶ |
| 自宅学習のガイドライン | 家での学習を出席扱いにするときの目安 |
| 民間施設のガイドライン | 出席扱いの実績がある民間施設を紹介 |
| 保護者の会 | 市の支援の説明と、保護者どうしの情報交換 |
あすなろの対象は、西宮市に住んでいる小中学生です。市立の学校だけでなく、私立などの学校に在籍している子も対象になります。
見学や利用は、学校の先生に問い合わせます。あすなろの利用は、学校からの申し込みです。
あすなろ:8つの形を、子どもの今の様子で選ぶ
市の2026年度の一覧表には、あすなろごとに「こんな子に合う」が書かれています。そのまま並べました。
← 横にスクロールできます →
| あすなろ | 曜日と時間 | 形 | 市の一覧の書き方 |
|---|---|---|---|
| なるおきた | 月〜木 9時15分〜14時15分 | カリキュラム制 | より学校に近い環境で学びたい |
| かわらぎ(午前) | 月〜木 9時30分〜11時30分 | カリキュラム制 | より学校に近い環境で学びたい |
| かわらぎ(午後) | 月〜木 13時〜15時 | フリーセレクション制 | 活動内容を自分で選びたい |
| みらい | 月〜木 午前か午後の2時間 | 少人数制 | ゆるやかに集団に慣れたい |
| やまぐち | 月・火・水・金 13時20分〜15時20分 | ショートタイム制 | 集団は大丈夫。短時間から始めたい |
| しおせ(サテライト) | 月・木 13時〜15時 | ショートタイム制 | 週2日、短時間から始めたい |
| うえがはら・はまわき(サテライト) | 火(うえがはら)、金(はまわき)13時〜15時 | ショートタイム制 | 週1日、短時間から始めたい |
| オンライン | 水 9時30分〜11時30分 | ICTを使った支援 | まずは「つながること」から始めたい |
受け入れ人数は、なるおきたが50名ほど、かわらぎが45名ほどです。
サテライトとやまぐちは15名ほど、みらいは午前と午後に各25名ほどです。
通う量には、次のように段階があります。
- サテライト:週1日・2時間から
- なるおきた:週4日・5時間まで
いまの子どもの体力や、集団への慣れ具合で選んでください。
なるおきたは、お弁当が必要です。服装は私服でかまいません。
場所
| あすなろ | 場所 |
|---|---|
| なるおきた | 花園町(鳴尾北幼稚園の休園施設内) |
| かわらぎ | 中島町(瓦木幼稚園の休園施設内) |
| やまぐち | 山口町上山口(山口中学校内) |
| みらい | 高畑町(西宮市立こども未来センター4階) |
| しおせ | 名塩新町(塩瀬公民館内) |
| うえがはら | 六軒町(上ケ原公民館内) |
| はまわき | 浜脇町(浜脇公民館内) |
あすなろみらいは、こども未来センターの担当です。ほかは、教育委員会の児童生徒支援課が担当しています。電話は、下の「相談先」の表にまとめました。
教育支援センターの全国の仕組みは不登校の「支援センター」はどこ?にまとめました。
あすなろオンライン:顔も声も出さずに参加できる
家から出にくい子には、あすなろオンラインがあります。毎週水曜の午前に、Teamsでつなぎます。
- クイズ形式の学習などをライブで配信する
- 話すのはチャット。顔出しや声出しは必要ない
- 時間内なら、いつ入って、いつ抜けてもよい
登録は、市の「にしのみやスマート申請」から行います。登録すると、教育委員会からアカウントが郵送で届きます。水曜までに登録すれば、次の週の水曜から参加できます。
自宅学習を出席扱いにする:市のガイドラインの目安
西宮市は、家で学習した日の出欠の扱いについて、ガイドラインを作っています。要件を満たせば、出席扱いにできるという内容です。
出席扱いの前に、保護者から学校に申し出る
ガイドラインには、子どもの状況ごとの扱いが表になっています。
← 横にスクロールできます →
| 子どもの状況 | 指導要録上の扱い | 保護者の申し出 |
|---|---|---|
| 別室登校、放課後などの時間差登校 | 出席にできる | いらない |
| あすなろに通う | 要件を満たせば出席にできる | いらない |
| フリースクールなどの民間施設に通う | 要件を満たせば出席にできる | 必要 |
| 家で学習プリントやICTで学ぶ | 要件を満たせば出席にできる | 必要 |
民間施設や家での学習は、保護者からの申し出が出発点です。申し出を受けて、学校が教育相談をします。
1日の学習時間の目安
要件の1つに、1日の学習時間があります。学校・子ども・保護者で相談して時間を決め、それを満たすことが条件です。目安は次のとおりです。
| 学年 | 1日の学習時間の目安 |
|---|---|
| 小学1〜2年生 | 1時間30分以上 |
| 小学3〜6年生 | 2時間以上 |
| 中学生 | 2時間30分以上 |
保護者が毎月出すもの
保護者は、毎月「学習計画表」を、翌月の初めに「学習実績報告表」を学校に出します。民間の教材を使う場合は、その事業者の計画書や報告書を付けてもよいとされています。
そのほかの主な要件は、次のとおりです。
- 家庭訪問などで、対面の教育相談が少なくとも月1回ある(状況によってはオンラインも可)
- 家にこもりがちで、学校外の施設に通うのが難しい場合の学習である
- 学習ノートやプリントなどで、学校が学習の様子を確かめられる
保護者の手間は、毎月の2枚と、月1回の面談です。始める前に、続けられるかを家族で話しておくと安心です。出席扱いの国の要件は不登校の出席扱いに書きました。
民間施設のガイドライン:掲載の条件と、いま更新中であること
西宮市は、民間施設に関するガイドラインも出しています。
- 2023年12月の版の掲載数:18の民間施設
載るための条件は、次の5つです。
- 在籍する子が、指導要録上の出席扱いを認められた実績がある(西宮市立の学校に限らない)
- 義務教育段階の子を受け入れている
- ふだん学校がある時間帯に受け入れている
- 学習のほかに、体験や交流など複数の活動をしている
- 子どもの活動や成長の紹介が書かれている
ガイドラインに載っている施設に通えば、必ず出席扱いになるわけではありません。逆に、載っていない施設でも、国の要件を満たせば出席扱いになる可能性があります。
このガイドラインは、3年ぶりに更新されます。
施設からの掲載申し込みを、2026年9月中に受け付けています。
新しい一覧が出るまでは、2023年12月版の情報だと考えてください。
全国のフリースクールの費用と補助は不登校のフリースクールにまとめています。
相談先と保護者の会
| 窓口 | 電話 |
|---|---|
| こども未来センター(不登校や教育の相談) | 0798-65-1881 |
| 教育委員会 児童生徒支援課 不登校対策チーム | 0798-35-3880 |
| 西宮若者サポートステーション(中学卒業後、15歳以上の就労相談) | 0798-31-5951 |
市立学校に通う子の保護者向けに、「西宮市 不登校保護者の会」があります。
2026年度は7月に開かれました。市の支援の説明と、少人数での情報交換をする会です。
学校の別室には、学生などの居場所サポーターが派遣されることもあります。在籍校に聞いてください。
県内の通信制高校は兵庫の通信制高校にまとめています。
- あすなろの時間や人数は、2026年度の市の一覧表です
- 民間施設のガイドラインは更新中です。掲載施設は、新しい版で変わることがあります

最初に動く順番
- 学校の先生に、あすなろの見学を相談する(子どもの今の様子に合う形を選ぶ)
- 家から出にくいなら、あすなろオンラインに登録する
- 家で学習しているなら、学校に出席扱いを申し出て、月1回の面談と毎月の表を相談する
- 民間施設を考えるなら、ガイドラインの掲載条件を見学のときに聞く
まとめ
- 西宮市のあすなろは7施設とオンライン。週1日・2時間から週4日まで、通い方の形で選べる
- 西宮市に住んでいれば、私立の学校に在籍していても対象。利用は学校から申し込む
- 自宅学習の出席扱いには、保護者の申し出、月1回以上の面談、1日の学習時間の目安、毎月の計画表と報告表がある
- 民間施設のガイドラインは「出席扱いの実績」などが掲載の条件。2026年9月に掲載施設を更新中
- あすなろオンラインは毎週水曜。顔も声も出さずに参加できる
出典
- 西宮市教育委員会「西宮市教育委員会教育支援センター『あすなろ』について」(2026年9月4日更新)、「教育支援センター『あすなろ』一覧表」(令和8年度)、「あすなろ なるおきた」(2026年9月1日更新)、「あすなろ みらい」(2026年8月28日更新)
- 西宮市教育委員会「不登校児童生徒への支援について」(2026年6月19日更新)、「不登校児童生徒へのオンライン支援」(2026年9月1日更新)と「あすなろオンライン」チラシ
- 西宮市教育委員会「義務教育段階の不登校児童生徒が自宅において学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いに関するガイドライン」(2022年3月)。状況ごとの出席簿・指導要録の扱い、教育相談の留意事項、出席扱いの要件、1日の学習時間の目安、学習計画表・学習実績報告表
- 西宮市教育委員会「不登校児童生徒を支援する民間施設に関するガイドライン」(2021年3月、2023年12月更新)、「不登校児童生徒の支援に関するガイドライン」(2026年8月31日更新、掲載申し込み期間)
- 西宮市教育委員会「不登校支援プログラム」(2026年6月19日更新、保護者の会)、西宮市こども未来センター「不登校の支援」

