不登校

倉敷市の不登校支援|2025年10月から、フリースクールも自宅学習も出席扱いにできるように。ふれあい教室5教室とオープン活動

杉野 一樹

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子どもが学校に行けていない。倉敷市で、どこに通えるのか。フリースクールに通ったら、出席扱いになるのか。

そういう方に向けて書きます。

先に答えです。倉敷市は2025年10月から、フリースクールに通った日も出席扱いにできるようにしました。それまでは、市のふれあい教室以外は出席扱いにできませんでした。

担任と計画を立てた自宅での学習も、出席扱いにできるようになっています。新しい決まりと、市のふれあい教室の使い方を順に書きます。

この記事で分かること
  • 2025年10月から試行。フリースクール、オンライン指導、計画を立てた自宅学習が「出席扱いにできる」に変わった
  • 出席扱いになると、通学定期券やスポーツ振興センターの給付の対象になる
  • 倉敷ふれあい教室は5教室。小学生は保護者の送迎が必要。送迎なしで使えるオンライン指導もある
  • 入室を決める前でも参加できる「オープン活動」が、月1〜2回ある

先に答え:2025年10月に、出席扱いにできる範囲が広がった

倉敷市教育委員会は、不登校の子の出席の扱いと成績の評価について、新しい決まりを出しました。

試行の始まりと、使える範囲は次のとおりです。

  • 試行の開始:2025年10月1日
  • 使える範囲:その年度の4月までさかのぼって使えます

市の資料では、学び方ごとに「令和6年度まで」と「令和7年度から」が並べてあります。

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学び方 令和6年度まで 令和7年度から
倉敷ふれあい教室(対面・オンライン)できるできる
フリースクールなどの民間施設に通うできないできる
民間施設のオンライン指導できないできる
学校と自宅をオンラインでつなぐ指導できないできる
担任と計画を立てて、自宅で学習するできないできる
計画を立てずに、自宅で学習するできないできない
学習塾、療育施設できないできない

表の「できる」は、出席扱いにすることができるという意味です。決めるのは校長で、施設などからの報告をもとに判断します。

大きいのは、自宅の学習も対象になったことです。ただし、あらかじめ担任などと計画を立てている場合に限られます。家で何をするかを、先に学校と決めておくことが条件になります。

出席扱いの国の要件は不登校の出席扱いに書きました。

出席扱いになると、通学定期券も使える

市の資料には、出席扱いになった子の扱いも書かれています。「通学定期適用」と「スポーツ振興センター給付」の対象になるとあります。

フリースクールに電車やバスで通う家庭では、交通費に関わります。出席扱いが認められたら、定期券のことも学校に聞いてください。

フリースクールの場合は、市が施設を確かめる

民間の施設に通う場合は、次の流れで決まります。

  1. 保護者が、在籍校に申し出る
  2. 学校が、施設の利用を教育委員会に報告する
  3. 教育委員会が、施設に「確認シート」を送り、施設が返す
  4. 教育委員会が、施設に連絡・訪問して確かめる
  5. 出席扱いと成績評価に使える施設かを、教育委員会が判断する

試行なので、内容が変わる場合があるとされています。

問い合わせは、在籍校か、市教育委員会の指導課です。

  • 指導課の電話:086-426-3831

倉敷ふれあい教室:5教室。入る前に5週間の体験がある

倉敷市の教育支援センターは、倉敷ふれあい教室です。倉敷、水島、児島、玉島、真備の5教室があります。

教育支援センターの全国の仕組みは不登校の「支援センター」はどこ?にまとめました。

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教室 場所 電話
倉敷教室阿知(くらしきシティプラザ西ビル8階)086-424-3205
水島教室福田町古新田(ライフパーク倉敷2階)086-454-0400
児島教室児島味野086-472-3954
玉島教室玉島中央町086-522-0028
真備教室真備町箭田(旧真備保健福祉会館3階)086-698-8341

通う日は、月曜〜金曜のうち決めた曜日です。

時間は次のとおりです。

  • 通常:9時30分〜15時
  • 水曜と木曜:13時まで

小学生は、保護者の送迎が必要です。中学生は、徒歩や自転車、バスで自分で通うのが基本です。

入室までは、次の順番です。

  1. 在籍校に相談する
  2. 子ども・保護者と教室で、打ち合わせを重ねる(チラシでは3回)
  3. 5週間の体験入室をする
  4. 正式に入室する

送迎なしで使える:オンライン指導

外出が難しい子には、ふれあい教室のオンライン指導があります。家からパソコンなどでつないで、先生と話したり学習したりします。

項目 内容
時間平日の9時30分〜12時、13時30分〜15時30分のうち、1回40分ほど
内容あいさつ、ゲームやクイズ、デジタルドリルや学校のプリント
費用利用料なし(材料費や通信費は家庭の負担)
申し込み在籍校に相談する

市のチラシは、段階的に進む形を示しています。自宅のオンライン指導から対面の教室へ、そして学校の中の自立応援室へ、という順番です。

小学生で送迎が難しい家庭は、オンライン指導から始めるという選び方ができます。

入る前でも行ける:オープン活動

ふれあい教室には、月1〜2回の「オープン活動」があります。まだ入室していない子も、教室の活動に参加できます。

  • 対象は、倉敷市立の小中学校に在籍する不登校の子です(保護者の付き添いが必要)
  • 5教室のどこに参加してもかまいません
  • 時間は午前中です
  • 1週間前までに、保護者が教室に電話で申し込みます

9月は、なぞときやカードゲーム、モルック、パステルアートなどが予定されています。予定は、倉敷教育センターのページに毎月出ます。

オープン活動は「見学」とは違い、活動そのものが目的とされています。入室の説明や相談はしないので、入るか決めていなくても行けます。

学校の中と、ほかの居場所

学校の中の「自立応援室」

倉敷市は、学校の中に自立応援室を置いています。令和8年度は、小中学校の一部に専属の教員や支援員がいます。

自立応援室と自宅をオンラインでつなぐパソコンを置いた学校もあります(中学校8校、小学校9校)。在籍校にあるかは、学校に聞いてください。

相談先と、15歳からの学び直し

相談先 電話
市教育委員会 指導課の相談電話(平日9時〜16時)086-426-0300
倉敷教育センター(月〜土、面接・電話)086-454-0400
ハートフルおかやま(年中無休)086-221-7490

連島公民館には、学生ボランティアと過ごせる不登校の子の居場所があります。

市の一覧(2025年1月)では、毎週金曜の午後です。無料で、申し込みは要りません。

中学を出たあとは、倉敷駅前のまなびばippoがあります。15歳以上が対象で、学び直しや進路の相談ができます。

県内の公立の通信制は岡山の通信制高校にまとめました。岡山市の補助は岡山の不登校支援に書いています。

注意
  • 出席扱いの決まりは試行です。変わることがあるので、在籍校か市の指導課に確かめてください
  • 教室の時間やオープン活動の予定は、2026年9月の資料で書いています
倉敷市で不登校の支援に最初に動く4つ。在籍校に出席扱いにできるか申し出る(フリースクールは市が施設を確かめる)、家での学習の計画を担任と立てる、ふれあい教室のオープン活動に1週間前までに電話で申し込む、送迎が難しいならオンライン指導を聞く
倉敷市で最初に動く4つ。出席扱いと、ふれあい教室。

最初に動く順番

  1. フリースクールに通っているなら、在籍校に出席扱いにできるか申し出る
  2. 家で学んでいるなら、担任と学習の計画を立てられるか相談する
  3. ふれあい教室が気になるなら、まずオープン活動に電話で申し込む
  4. 送迎が難しい小学生なら、在籍校にオンライン指導を相談する

まとめ

  • 倉敷市は2025年10月から、フリースクールや民間のオンライン指導も出席扱いにできるようにした(試行、4月までさかのぼり)
  • 担任と計画を立てた自宅学習も対象。計画なしの自宅学習と、塾・療育施設は対象外
  • 出席扱いになると、通学定期券やスポーツ振興センターの給付の対象になる
  • ふれあい教室は5教室。小学生は送迎が必要で、入室前に5週間の体験がある
  • 送迎なしのオンライン指導と、入室前でも行けるオープン活動がある
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出典

  • 倉敷市教育委員会「倉敷市立小学校・中学校・特別支援学校(小学部・中学部)における不登校児童生徒の指導要録上の出欠の取扱い及び成績評価(試行)について」(2025年10月17日更新、PDF)。学習活動ごとの令和6年度までと令和7年度以降の扱い、成績に反映する要件、校長の判断、通学定期・スポーツ振興センター給付、試行の開始日とさかのぼり、民間施設の確認の流れ
  • 倉敷教育センター「適応指導(ふれあい教室)」と「倉敷ふれあい教室 対面指導」「オンライン指導」のチラシ(令和8年9月)、「オープン活動について」「令和8年度 オープン活動一覧(9月)」
  • 倉敷市教育委員会「令和8年度倉敷市不登校対策総合プロジェクト」(2026年4月24日更新)
  • 倉敷市教育委員会「不登校に関する相談機関一覧」(2025年1月25日更新)
  • 倉敷市「まなびばippo(いっぽ)」(2026年8月31日更新)
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杉野 一樹(ペンネーム)
杉野 一樹(ペンネーム)
不登校・進路情報編集者
「みちほどき」運営者。 不登校や学校に行きづらくなった子どもと保護者に向けて、出席扱い、学習支援、フリースクール、通信制高校、高卒認定、進学・就職などの情報を発信しています。 専門家や当事者としてではなく、文部科学省や自治体、学校などが公開する情報を確認し、制度や選択肢をわかりやすく整理することを大切にしています。 「学校に戻る」だけではない、その子に合った次の道を考えるための情報サイトを目指しています。
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