秋田の通信制高校。県内29か所は、すべて本校が県外です
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秋田で通信制高校を探すと、秋田市を中心にキャンパスの名前が出てきます。横手や大館にもあります。
先に答えです。秋田県内の拠点29か所は、すべて本校が県外の学校でした。
これはお金の手続きに直結します。県の給付金は本校の場所で判断されるからです。
この記事では、文部科学省の一覧を1件ずつ数えた結果と、県の申請方法を並べます。

秋田の通信制は、本校2校と拠点29か所でできている
通信制高校には2つの場所があります。学校そのもの(本校)と、生徒が通う拠点です。
秋田県に本校を置く通信制は2校です。
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| 学校 | 設置 | 所在地 | 定員/在籍 |
|---|---|---|---|
| 県立秋田明徳館 | 公立 | 秋田市中通 | 1,000/661 |
| 秋田修英 | 私立 | 大仙市大曲須和町 | 240/67 |
本校が2校しかない県は、秋田・富山・石川・徳島・佐賀の5県です。
もうひとつが拠点です。正式には通信教育連携協力施設といい、県内に29か所あります。こちらの在籍は526人でした。
この2つの違いは近くの通信制高校はどう探す?にまとめました。
29か所すべて、本校が県外だった
拠点29か所を、本校がどこにあるかで分けました。
本校が秋田県内の拠点は、0か所でした。
これは珍しい形です。拠点が20か所以上ある44の都道府県で調べました。
本校が県内の拠点がまったくない県は、秋田と岩手の2県だけでした。岩手は49か所すべてが県外です。
岩手側の内訳は岩手の通信制高校にまとめました。
次に低い都県は、次のとおりです。
| 都県 | 本校が県内の拠点の割合 |
|---|---|
| 宮城 | 1.2% |
| 栃木 | 1.3% |
| 東京 | 1.8% |
佐賀は、25か所のうち1か所でした。
割合は4.0%です。佐賀の事情は佐賀の通信制高校に書いています。
なぜこうなるのか。県立秋田明徳館も、私立の秋田修英も、連携協力施設を1か所も持っていないからです。
県立を選ぶ場合は、秋田市中通の本校に通うことになります。横手や大館からは距離があります。
公立の通信制は授業料が低く、就学支援金を使えば実質的にかからないことが多くなります。中身は公立の通信制高校はどんなところ?にまとめました。
だから給付金は「県外の学校」として、自分で県に出す
ここが秋田でいちばん実務的な話です。
秋田県の高校生等奨学給付金は、保護者(親権者)等が秋田県内に住所を有していることが要件です。学校の場所は要件に入っていません。
ただし申請のしかたが学校の場所で変わります。そして県のページには、通信制についての注意書きがあります。
「通信教育連携施設(キャンパス等)が県内にあっても、本校は県外である場合がありますので、ご注意ください」
判断されるのは本校の所在地です。そして前の章のとおり、秋田の29か所はすべて本校が県外です。
つまり秋田のキャンパスに通っていても、手続きの上では「県外の高校に在学している」ことになります。
県外の私立高校に在籍する場合は、秋田県教育庁総務課へ提出します。簡易書留か特定記録郵便で郵送するか、直接持参する形です。
提出の期限は次のとおりです。
- 令和8年度:9月30日
学校からの案内を待っていると、間に合わないことがあります。自分で県に出すつもりで動いてください。
支給額はこうなっています。返す必要はありません。
| 世帯 | 年額(私立) |
|---|---|
| 生活保護受給 | 52,600円 |
| 非課税 | 52,100円 |
| 所得割105,500円未満 | 17,370円 |
| 所得割182,500円未満 | 13,030円 |
県ごとの補助の違いは通信制高校の学費が安いのはどこ?にまとめています。
秋田市以外の11か所に、21人
29か所を市町村ごとに分けました。
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| 市町村 | 拠点 | 在籍 |
|---|---|---|
| 秋田市 | 18か所 | 505人 |
| 横手市 | 3か所 | 14人 |
| 三種町 | 1か所 | 7人 |
| 能代市・大館市ほか | 7か所 | 0人 |
秋田市の18か所に505人います。
県内526人のうち96.0%です。
秋田市以外は11か所で21人でした。
しかも能代市、大館市、湯沢市、大仙市、大潟村の7か所は、すべて在籍0人です。
在籍0人は県全体で15か所ありました。
29か所のうち51.7%です。
全国と比べると、秋田はかなり高いほうです。拠点が20か所以上ある44の都道府県で並べました。
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| 順位 | 都道府県 | 在籍0人の割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 青森 | 54.3% |
| 4位 | 秋田 | 51.7% |
| 参考 | 全国 | 38.8%(4,340か所のうち1,685か所) |
青森の事情は八戸・青森の通信制高校に、山形は山形の通信制高校に書きました。北東北は同じ形が続いています。
在籍がいちばん多いのは、クラークの高等専修学校秋田クラーク高等学院(秋田市)で158人です。定員150人なので、数字の上では超えています。
次が第一学院の秋田学習センターで142人、さくら国際の秋田キャンパスで79人でした。
面接指導ができるのは29か所のうち10か所です。
残る19か所は学習等支援施設で、スクーリングのときは別の場所へ行くことになります。
秋田では「通える場所」と「スクーリングを受けられる場所」が、かなり違います。
秋田市の相談先
学校を選ぶ前に、相談できる場所があります。
秋田市には教育支援センター「すくうる・みらい」があります。
- 場所:八橋運動公園1-10、八橋球場の2階会議室
不登校の子どもへの個別の相談と適応指導、集団活動を通した支援、保護者への支援を行っています。
活動の時間と電話は、次のとおりです。
- 活動:月曜から金曜の9時30分から14時45分まで(水曜は午前のみ)
- 電話:018-823-3082
家にこもりがちな子どもの家に大学生などを派遣して話し相手になる取り組みや、屋外での体験活動もあります。
学校を決めてから相談するより、決める前に相談したほうが選択肢が増えます。進路の書類や出席の扱いは、いま在籍している学校を通したほうが早く進むことが多いからです。
決める順番
ここまでの内容を、確かめる順に並べました。

順番はこうです。まず県立明徳館に通えるかを見る。次に通えないなら、近くの拠点を探す。
そのうえで、給付金の申請先を確かめます。秋田ではこの3つ目を忘れないでください。
問い合わせで聞くこと
- この学校の本校はどこにありますか
- この拠点は面接指導ができますか
- この拠点には、いま何人が在籍していますか
- 奨学給付金の申請は学校経由ですか、県に直接ですか
まとめ
秋田の通信制について、数えてわかったことを並べます。
県内の拠点29か所は、すべて本校が県外の学校でした。本校が県内の拠点がない県は、秋田と岩手だけです。
県立秋田明徳館も秋田修英も、連携協力施設を持っていません。
県の給付金は本校の場所で判断されます。秋田の場合は「県外の学校」として、県教育庁総務課に直接申請することになります。期限は9月30日です。
在籍の分かれ方は、次のとおりです。
- 秋田市:18か所に505人(96.0%)
- 秋田市以外:11か所で合わせて21人
- 在籍0人:15か所(51.7%)で、全国4番目の高さ
資料を集めるところから始めるなら、広い区域の学校もひとつ見ておくと比べやすくなります。
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数字は文部科学省「分かる・見つかる通信制高等学校」の詳細検索用エクセルをもとに集計しました。2025年5月現在の数字です。
学費は秋田県「令和8年度秋田県高校生等奨学給付金制度について」によります。

