高知の通信制高校。県内17か所は、全部が高知市にあります
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高知で通信制高校を探すと、名前はいくつも出てきます。ただし、場所を見ると偏りがあります。
先に答えです。高知県内の拠点17か所は、全部が高知市にあります。
県内のほかの市町村には、1か所もありません。こういう県は、全国で高知だけでした。
この記事では、文部科学省の一覧を1件ずつ数えた結果を出します。

高知の通信制は、本校3校と拠点17か所でできている
通信制高校には2つの場所があります。学校そのもの(本校)と、生徒が通う拠点です。
高知県に本校を置く通信制は3校です。
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| 学校 | 設置 | 所在地 | 定員/在籍 |
|---|---|---|---|
| 県立高知北 | 公立 | 高知市東石立町 | 400/290 |
| 太平洋学園 | 私立 | 高知市栄田町 | 300/271 |
| 県立大方 | 公立 | 幡多郡黒潮町 | 400/77 |
3校のうち2校が高知市にあります。残る県立大方は、県の西の端にあたる黒潮町です。
もうひとつが拠点です。正式には通信教育連携協力施設といい、県内に17か所あります。こちらの在籍は383人でした。
この2つの違いは近くの通信制高校はどう探す?にまとめました。
17か所すべてが高知市。こういう県は全国で高知だけ
拠点17か所の住所を1件ずつ確かめました。
17か所すべてが高知市でした。
全国で「拠点がある市町村の数」を数えてみました。結果はこうです。
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| 県 | 市町村の数 | 拠点 |
|---|---|---|
| 高知 | 1 | 17か所 |
| 徳島 | 3 | 22か所 |
| 和歌山 | 3 | 16か所 |
| 福井 | 5 | 15か所 |
1つの市町村に全部集まっているのは、高知だけです。
拠点の数そのものも少ないほうです。少ない順に並べると、次のとおりです。
- 1位:福井 15か所
- 2位:和歌山 16か所
- 3位:高知 17か所
つまり高知市以外に住んでいる場合、私立の拠点は県内に1つもありません。
四万十市からでも、宿毛市からでも、室戸市からでも、通うなら高知市に出ることになります。
17か所すべて、本校が県外だった
同じ17か所を、本校がどこにあるかで分けました。
本校が高知県内の拠点は、0か所でした。
これは全国でも珍しい形です。本校が県内の拠点が一つもない県は、岩手・秋田・高知の3県だけでした。
岩手は49か所、秋田は29か所すべてが県外です。
秋田の事情は秋田の通信制高校に書きました。
なぜこうなるのか。県立高知北も県立大方も太平洋学園も、連携協力施設を1か所も持っていないからです。
在籍が多い拠点は次のとおりです。
- ヒューマンキャンパスの高知学習センター:149人
- 星槎国際の高知高等学院:72人
- 鹿島朝日の高知大学:55人
在籍0人は9か所ありました。
17か所のうち52.9%です。
全国平均は38.8%なので、高知は高いほうになります。
面接指導ができるのは17か所のうち12か所です。
残る5か所は学習等支援施設で、スクーリングのときは別の場所へ行くことになります。
幡多の受け皿は県立大方。ただし定員の19.2%
高知市から離れた地域はどうなっているか。県の西部を見ます。
幡多郡黒潮町に、高知県立大方高等学校があります。通信制課程を持っています。
ただし数字は厳しめです。定員400人に対して、在籍は77人でした。
割合にすると19.2%です。
一覧で定員が載っている公立67校を並べると、大方がいちばん低い数字でした。
これは「人気がない」という話とは限りません。幡多地域は人口が少ないので、生徒の数もそれに応じて少なくなります。
選ぶ側から見た意味は、むしろ逆です。定員に大きな空きがあるということだからです。
四国の公立は、どこも似た傾向にあります。
| 学校 | 定員に対する在籍の割合 |
|---|---|
| 香川県立高松 | 30.6% |
| 徳島県立徳島中央 | 33.7% |
| 香川県立丸亀 | 34.8% |
香川の事情は香川・高松の通信制高校に書いています。
高知市に住んでいるなら、県立高知北が定員400人に対して290人です。こちらも空きがあります。
公立の通信制は授業料が低く、就学支援金を使えば実質的にかからないことが多くなります。中身は公立の通信制高校はどんなところ?にまとめました。
学費。給付金は「保護者がどこに住んでいるか」で決まる
通信制の学費は、国の就学支援金でかなり下がります。ここは全国共通です。
そのうえで確かめたいのが、授業料以外の費用を助ける「奨学給付金」です。返す必要はありません。
高知県の対象は、「高校生等の保護者等で、高知県内に住所を有している方」です。学校の場所は条件に入っていません。
保護者が県外に住んでいる場合は、その都道府県の制度が使われます。逆に言えば、県外の学校に通っていても高知県に申請できます。
通信制の額はこうなっています。
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| 世帯 | 国公立 | 私立 |
|---|---|---|
| 生活保護受給 | 32,300円 | 52,600円 |
| 非課税 | 50,500円 | 52,100円 |
受付は年に2回あります。県内の学校に在籍している場合は、学校が指定する日までに出します。
時期は年度で変わるので、学校か県に確かめてください。
県ごとの補助の違いは通信制高校の学費が安いのはどこ?にまとめています。
高知市の相談先
学校を選ぶ前に、相談できる場所があります。
高知市には教育研究所の教育支援センター「みらい」があります。
- 住所:高知市桟橋通二丁目1-50、アスパルこうち2階
不登校の子どもへの教育相談と、社会的自立を目指した支援を行っています。全体での通所、個別の通所、訪問支援の3つの形があります。
電話と受付時間は次のとおりです。
- 電話:088-832-4498と4497
- 受付時間:平日の8時30分から17時15分まで
- 休み:土日祝と年末年始
あらかじめ電話で面接の時間を予約する形なので、まず電話してください。
学校を決めてから相談するより、決める前に相談したほうが選択肢が増えます。進路の書類や出席の扱いは、いま在籍している学校を通したほうが早く進むことが多いからです。
決める順番
ここまでの内容を、確かめる順に並べました。

順番はこうです。まず住んでいる場所から、県立2校のどちらが近いかを見る。次に高知市の拠点が通える範囲かを考える。
そのうえで、スクーリングの回数と場所を聞きます。高知ではここが決め手になります。
問い合わせで聞くこと
- スクーリングは年に何日、どこでありますか
- この拠点には、いま何人が在籍していますか
- この拠点は面接指導ができますか
- 奨学給付金の受付はいつまでですか
まとめ
高知の通信制について、数えてわかったことを並べます。
県内の拠点17か所は、すべて高知市にあります。1つの市町村に全部集まっている県は、全国で高知だけでした。
17か所はすべて本校が県外です。本校が県内の拠点がない県は、岩手・秋田・高知の3県だけです。
幡多の受け皿は県立大方高校です。定員400人に対して在籍77人です。
公立67校のうち、最も低い割合でした。空きは大きくあります。
在籍0人は9か所でした。
割合は52.9%で、全国平均より高い数字です。
県の給付金は保護者が高知県内に住所を有していることが要件で、県外の学校でも申請できます。
資料を集めるところから始めるなら、広い区域の学校もひとつ見ておくと比べやすくなります。
KADOKAWAとドワンゴが運営する広域通信制です。対象は中学3年生から高校生・高校中退の人。資料を請求しても入学の義務はありません。PR
数字は文部科学省「分かる・見つかる通信制高等学校」の詳細検索用エクセルをもとに集計しました。2025年5月時点の数字です。
学費は高知県「高知県高校生等奨学給付金」によります。

