不登校

姫路市のフリースクールと不登校支援|利用料の半額・月1万円までの補助。条件は「出席扱いの認定」、申請は利用期間の途中まで

姫路市のフリースクール。月1万円までの補助と出席扱い
杉野 一樹

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姫路市で、学校に行きにくい子の通い先を探している。フリースクールの費用に、補助はあるのか。

そういう保護者に向けて、姫路市の公表資料でわかることを並べます。

先に答えです。姫路市は、フリースクールの利用料の半額を、月1万円まで補助しています。

条件は、在籍校の校長が出席扱いを認定していることです。

この記事で分かること
  • 補助は利用料の半額で、子ども1人につき月1万円まで
  • 条件は施設の認定ではなく、校長による出席扱いの認定
  • 申請の受付は、利用期間が終わる1か月前まで
  • 出席扱いになるのは、保護者が申請した日より後
  • 市の教育支援教室は、個別の相談から段階を踏んで進む
学校に行かなくなったあとの4つの段階。いま、学び直し、進路、その先
学校に行かなくなったあとの4つの段階。この記事は「いま」の話です。

姫路市の補助:利用料の半額、月1万円まで

制度の名前は「フリースクール等利用支援補助金」です。保護者に出る補助です。

項目 内容
金額利用料の2分の1(千円未満は切り捨て)
上限子ども1人につき、1か月1万円
対象の子年間30日以上欠席している不登校の小中学生
住所利用を始めた時点で、姫路市内に住んでいる
在籍姫路市立の小中学校・義務教育学校・特別支援学校
出席扱い在籍校の校長が、出席扱いを認定している

ほかの自治体から、同じ種類の補助を受けていないことも条件です。

対象になるのは、授業料と施設利用料です。消費税の分は除かれます。

入会金、入会前の体験利用料、飲食費、課外活動費、交通費は対象外です。

申請の期間:利用期間の途中で終わる

補助の申請は、年に2回の期に分かれています。令和8年度の日程です。

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期 利用期間 申請の期間 実績報告の締切
第1期4月1日〜9月30日4月1日〜8月31日9月30日
第2期10月1日〜翌年3月31日10月1日〜翌年2月28日翌年3月31日

申請の受付は、利用期間が終わる1か月前までです。期の最後の月に通い始めても、その期の申請には間に合いません。

予算の上限に達すると、その期の受付は終わります。市のページにそう書かれています。

申請は3つの段階

手続きは、次の順に進みます。

  1. 交付申請。申請書と、契約の内容がわかる書類を出す
  2. 実績報告。支払いの状況がわかる書類を出す
  3. 交付請求。決定書の写しをつけて請求する

支払いの書類は、領収書や通帳の写しです。スマートフォンで撮った画像でも出せます。

提出は、電子メール・郵送・持参のどれかです。出す先は、総合教育センターの育成支援課です。

条件は「出席扱いの認定」

姫路市の補助は、施設の一覧で決まる形ではありません。在籍校の校長が、その施設に通う日を出席扱いと認定していることが条件です。

松山市は、市が認定した施設の利用料を補助しています。姫路市とは、決め方が違います。松山市の制度は松山市のフリースクールと不登校支援に書きました。

市のガイドラインが目安になる

姫路市は、民間施設についてのガイドラインを出しています。校長が判断するときの目安です。

  • 不登校の子への相談・指導が、主な目的である
  • 入会金や授業料がはっきりしていて、学校と保護者に知らされている
  • 受け入れのときに面接をして、子どもの状況をつかんでいる
  • 学校と施設が、必要な情報をやり取りしている

出席扱いは、申請した日より後

ガイドラインには、注釈があります。出席扱いは、保護者からの申請日以降に認められるという内容です。

通い始める前に、在籍校に出席扱いの相談をしてください(当サイトの読み)。申請が遅れると、その前の日は出席扱いになりません。

出席扱いの国の考え方は不登校の出席扱いにまとめました。

オンラインのフリースクールも、条件つきで対象

通う施設を持たないフリースクールも、対象になります。条件は3つです。

  • オンラインで、スタッフや講師との双方向のやり取りが計画的に行われている
  • 動画やAIドリルを配るだけでなく、助言や人間関係づくりの活動がある
  • 活動の様子を定期的に確かめ、本人と直接話す体制がある

教材を配るだけのサービスは、対象になりません。

市の教育支援教室:段階を踏んで進む

姫路市の教育支援教室は、総合教育センターにあります。すぐに毎日通う形ではなく、段階を踏んで進みます。

最初は、保護者だけの初回相談です。約2時間かかります。

次に、子どもに担当者がついて、個別の相談が続きます。所要時間は40分から50分です。

頻度は隔週や月1回などで、状況に応じて変わります。

担当者が子どもの様子を見ながら、次の活動への参加を相談します。

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活動 人数・内容 日時
きらぼし5人程度の小集団。制作や運動水曜の午後、原則月3回
ふれあい5人以上の集団。活動と自主学習月・火・木・金の10時〜14時20分
すまいる(出張型)市内4か所。小集団か自主学習10時〜正午

「すまいる」は、広畑・安富・大塩・香寺の4か所です。家の近くで通いたい子のための教室です。

毎日通う場がすぐにほしい子は、民間の施設も候補になります(当サイトの読み)。

相談先と、保護者の会

相談の窓口は、総合教育センターの育成支援課です。小学1年生から18歳までの相談を受けています。

曜日 電話の受付
平日9時〜17時(受付は16時まで)
第2・第4金曜9時〜21時(受付は20時まで)
第1・第3土曜9時〜17時(受付は16時まで)

来所の相談は予約制です。まず電話相談から始めます。

保護者が語り合う「あゆみの会」もあります。開くのは第3土曜日で、予約は要りません。開く月は市のページで確かめてください。

通信制高校の拠点は姫路の通信制高校に書きました。

家から参加できるオンラインのフリースクールも、通い先の候補になります。

クラスジャパン小中学園の資料を請求する(無料)

明光義塾が運営するオンラインのフリースクールです。出席扱いの実績があります。資料請求をしても入会の義務はありません。PR

動く前に確かめる4つ

姫路市でフリースクールに通う前に確かめる4つ。在籍校への出席扱いの相談(認められるのは申請日より後)、申請の期間(期が終わる1か月前まで)、対象外の費用(入会金や交通費)、領収書(実績報告で使う)
動く前に確かめる4つ。補助の入口は出席扱いです。
  1. 在籍校への出席扱いの相談(認められるのは申請日より後)
  2. 申請の期間(期が終わる1か月前まで)
  3. 対象外の費用(入会金や交通費)
  4. 領収書(実績報告で使う)

よくある質問

Q. 姫路市のフリースクール補助は、いくら出ますか。

A. 利用料の半額で、子ども1人につき月1万円までです。

Q. どのフリースクールでも補助は出ますか。

A. 施設の一覧はありません。在籍校の校長が出席扱いを認定していることが条件です。

Q. オンラインのフリースクールは対象ですか。

A. 条件を満たせば対象です。教材を配るだけのサービスは対象になりません。

Q. 神戸市の助成は?

A. 神戸市の不登校支援に書きました。

まとめ

  • 姫路市は、フリースクールの利用料の半額を月1万円まで補助している
  • 条件は、在籍校の校長が出席扱いを認定していること
  • 申請は年2期。受付は利用期間が終わる1か月前までで、予算の上限で終わる
  • 出席扱いは、保護者が申請した日より後。通い始める前に学校へ相談する
  • 市の教育支援教室は、初回相談と個別相談から段階を踏んで進む

出典

  • 姫路市「フリースクール等利用支援補助金交付」(2026年4月1日更新)と「令和8年度フリースクール等利用支援補助金募集要項」。補助対象者、補助対象経費と対象外の経費、補助金額、交付申請期間等、申請の流れ、施設を有しないフリースクール等の要件
  • 姫路市「不登校児童生徒が相談・指導を受ける民間施設のガイドライン」(2026年6月22日更新)。民間施設の目安、オンライン上のフリースクール等の要件、指導要録上の出欠の取扱い、出席扱いは保護者からの申請日以降とする注釈
  • 姫路市「教育支援教室」(2026年4月7日更新)。利用の流れ、個別の継続相談、きらぼし、ふれあい、出張型教育支援教室すまいる
  • 姫路市「不登校・問題行動・発達における悩みの相談」(2026年4月8日更新)。対象、電話対応時間、来所相談
  • 姫路市「あゆみの会のご案内」(2026年4月7日更新)
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杉野 一樹(ペンネーム)
杉野 一樹(ペンネーム)
不登校・進路情報編集者
「みちほどき」運営者。 不登校や学校に行きづらくなった子どもと保護者に向けて、出席扱い、学習支援、フリースクール、通信制高校、高卒認定、進学・就職などの情報を発信しています。 専門家や当事者としてではなく、文部科学省や自治体、学校などが公開する情報を確認し、制度や選択肢をわかりやすく整理することを大切にしています。 「学校に戻る」だけではない、その子に合った次の道を考えるための情報サイトを目指しています。
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